下タ沢会によせて(覚書)

10ケ町村から5ケ町村へ

 こうして発足した「鹿角10ケ町村は、昭和28年以降の町村合併に至る約65年の長 い間、地方自治体としてそれぞれ活発な歩みを続け、特色ある地域性のもとに独自 な醇風良俗と諸産業の育成と、大きな貢献を残した。その間それぞれ町制が施行さ れるまで発展した」として、
 小坂町:大正3年5月14日
 大湯町:昭和3年11月1日
 尾去沢町:昭和11年10月1日
 なお、花輪・毛馬内は明治22年の合併時町制となったものと思う。
 
 昭和28年「秋田県では町村合併促進法の施行にともなう、昭和28年9月11日の 「町村合併に関する件」閣議決定の方針にのっとり、昭和31年9月末日まで(町村合 併促進法の有効期間中)に、小規模町村(人口八千人未満)を合併し、町村数を3分 の1に減少することを目途として」町村合併を促進した。
 
 鹿角も各町村の利害得失がからみ難行したが、次のように5ケ町村となった。
○昭和30・3・31 毛馬内町・錦木村が合併して十和田町。
 〃 31・3・20 十和田町が小坂町(旧七滝村)の一部を編入。
 〃 31・9・30 十和田町・大湯町が合併して(新)十和田町。
 〃 30・4・1 小坂町・七滝村(一部は十和田町へ)が合併 - 小坂町。
 〃 31・6・15 宮川村・曙村が合併して八幡平村。
 〃 31・9・30 花輪町・柴平村が合併 - 花輪町。
 (尾去沢町は独立)

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