パソコンのバックアップはどこまでやれば充分か?

家のパソコンが急に動かなくなったので 近くのパソコンサポート屋さんに見て貰ったところ ハードディスク
の具合が悪く修理困難という診断だったので 近くのアウトレット(上新電気ピットワン新浦安店)に行き 
新しいパソコンに買い替えました。 今まで使っていた旧パソコンのバックアップ(データの複製作業)を全く
行っていなかったので 心配しましたが パソコンサポート屋さんが特殊技術を駆使してバックアップを
行ってくれたので助かりました。

これを契機に このページでは パソコンのバックアップについて考えてみます。

1.バックアップはなぜ必要か? 

パソコンのバックアップを行っていないと ハードディスクが壊れたり新しいパソコンに買い替えた時に 
自分の作成したデータが全て消えてなくなるので 消えたデータの復元に四苦八苦します。 同じデータを
印刷に残してなければ 先ず復元するのは不可能ですし 印刷されたデータをキーボードを使って再入力
するのは 大変な作業になるからです。

今回は パソコンサポート屋さんのお陰で 幸運にもバックアップして貰えましたが  今後は 万全を期して
パソコンのバックアップを自分で確実にやることにしました。 

その為には 「パソコンのバックアップはどこまでやれば充分か?」をはっきりさせないと バックアップ
しても中途半端になるので 先ず考え方を整理してみました。

2.リカバリとバックアップを混同していませんか?

恥ずかしいことに 私はパソコンの「リカバリ」と「バックアップ」を混同して理解していました。 

パソコンの「リカバリ」とは 基本的に 「パソコンを買った時の状態に戻す」ことです。 購入したパソコンの
取扱説明書には リカバリの方法についての説明が必ずありますが リカバリ方法を理解する必要は
(通常)ありません。 ハードデイスクが壊れ修理を依頼するなら パソコンは修理され買った時の状態で
戻されるからです。

「バックアップ」とは パソコンを買った後にユーザーが作成したデータのコピーを CD-RW等の外部記憶
装置に残す(バックアップする)ことです。

パソコンを買った後に パソコンの諸設定(インターネット 電子メール プリンター ウイルスバスター
年賀状作成などの購入ソフトを機能させるパソコンの設定作業)を行いますが これはバックアップ対象
から除外することにします。 パソコンの諸設定をバックアップするのは 余程の専門家でない限り 普通の
人には難しく バックアップして無くても簡単に再設定できるからです。

バックアップの対象から リカバリとパソコンの諸設定を除外すべきであり パソコンを買った後に作成した
重要データだけをバックアップすれば充分です。 

3.何をどこまでバックアップするか?

バックアップすべきは「パソコンを買った後に私(ユーザー)が作成した重要データ」と得心した上で 私は
バックアップする内容を以下と決めました。

      1.Wordで作成した個人的な重要メモ
      2.デジカメ写真
      3.私のホームページに載せたコンテンツのファイル
      4.電子メールソフト(OutlookExpress)のアドレス帳
      5.年賀状作成ソフト(はがきスタジオ)の住所録

上記1〜3をバックアップするのは 該当ファイルをCD-RW等にコピーするだけなので 至って簡単です。

問題は上記の4と5で 私はバックアップする方法が今まで分からず諦めていました。 なぜ分からなかった
のかと言うと 4と5のファイル名とファイルされている場所を探しても分からなかったからです。 
5についてはメーカのマイクロソフト社に電話し聞こうとしましたが 購入して6カ月以降は質問できないと
分かり 諦めていました。 今回 上記4と5のバックアップ方法を究明し ようやく分かりました。

4.電子メールソフト(OutlookExpress)アドレス帳のバックアップ方法

電子メールソフト(OutlookExpress)アドレス帳のバックアップ方法は パソコンのデスクトップから以下の
手順で行います。

「スタートボタン」→「すべてのプログラム」→「アクセサリー」→「アドレス帖」→「ファイルメニュー」→
「エクスポート」→「アドレス帖」→「デスクトップに保存」→「デスクトップのファイルをCDにコピー」

バックアップしたアドレス帳をパソコンに復元させる作業は OutllookExpressを起動し 以下の手順で
行います。

「ファイルメニュー」→「インポート」→「アドレス帖」→「インポートするアドレス帳ファイルの選択」→
「バックアップを保存した場所からファイルを開く」  

OutllookExpressのアドレス帳だけでなく 送受信されたメールを一緒にバックアップする方法も別にあり
ますが アドレス帳だけのバックアップで充分と思います。

5.年賀状作成ソフト(はがきスタジオ)住所録のバックアップ方法

私は年賀状作成ソフトとしてマイクロソフト社の「はがきスタジオ」を利用しています。 今回 バックアップ
方法を究明しようと思い Googleを使い「はがきスタジオ」「バックアップ」の2語をキーワード検索したところ
はがきスタジオの住所録データをバックアップする方法と開く方法 という正にドンピシャリのWebページに
ある説明を見つけました。

バックアップ方法は 「はがきスタジオ」を起動し 以下の手順で行います。

「操作パネル」→「住所録」→「住所録ファイルに名前を付けてデスクトップに保存」→
「保存されたデスクトップにあるファイルのコピーをCD-RWなどに移す」

バックアップした住所録ファイルを パソコンの「はがきスタジオ」に復元させる方法は 以下です。

「バックアップした住所録コピーをデスクトップに移す」→「はがきスタジオを起動」→「操作パネル」→
「住所録」→「ファイルメニュー」→「住所録を開く」→「住所録ファイル」→
「住所録ファイルをバックアップしたデスクトップ上のファイル名を選択し開く」

6.まとめ

パソコンのバックアップをどこまでやれば充分かは 意見が分かれますが 電子メールソフト
(OutlookExpress)アドレス帳と年賀状作成ソフト(はがきスタジオ)住所録のバックアップをやらない限り
充分とは決して言えないと思います。

私の場合 1)Wordで作成した個人的な重要メモ  2)デジカメ写真 3)私のホームページに載せたコンテンツ
のファイル  4)OutlookExpressアドレス帳  5)はがきスタジオ住所録 のバックアップを全て完了したので 
これで万全(パソコンのハードディスクがいつ壊れても困らない)と思います。

最近では 市販のバックアップ専用ソフトやXPのバックアップ機能があるそうですが そんなものを利用
する意味は全くなく 私が行ったようにバックアップすれば充分と思います。

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