軽井沢の巻(大会編)

第15日目 1月19日(土)
 先週に引き続き大会だー。軽井沢で行われる岡部哲也杯GSです。前日トレーニングがあるので、それにも参加します。

 軽井沢だから近くていいやー。と思ってしまったのが悪かったらしく、目覚ましも聞かずいきなり30分寝坊。3時30分おきの4時出発の予定が、4時おきの5時出発。そりゃこの時間に出ても間に合うけどさー、早めに行きたいじゃん。その方が余裕を持って仮眠もできるし。

 6時前に関越に乗りましたが、高速は3車線埋まってますが順調に流れております。上信越に行くクルマもそんなにないし、これなら軽井沢まで行けるかなと思いましたが、やはり眠くなってきたので横川で仮眠。30分でやめるつもりがやはり目覚ましが聞こえず1時間も爆睡。てめー、やる気あんのかー!!

 結局ゲレンデに着いたのは8時15分。まあ最終的には遅れてないのですが、早めについてホテル(宿泊先の千が滝温泉ホテル)によれれば駐車場代500円が節約できたのにー。

 フリーを何本かやってから集合場所へ。ポールは浅間コースに張ってありました。朝もちらほら雪が降ってた(すぐ止んだ)のですが、昨日少し降ったらしいのと、昨日降雪機で降らしたところもあり、ところにより柔らかいところがありました。

 考えてみると浅間コースのポールは2シーズンぶりです。出だしは例によって急斜面ですが、よーく考えると年明けのツバクロの方が急だったし、(急斜面の)距離も 長かったような気がします。で、最初はおっかなびっくり滑ってみたのですが、最初のライン取りさえ気をつければ入れます。なんだかんだ言って2年前よりも少しはうまくなっているのか(っていうかもとがヘタ過ぎ)、それとも板が変わったからだけか??

 むしろ今日は後半の中斜面や緩斜面で失敗するところが多く、そのあたりが反省点ですね。時々言われたのですが、緩斜面でスタンスが狭くなっていたようです。今日は「足下から動かす」というのを意識してやってみたのですが、できたかなというのは何ターンかありました。あとはこれを数をこなして身につけるですね。

 今日はあまり書くことがないのですが、まあポールの場合一つのことだけを集中して滑ることが多いので、あまり「あーして、こーして」と書けないんですよ。

 天気は快晴。さすが軽井沢。前日トレーニングは30人くらいいて、年齢も9歳から74歳(!!)まで。74歳の人は岡部さんがいうまでわからなかったですよ。滑りはどう見ても50代より上には見えませんでしたね。そうか、がんばればあと40年スキーができるのか。

 あ、もうこんな時間か。ワックスかけて寝よう。ではまた明日。
第16日目 1月20日(日)
 いよいよ大会本番の日です。

 7時30分から受付ですので、逆算して5時に起きました。風呂に入ってストレッチをして、着替えて荷物を積み込みます。そうこうしているうちに朝食の時間なので食堂へ。15分で食べて、チェックアウトしてゲレンデへ行くとちょうど7時30分でした。受付をしてみるとビブno.は167。300番代を予想していたので、ちょっと意外。まあはやいに越したことはないです。

 メインのゲレンデでフリーを数本してから開会式があるので、ゴール前に行きました。このコースは最後の急斜面の入り口がポイントです。斜面的には最後を除くとあまり斜度がありません。前回軽井沢で大会に出た(先々シーズンのファイナルカップ)では、急斜面の入り口でラインが落ちてしまい、タイムを失いました。なので、開会式前にゴール前から旗門をじっくり見ておきました。開会式があって、その後インスペクション。今回は気合入れて覚えましたよ。私が見たところ4つに分けられます。

  1. 最初の緩斜面(6旗門)
    ここはクロウチングでいくところですが、赤から青(右ターン)がつまっており、青から赤(左ターン)がインターバルがある感じ。
  2. 中斜面(7旗門)
    ここはそれほど特徴もなく、インターバルもほぼ均等な感じ。攻め所でしょう。
  3. また緩斜面(5旗門、4ターン)
    ここは重要。ここの入り方で急斜面のつなぎが決まりますから。最初にスルーゲートがある辺りがいやらしいですが、ここは普通に行くとして、後の3ターン(とりわけ最後の2ターン)はなるべく上から行かないと。最後は急斜面の入り口なので、あまり真っすぐ行かない方がいいと判断しました。
  4. 急斜面からゴール(8旗門、7ターン)
    最初の3ターンが急斜面。上から見ると上の旗だけが見えます。なるべく上から入るようにということを心掛けました。ただ滑り終わった人の話を聞くと意外と入れそうなので、あまり大回りをしないように心掛けました。その後にはスルーゲートが。これ自体は大したことないのですが、旗門の手前が盛り上がっているので、結構飛びそうです。あとはゴールに向かって一直線。
 これをスタート前に何回も繰り返して頭の中でイメージしました。

 前走が終わってから一旦車で休憩して、10時30分に出発してトイレに行ってから上に上がりました。ところがまだ順番まで間があったので、2本フリーしてからスタートへ。ワックスはがして、柔軟体操をして、としているうちに緊張感が高まってきます。たかが1本滑るのに前日から練習して、夜は部屋でワックス塗って、と考えるとプレッシャーになるはずなのですがならないところが不思議でしたね。

結局スタートしたのは12時過ぎ。滑り出したらあっと言う間でした。クロウチングは最初の6旗門と思ったのですが、そのあとも行けそうだったので、「行っちゃえー」5旗門くらい組んだまま。急斜面の手前もイメージどおりでした。急斜面も上から入れたので、苦もなく回れたし、なにもかもがイメージどおりでした。後で見たらタイムは思ったよりも1秒くらい遅かった(53秒48。ちなみにトップは46秒台)ですが、自分の限界スピードは出せたと思います。やはりインスペクションは大事ですね。

 終わったら急にどっと疲れが出たので、車で休憩。そのあと表彰式と抽選会。何か当たるかなと思いましたが、ここで運を使ってもね(負け惜しみ)。 そのあとは疲れてるし、リフトが激混みだったので、帰ることにしました。荷物を積んですぐに出たら、17時に着いてしまった。

いやあ、今回は大会そのものに集中することができたし、初めて自分のイメージ通りに滑ることができたので、本当に楽しかったです。


 

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