軽井沢でポールキャンプです。しかも講師はあの岡部哲也さん。なんとかがんばってレベルアップしたいですね。なんと今回は現地からアップします。
2月26日(金)
今日から3日間ポールキャンプである。一応「誰でも参加できる」と書いてあったので申し込んだが、どういう人が参加するのかちょっと不安。自分以外の全員がダウンヒルスーツでヘルメットをかぶってたらどうしよう(私は持ってない)?と思いながら、とりあえず出発。6時頃に東松山ICから関越にのって、途中寄居で30分休憩したが、それでも8時にはついてしまいました。予想はしていましたが、ここまで近いとは。驚きですね。 朝食&休憩して9時に受付して、15分後にスタート。レッスンは午後からなので午前中はフリー。とりあえずポールなのでスピード慣れしておこう。
軽井沢は初めてだが、晴天率が高いことで有名です。しかし今日は関東地方の天気が下り坂なので、特に午後はどうなるか心配。とりあえず10時の時点では晴れ。雪質は、人工降雪機を導入しているスキー場は例外なくアイスバーンが多いのでここもがりがりなのだろうかと思ったら、好天のため雪がゆるんだのでちょうどよかった。リフトの係りの人も「今日は気持ちいいでしょう」と誇らしげに話しかけたのが印象的でした。ちなみにこの係りの人によると10時30分頃現在で気温がプラス5,6度あったらしいです。
最初はパノラマコースを滑りました。ここは15度から20度くらいの斜度の中斜面できちんと圧雪してあったのでとても練習には最適でした。ただ所々にジャンプ台のようなものがあったのが不思議でした。
その後は第2高速リフトに乗ってスラロームコースへ。ここは中級と上級がありますが中級は圧雪してあってポールの練習には最適。斜度は結構ありますが今日はそれほど凍っていなくて滑りやすいです。さらに移動してアリエスカコースへも行きました。ここも圧雪された中斜面ですが、ここはすり鉢状になっていてちょっと難しいです。このコースの下のレストランで昼食をとり、その後戻ってクルマの中でちょっと休憩。
午後はいよいよレッスンです。レッスンは浅間コースを貸切で行われました。このコースは午前中1回滑りましたが、出だしを除くと斜度はないですが、片斜面でしかも幅が狭く、さらに左にうねっているのでとても難しいです。ここで2本フリーで滑って、いよいよポールへ。今日のポールセットはきわめて直線的ですがインターバルがきついです。ターンのはじめから早めに加重するようにというねらいのようです。ポイントは両足の同時操作。最初は外足にしか加重できなかったので全然うまくいきませんでしたが、岡部さんのアドバイスでだんだんうまくいくようになりました。まあ完全にはできないけど。レッスン中にはビデオも撮ってもらいました。
ちなみに雪質は午前中は最高でしたが、あまりに気温が高いので、午後は重い雪になって、まるで春スキーのようになってしまいました。
リフト待ちは第2高速は2,3分待ち。ただこのスキー場は1人用の列があるので、そこに並べばそれほど時間はかかりません。
レッスンは4時までで、少しフリーで滑ってホテルへ。食事を済ませて、7時30分からビデオチェック。ここでは岡部さんが下肢の運動(膝の返し方など)についてレクチャーした後各自の滑りについてコメントをくれました。膝の返しについては滑っているときもアドバイスがあって、意識してやってはいるのですが、ビデオでは全く現れていないことがわかりました。明日の課題としては、きちんと角付けして加重すること、急にスキーを横にしないことですね。
2月27日(土)
朝起きて着替えて駐車場に出たが、驚いたことに雨が降っている。こことゲレンデはそれほど標高差はないし、大丈夫か??と思いながら私のジムニーで8時30分頃ゲレンデに行きましたが、とりあえず雨はやんでくれました。しかし当然雪質はかなり重くなっています。しかも浅間コースに行くとガスががかっています。果たしてポールは見えるのか??
