下タ沢会によせて(覚書)

宗門改めなど

○宗門改:江戸幕府の宗教制度。キリシタン禁圧の一手段として領民の宗旨を踏絵、 寺請(てらうけ)などによって検察したこと。全国にわたり、毎年領民一人一人に ついて宗門人別帳に記載し、檀那寺に仏教宗派の帰依者であることを証明させた (明治6年(1873)廃止)。
○宗門人別帳:村ごとに宗門改の結果を記した帳簿。のちには人別帳も兼ね、一戸 毎に戸主、家族、奉公人の名前、年齢、宗旨、檀那寺などを記載し、戸籍名簿の役 割をも果した。
○寺請:江戸時代、庶民がキリシタン信徒ではなく、檀徒であることを、その檀那 寺に証明させた制度。
○人別帳:江戸時代の戸籍。当初キリシタン吟味のため設けたが、享保(1716〜36) 以後人口調査の目的で6年毎に作成。これに記載されない者は無宿者とされた。

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