吉野川第十堰 2007.3.10
ちょうど一年前も吉野川を訪れた春の旅.。川島橋から第十堰まで下りました。今年はその続き、第十堰から河口の干潟を目指すべく、日付が変わった深夜0時、金沢を後に、北陸自動車道にかけだしました。
この冬は記録的な暖冬で3月初めには初夏を思わす陽気となりましたが、その後一転真冬に逆戻り。この日の予報も荒れ模様。午後からは強風が吹き雨になるという。勝負は午前中、天候の変化に注意をしながらのツーリングとなりました。
河口干潟付近 今日の最終目的地となる河口付近の干潟です。
吉野川大橋を渡り左折。ここでは現在高速道路を通す新たな橋を建設中。
干潟の生き物たちは大丈夫かな?
付近に駐車しようと思っていたのですが、適当な場所が見当たりませんので、
徳島駅まで車を走らせ、駅前のデパートの駐車場に入れることにしました。
JRで出発地点まで吉野川をさかのぼり、川くだりが終れば、そこからバスで
戻ってくる。まさに絶好のポジションです。
駐車料金は1日1500円。安心料として高くはないですね。
徳島駅→六條大橋 徳島駅からは徳島線(よしの川ブルーライン)で石井駅へ。駅前にはタクシーが待機していましたが、
何を思ったかカヌーを担いで六條大橋を目指しました。地図を見た感じでは30分ぐらいで行くだろうと
思いましたが、重いカヌーは身に堪え、たっぷり1時間かかり、11時になってしまいました。
午前中が勝負なのに大変なタイムロス。急いでカヌーのセッティングにかかりました。
出発、向かい風 | |
11時40分、準備完了。待望の船出。勇んで漕ぎ出してみましたが、 川に出てみると、進行方向から強風が吹き上げてきます。 全力でパドリングしているのですが、一向に進みません。歩いた ほうが絶対に速い。どんなに両腕に力をこめてもでもやっぱり進まない。 腕はたちまち限界。この先河口まで、こんな向かい風の中を漕ぐなど どう考えても無理。天気も下り坂だし、ここが見極めどころ。 12時30分。50分たってようやく第十堰にたどり着いたところで、 この先のツーリングを断念。本日の漕航距離は約2キロでした。 バスが来る17時まで、第十堰付近を散策する事にしよう。 |
堰の下は汽水域 | |||
第十堰より下流は汽水域だという知識はありましたが、実際にそのさまを目の当たりにすると、やはり 驚きと感激に胸が踊ります。 ちょうど干潮に向けて潮が引いていくところ。水際に泊めたカヌーも、たちまち河原の中ほどに。 |
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右岸へ | ||
第十堰3度目で始めて、対岸(右岸)へと渡ってみました。というのも、これまでは、堰の上を豊富な水が 洗い流し、先へ進むことは出来ませんでしたが、今回は堰全体が完全に露出しており 、歩いて容易に渡る事が出来ました。 右岸にも、第十堰を説明する看板があり、思わずパチリ。菜の花も咲いていたのだ。 |
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堰下をぷらぷら | ||
カヌーに戻り、すっかり潮が引いた堰の下をぷかぷかと散策。 干潮で浮かび上がってきた州(干潟と呼ぶべきでしょうか)に上陸してみました。 なにか生き物がいないかと、砂利を掘ってみましたが、何も出てませんでした。 汽水域とはいえやはりここは川の中なんですね。シオマネキに会いたかった・・・ |
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水のない堰 |
左岸からの景色 水位が大きく低下しています。 |
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