下タ沢会によせて(覚書)

ハタハタ物語り

 春から秋に一足飛びに行ってしまうわけではないが、ニシンといえばハタハタだ。 秋も終りになり、山には木枯しが吹く頃になり、海が荒れるようになると獲れだす といわれた。そのハタハタも近年ニシン同様さっぱりとれなくなり、数年前?県漁 連では、全面禁漁にした。この頃少しとれるようになったようだが、今年の3月13 日、朝日新聞(秋田版)の記事によると、「県漁連では平成4年(1992)から三年間 全面禁漁とした。その後資源量が順調に増えてきており、今シーズンの漁獲量は 1,059トンで、18年ぶりに1,000トン台を回復した。昨年の1.4倍、全面禁漁直前の 1991年のシーズンに比べ、14.6倍の量であるという。こうしたことをうけて県漁連 では、ハタハタを「県の魚」に指定してもらおうという動きが出ているという。東 北六県で県魚の指定のないのは、秋田県だけだという。」ということだが、資源量 が回復してきたといってもまだ高い。たまにハタハタカヤキでもやろうかと思って、 大きくてうまそうなのには手がでない。小さいのでガマンとなるわけだが、それも よその県なのか、韓国産なのかと思えば味もいまいち、といったところだ。

 ちなみに県の木は杉、花はフキのとう、鳥はヤマ鳥、鹿角市の木はナナカマド、 花はベニ山桜、鳥は声良鶏である。

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