実は昔から文部省さんは一橋の学長選挙を「法律違反だぞ〜」と言ってきたんだ。「学生が学長を選ぶとはなまいきだぞ」って理由なんだって。そして「おまえら生意気だからそんな選挙で選ばれた学長なんか認めてやらない」って言われたんだ。でもね、実は法律違反じゃなかったんだ。「教特法」と呼ばれる法律のどこにも一橋は触れてはいなかったんだ（「かつたメモ」と呼ばれる法学部の先生が書いた、一橋は悪いことをしてないよって明らかにしたメモも残っているんだ）。でも文部省さんは学長を認めてくれない…　困ったよお〜！

　そこで大学は「いずれ近いうちに学長選挙は見直しますよ」って書いてある「メモ」を文部省に提出し出したんだ。で実際にはそんなことはしないとね。さすがにこれには学生自治会は、「これじゃこっちが後でうそつきになるじゃないか、メモなんか出さないでがんばった方がいい」と言って、もめちゃったこともあるんだって。 　とにかくこうして、毎回毎回「メモ」の内容を長くしてごまかしてきたんだ。そしていよいよ「ごまかしきれないよ〜」って今期の学長の阿部学長がいったというわけ。何で今年になってごまかしきれないと言い始めたかというと、それはさっきの「大学改革」の話につながるんだ。