White Elephant の謂れ

私のハンドルネームは 白象 (White Elephant という意味) です。 自宅用のパソコンは私に
とって White Elephant  になりつつあったので自虐的に付けた名前です。 White Elephantは
英語で 「不必要だがさりとて処分しにくい所有物、始末に困るもの、もて余しもの」 「その効用に
比して途方もない出費を必要とする所有物、金のかかる厄介物」 という意味であり 
私のパソコンは 正に White Elephant でした。 自分のホームページを持ってからは 私の
パソコンがWhite Elephant でなくなったことは 言うまでもありません。

White Elephantの謂れは ハンドルネームを白象とした時点では漠然とした理解でしたが 次ぎ
のようなものであることが分かりました。。

象はタイでは、日常生活ばかりでなく、重要な戦争にはなくてはならぬもので、勝敗の分かれ
目は象部隊の活用如何にあったそうです。 象のなかでも、とくに白象は王者の象徴で、神聖視
されており 白象には偉大な王の霊が宿るとされ 労役に使われることはありませんでした。

白象崇拝の起源はどこにあるのか それはどうもインドにあるようです。 お釈迦様の母親
マーヤー夫人が身ごもったのは 夢の中に現れたペニスを象徴する聖なる白象の鼻によるという
神話があり この話がインド タイ ラオス カンボジアなど東南アジアの広い地域で広まった
そうです。

白象の飼育には莫大な経費を必要とします。 昔、シャム(タイ)の王様が、有力な家臣にこれを
贈ったところ家臣は、王様からの賜り物だから大切にしなければならず、しかし世話するには
膨大な経費がかかり、破産してしまったそうです。 王様の狙いは、実は 嫌っていた有力な臣下
を破産させるのが目的であったそうです。 こういうわけで、White Elephantとは、「費用や手数が
かかるばかりで、得にならない持て余しもの」をあらわすようになったのです。

White Elephant という言葉を私が最初に聞いたのは 約20年前で オーストラリアの
自動車会社に出向していた時でした。 メルボルンにあった製造工場が老朽化し生産能力も充分
でなくなったので メルボルン郊外(ALTONA)に身分不相応と言える新工場を建設しました。 
身分不相応の新工場を持ったことに 批判的な豪州人の何人かが 「これはWhite Elephantで
ある」 と言ったのを今でも鮮明に記憶しています。 新工場になって品質も飛躍的に向上し 
中近東諸国への輸出も可能となったので White Elephantになるというのは杞憂でしたが・・・・。

尚 White Elephant の説明は桑原政則氏のHPにあったものを一部利用させていただきました。

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