Last Updated 2009-04-11    
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近頃我が家でオタクもの
DNRH−001ベースの無音PCを作る 編

いやはや何とも、一年以上の放置とは。。子供の野球とかで忙しかったせいもありますが、あまりにも間が空き過ぎて、再開するにはちとハードルが高かった事も事実です。

しかし、オタクな活動を休止していた訳ではなく、いろいろやっていました。

今回、かの名機DNRH−001ベースの無音PCを作りましたので備忘録も兼ねてUPしておきます。

2009-04-20 ベンチの画像を掲載。末尾にポインタを追加。


写 真

解 説

DNRH−001とは、爆安(どうもこの言葉に弱くてね。。)Win-XPマシンとして一部マニアの間で名を馳せたPCです。確か、最安値が1万円を切った頃に14,800円で購入しました。

主なスペックは以下の通りです。
DNRH−001の詳細はリンク先のページ参照下さい。ものすごい情報量です。まさにGood Job!)

CPU −− VIA C7 1GHz
HDD −− 40GB
OS  −− WindowsXP Home

どこがツボかというと「ファンレス」これです。左の画像でわかる通り、マザーボード上にはファンはありません。電源ユニットにもファンがないので、動作中はHDDの音のみが聞こえます。

C7の1GHzですからパフォーマンスは推して知るべしですが、メモリを1GBに増やしている事もあり、Webブラウジング程度では全く不満を感じません。
ていうかそもそも明確な使い道をイメージして買ってない(^^;)←じゃあ何の為に買ったのよ(苦笑)

DNRH−001のマザーボードはVIAのEPIA-PDというMini-ITX規格のボードです。

規格さえ合えばマザーの換装も出来る訳ですね。

という事で、見つけたのがコレ。

Foxconn 45CTD

インテルの省電力デュアルコアCPU Atom330搭載のMini-ITXマザーです。
Atom330はデュアルコア+ハイパースレッディングテクノロジ(HTT)でOSから見たら4CPUに見えると言う、
まさにオタクの琴線に触れるスペックとなっています。

私も、買ってみよう!(ミッチー風に)

ついでなので、永年の願望を実現する事にしました。

その願望とは「無音PC」

ファンレスシステム+SSDで、音が一切出ないPCを作ります。

備忘録その1 フロントI/Oパネルのピン配置

VIAのページからはEPIA-PDのページはなくなっており、EPIA-PEのマニュアルを参考にしました。(左のピンアサインは換装前のEPIA-PDのもの)

なお、45CTDに換装する場合はPowerLEDの配線を3pin→2pinにする必要があります。

備忘録その2 電源およびI/O

最も違うのが電源周りです。

DNRH-001の電源仕様はATX20pin、対して45CTDの電源仕様はATX24pin+4pinです。

この辺でそれぞれの変換コネクタが出ています。

が、

なくても動くみたいです。

左の画像(緑矢印部)の通り、メイン電源コネクタはATX20pinで4pin余っちゃってます。
更に、CPU用4pinコネクタには何も刺さっていません。

これでも一応動いています。

次が、UPS用のコネクタ(黄矢印部)で、これはcomポートにつながっています。

45CTDのcomポートはここです。

備忘録その3 UPS制御ソフト

UPS制御ソフトは、c:\prog..(以下左の画像参照)に入っています。

ちなみに、このフォルダをコピーするだけでは動きません。

なんちゃらOCX(3個)を旧ハードディスクからコピーする必要があります。
(これも左の画像参照)

ライセンスについての質問はしないで下さい^^;)
とりあえず、「こうすれば動く」程度という事で。。

ちなみに、備忘録その2の画像の接続先は「com1」になっていますので、「CommPortSetup」から変更する必要があります。

完成。

デュアルコア+HTTで4CPUに見えています。

CrytalMarkの結果。

(BENCHとかしばらく取ってなかったので、早いか遅いかよくわからん。)

このページにあるオリジナルのスコアと比較すると、やっぱり相当早くなっていますね。

BENCH終了後のCPU温度。

60℃とは。。

なんかやっと動いているって感じですね。寿命短そう。

(残念ですが、12cmの低速ファンでも付けて空冷を考えようと思います。)

これは、家族用のマシンののBENCH

AthlonXP 2500+
K7N2GM−IL

うーむ、遅いと言われるAtomですが、充分早いじゃないの。正直驚いた。

実用上はこのAthlonXP 2500+でも全く不満はないので、Atomで不満を覚えるシーンはほとんど無いと思います。

これが板+CPUで8千円で買えるのであれば、古いマザーを使い回してCPU換装なんて、「趣味」以外の何物でもないですね(苦笑)。

ちなみに、メインマシンのBENCH

Athlon64 5200+
MA78GPM−DS2H
オンボードビデオが早いのが特長、との触れ込みに惹かれ買った板です。

やっぱり早いのですが、D2DのスコアがAtomに負けてる。何故??

SSDのベンチ

箱に書いてあるスペックには、

Read:up to 163MB/sec
Write:up to 97MB/sec

とあります。まあまあな値ですかね。

参考までに、メインマシンのベンチ

WD6400 640GB 7,200rpm

参考までに、RRamdiskで作ったメインマシンンのRAMDISKのベンチ
(笑っちゃうほど爆速!)

ちなみに、インターネット一時ファイル用に使っています。

<インプレッション>

無音!色っぽい。(工藤静香の曲ね)

当たり前ですが、電源投入時のリレーらしき音と、起動時の「ピ」という音以外は一切無音です。

「いや〜、こりゃあ参った」、とニヤニヤする自分がいます。

思えば、初代98ノート(これはRAMドライブにシステムを入れていて無音だった)以来、約20年ぶりの完全無音PCの誕生です。

この辺の改造で相当静かにはなっていたのですが、HDDの音だけは消せずにいました。
実現してみると、やはり完全無音は色っぽいです。(しつこい)

(工藤)静か〜〜

HDDのモーター音の呪縛からは逃れられないと、知らず知らずのうちにフィルタをかけていた事を改めて実感。

気になる筐体の温度ですが、この原稿を書いてる状態(室温20度くらい?)で「暖かいかな」という程度。

まあ、過熱→火災だけは怖いので、一応、BIOSで温度リミッタ(設定温度以上になると強制シャットダウン)の設定をしています。

追記:CPU温度65℃でアラームを出す設定にしたら電源投入後2時間で「ピピピ」と来ました。 ♪冷えないのよ〜 uh〜

その他には、電源コネクタ周りで手抜きをした為か、「電源LEDが点滅する」という現象が出ています。
ま、動作しているので気にしません。
ここでは「自然に治っちゃう」という書き込みがありますが、どうなんですかね。。

で、パフォーマンスですが、Webブラウジング程度では全く不満を感じません。って改造前と同じじゃないの。
ていうかそもそも明確な使い道をイメージして買ってない(^^;)←じゃあ何で手間と金かけて改造したのよ、と言って最初に戻る(爆)

<ポインタ>

清水隆夫の「Good Job!」 ものすごい情報量です。まさにGood Job!

お父さんの為のPC講座 なんちゅうネーミング(笑)。分解写真の宝庫。トップページはこちら

usy wiki まとめサイト。

自作PC板「ファンレス DNRHシリーズってどうよ Part6」 おなじみ2ちゃんねる。もう書き込みは少なくなりましたね。

楽しかった♪(ま、目的はコレでしょうな^^;)

続く!

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