Last Updated 2007-04-02 |
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静音PCを作ろう!
久々の更新はオタク・工作ものです。
居間においてあるかみさんと子供用のPC(AthlonXP 1700+)が不調で、2月以来、Windowsの再インストールをしたり、部品をひとつひとつ変えてみたり、挙句の果てには無線LANを有線にしたりしていました。
しかし、一向に良くなりません。いい加減毎週Windowsの再インストールも飽きたので、もう根本的に対策すること(買い替え)を検討することにしました。
DELLからは、毎週のように5万円台のPCの案内が入って来るし、プラットフォームの刷新もいいかな、とは思ったものの、今のタワーケースにはCD−RWが2台つながっており、買い換えるケースは5インチベイがひとつしかなく、オンザフライでCDが焼けなくなってしまう為、買い替えには2の足を踏んでいました。
そんな時、出会ったのがこれ。
ジャンク・・♪ジャンク・・♪じゃんく・・♪
次の土曜日(雨)。AM9:45、某所へ。
さすがオタクの街、秋葉原、みんなチノパンにリュック。家を出る時、かみさんに「秋葉原っぽい?」と聞いた俺がバカだった。
で、ゲットしたのがこれ。何で2個あるのかって?それは。。(ファンは空き箱です。) |
MSI-K7N2GM-IL 誇らしげな値札。2,280円! |
げっとした80mmファン。何に使うかというと。。。 |
そうです。うるさい電源の改造用です。 |
左が交換前。右が交換する「ヤマヨウ」のファン。羽根の形が全然違いますね。 |
語り:1
我々Socket7の頃からのオタクの最新流行は「FANはヤマヨウ(*)」これだね!
(*)正しくは「SANYO(山洋)」である。家電の「三洋」と区別する為、オタク達は密かにこう呼んだ。
一応、スペックシートなど。
型番 | 109R0812T4H80 | rulian science rdh8025b |
回転数 | 28℃→1,450r.p.m. 31℃→2,278r.p.m. 35℃→2,900r.p.m. |
3,000rpm |
最大風量 | 1.07-0.51m3/min | 1.03m3/min |
音圧レベル | 14-29db | 30db (over) |
サイズ | 80(W) x 80(L) x 25(H)mm | 80(W) x 80(L) x 25(H)mm |
最大回転数時の風量と騒音はほとんど同じ。しかし、低温時は回転数が下がる為、非常に静かになる。
で、これが温度検出用のサーミスタ。 |
語り:2
電源回路ですから、最大風量はノーマルと同等じゃなきゃやばいっすよ。最悪火が出ますからね。はっはっは。
サーミスタはこのへんに。 |
吸入口の拡張。 |
語り:3
この電源は、ファンの回転数が高いだけでなく、吸入口の面積が小さすぎて吸入側が真空状態となり、ファンが真空切りをしていたのも騒音の原因です。吸入口を広げ、流量を増やして流速を下げます。(上手く説明出来ない。説明のアイディア求む!)
で、2台目(汗)1台目と比べると作りがチャチですね。 |
サーミスタはこの辺に。吸入口の拡張工事がわかりますね。 |
で、効果ですが、劇的な改善です!
何しろVGA,LAN,IEEE1394、USBなど全部オンボード、しかもファンレスなので、このPCには電源ファン(1450rpm)とCPUファン(これも交換しました。ノーマル5400rpm → 2600rpm)しかありません。ハードディスクのアクセス音が聞こえる程、静かなPCになりました。
しかも、拡張カードは一枚も刺していない為、非常に低消費電力(=発熱小)。システムでも32℃、CPU29℃です。
しかし、何よりもイイのはコストです。ファンの方がマザーボードより高い!
という事で、余ったパーツでもう1台組んじゃいました。。。
(♪パペポピ神様、またやってしまいました。♪)