昨日は5人でしたが今日は10人ほど参加者が増えて15,6人になりました。ガスの中インスペクションの後フリーで1回滑ってからポールにはいりました。タイムは計っていないので一概にはいえないですが、結構速い人が多いです。さて私はというと昨日のアドバイスを頭に入れながら滑りました。膝の返しはまあまあできた方ですが欲を言えばもっと足をのばして(投げ出して)滑れればよかったですね。
天気は11時をすぎると回復して、いきなり晴れてしまいました。これは午後は思い切り滑れると思うと楽しみです。ただ午後は風が強いらしいです。
昼食の時間になって、とりあえず高速第2リフトの方に降りましたがリフト待ちはすごい状態!!並んでないのでわかりませんが10分から15分待ちです。案の定どこのレストランも行列ができている状態で、仕方がないので横川の釜めしを買ってクルマの中で食べました。でも釜めしだとクルマの中でもそれほど食べづらくないし、かえってリラックスできるのでよかったです(負け惜しみか?)。
午後はすっかり晴れて、ポールも上から下までぜーんぶ見えます。午前中はせいぜい3本しか見えなかったけど。私は集合時間に遅れてしまったので、岡部さんの滑るのをリフトの上から見ました(かえってよく見えた)が、このとき隣に乗った子供の一言。「あの人、うまいね。」当たり前だ!!ワールドカップで表彰台に立った人をつかまえて何をいうんだと思いましたが、まあ、子供にいってもしょうがないか。
今度は膝の返しのほかに足を投げ出すことも意識してやってみたのですが、うまくいったりいかなかったりで、ビデオ撮りの時は大失敗してしまいました。
リフトに乗るたびに思ったのですが、リフト(第1高速)があまりにもよく止まるので、おかしいと思ったら上空の方は風が強いらしい。地表はそうでもないけど。しかもリフト待ちがどんどん増えていくのでよく見ると強風のため減速運転をしているらしい。とうとう3時過ぎにデラパージュしたあと並んでいたら運休してしまいました。これは困った。どうやって上にあがればいいんだ!!しかもデラパージュしてから1回も滑ってないのに!!
というわけで結局隣のペアリフトにのって(25分待ち)集合したあと解散。悔しいんでその後パノラマコースを2本滑ってから帰りました。(第4ロマンスリフトは結構すいていた)
夜は夕食の後ビデオミーティング。膝を返すことにより生まれる力を解放して思い切り投げ出すという感じとのこと。これを明日やってみよう。ビデオでは膝の返しがあまり見られないのが反省点。
その後は近くの居酒屋で懇親会。岡部さんは結構クルマ好きらしい。いろいろな話で盛り上がって、12時前に解散。明日は早起きしなくちゃ。2月28日(日)
いよいよ今日は最終日。昨日の昼間さんざん雪がゆるんで、夜凍ったので、アイスバーンは必至と思ったら、そのとおりでした。ただ天気は良く。視界は最高。昨日はいろいろ考えすぎてしまったので今日は滑るときはあまり多くのことを考えないようにしよう。ということで、ポイントを絞ってみました。
- 足を投げ出す。(伸ばし荷重)と角付け
- 内足の足首の曲げ(内足の緊張を持つため)
- スキーを曲げよう(回そう)としないこと
とは言ってもやはり急斜面のアイスバーンだとどうしても守りに入ってしまってうまくいかない。特に内足の曲げを忘れてしまって角付けしようにもスキーがずれてしまってどうにもならない。投げ出すのと内足の曲げがうまくいっても今度はスキーを回しすぎたりして。特に岡部さんには「絶対に回そうとするな」と強く言われました。
昼食のあと午後は日当たりがよいせいで若干雪がゆるんできて、最高に近いコンディション。ポールセットも少し直線的なので、(自分としては)めいっぱい攻めてみました。とくに急斜面でスキーを回さないことを心がけました。まだまだとは思いますがまあ少しはましになったかな。フリーの時に膝を返したときの抜重の感覚も少しつかむことができました。うまくいかない方が多いけど。でもこの感覚を身につけることができれば競技だけではなく基礎スキーにも役に立つような気がします。午後はファミリー客がかなり帰ったのでリフトも空いていて、結構本数も滑ることができました。
3時30分にレッスンが終了して、記念撮影のあと解散。そのあとは復習もかねてパノラマコースで4時30分まで滑って、5時に出発。プリンス通りに出ると、2車線あるのに両方とも動かず。どうやら18号パイパスと交差しているところで渋滞しているらしい。そこでちょっと遠回りだけど、18号(バイパスじゃない方)にでて裏道(ガラガラ)に入って、72ゴルフ場のあたりに出ました。そしたら碓井軽井沢ICまで30分でついてしまった。上信越道はここからだと渋滞しないが、さすがに関越道はかなり混んでて、花園までは走ったりとまったり。とうとう眠くなって寄居で1時間寝てしまいました。そんなわけで家についたのは9時30分。いやー、疲れたけどとても有意義な3日間でありました。
最後にスキー場についてですが、土日はかなり混みます。八方も混みますが、ゲレンデの人口密度もリフト待ちも平均すると八方より上です。基本的にはファミリー客が多く、斜面も緩斜面や中斜面がほとんどですが、結構バリエーションがあって日帰りなら楽しめます。平日に日帰りで行きたいけど万座まで行くのが面倒な人にはちょうどいいかも。ただガンガン滑る派の人やコブがないと気がすまない人には物足りないスキー場、といった感じですかね。ゲレンデの管理などソフト面については私が行ったプリンホテルグループの中では最もよいでしょう(苗場に行ったことないので何ともいえませんが)。総合評価は平日は75点、休日は40点といったところでしょうか。![]()
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