10 お白さま(谷内)
 
        参考:八幡平地区連合青年会発行「むらのいぶき(八幡平の民俗)」
 
 お白シラさまは、約30pの桑の木の棒一対をそれぞれ男女にした二体の神様である。こ
れに「おせんたく」という布片又は真綿を着せている。
 縁日を定めて「おしらあそび」を行う。即ち、手にご神体を持ち、祭文を唱えながら
病人の頭、肩、腰等の患部を突くように、撫でるように遊ばせると病気が治るという、
東北地方特有の神事である。
 おしらとは蚕のことだともいわれ、養蚕を中心に行われた信仰の一つとも思われる。
 この「おしらさま」は、谷内「八坂神社」にある。
 
[関連リンク(谷内八坂神社)] [詳細探訪(神聖な樹木「桑」)]
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