GLN(GREEN & LUCKY NET)からこんにちは「ことわざ・金言名言(Proverb)」

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  創痍(そうい)未だ癒えず。
 解釈:傷がまだ治りきらないという意から、戦争による痛手がすっかり回復
していないこと。

  滄海(そうかい)の一粟(いちぞく)。
 解釈:青海原に浮かんでいる一粒の粟。大宇宙における人間の存在の小さい
ことのたとえ。
 類義:大海の一粟。大海の一滴。

  滄海、変じて桑田(そうでん)となる。
 類義:滄桑(そうそう)の変。

  喪家(そうか)の狗(いぬ)。
 解釈:元気の無い痩せ衰えた人のたとえ。喪中の家は取り込みで忙しく、犬
は食べ物にありつけずに痩せ衰えてしまうことからいう。

  創業は易く、守成(しゅせい)は難し。
 解釈:事業を新しく起こすのは容易だが、それを受け継ぎ、衰退しないよう
に維持していくことは難しい。
 活用創業は簡単だが、守り続けることは難しい。It is difficult to 
keep defending though establishment is easy.
 類義:創業守成。創業守文。

  糟糠(そうこう)の妻。
 解釈:若く、貧しいときから苦労を共にしてきた妻。

  宋襄(そうじょう)の仁(じん)。
 解釈:無益の情け。中国宋(そう)の襄公(じょうこう)が楚(そ)と戦っ
たとき、敵の布陣が整う前に攻撃しようという進言に、君子は人の難儀に付け
込んではいけないと言って攻撃せず、敗れてしまった故事による。

  曽参(そうしん)人を殺す。
 解釈:嘘でも度重なると、人が信じるようになるというたとえ。「曽参」は
親孝行で名高い孔子(こうし)の門人。あるとき、曽参の一族の者が人を殺し、
誤って曽参が人を殺したと伝えた者がいたが、二度は平然としていた母親が、
三度目には垣を乗り越えて駆け付けたという故事による。
 類義:市に虎あり。三人市に虎を成す。

  創造的破壊。Creative Deconstruction
 解釈:創造的破壊とは、オーストリアの経済学者シュンペーターによって唱
えられた考え方で、非効率な古いものは効率的な新しいものによって駆逐され
ていくことで経済発展するという考え方であり、その新陳代謝のプロセスをそ
う呼んだ。
 不況は創造的破壊に必要であり、政府による介入はこれを妨げるものとして
否定した。
 現在ではこれを読み替えて、企業活動の中で古いものを打破し全く新しいも
のを生み出す行動、という意味合いで使われることが多い。(Buzzwords)
 活用強制的な破壊よりも、説得ある破壊を。脅威ある創造よりも、納得
出来る創造を。After it persuades from compulsory destruction, can do 
destroy it. The creation that can be consented is better than the 
creation with the threat.
 類義: 破壊は創造の始まり。

  滄桑(そうそう)の変。
 解釈:青々とした海が桑畑になり、桑畑が海になるような大変化。世の中の
移り変わりの激しいことのたとえ。
 類義:飛鳥川の淵瀬。滄海(そうかい)変じて桑田となる。桑田碧海(へき
かい)。桑田変じて滄海となる。

  相談事は多分に付け。
 解釈:何事も大勢の意見に従っていれば、間違いはないということ。
 活用多数意見に従いなさい。Follow the major opinion. 
 類義:多分に付く。寄合い事は多分に付け。

  桑田変じて滄海となる。
 解釈:桑畑が青々とした海になる大変化のような、世の中の変転の激しさ。
 類義:滄海変じて桑田となる。滄桑(そうそう)の変。

  そうは問屋が卸さぬ。
 解釈:そんな安価では問屋が卸してくれない。そう相手の注文通りには応じ
られないということ。

  双璧(そうへき)。
 解釈:一対の玉の意。どちらも優劣付け難い二つの優れた物。「璧」は宝石
のこと。

  草莽(そうもう)の臣(しん)。
 解釈:官につかず民間にいる人。

  草木皆兵(そうもくかいへい)。
 解釈:敵を恐れていると、草や木までが全て敵兵に見えること。また、軍隊
の勢いの盛んなこと。
 類義:落武者は芒(すすき)の穂にも怖(お)じる。疑心暗鬼(ぎしんあん
き)を生ず。

  草履に灸(きゅう)。
 解釈:長いの客を早く帰らせるには、履物に灸を据えるとよいという呪い
(まじない)。
 類義:雪駄(せった)の裏に灸。

  草履、履き際で仕損じる。
 解釈:仕事を済ませ帰ろうとして、草履を履く間際に躓いて転ぶ。最後の失
敗で、今までの成功を全部だめにしてしまうことのたとえ。
 類義:磯際で船破る。九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に虧く(か
く)。

  総領の十五は、貧乏の世盛り(よざかり)。
 解釈:長男が一人前になる前は、家系の一番苦しい時期だということ。
 類義:総領、子の十五の時は囲炉裏の灰も溜まらない。総領の子の十五の時
が貧乏の最中。

  総領の甚六。
 解釈:長男は大事に育てられるため、次子以下に比べておっとりしている。

  倉廩(そうりん)実(み)ちて礼節を知る。
 解釈:生活が安定して初めて、礼儀や節度を知るようになる。生活に追われ
ていては、礼節を守れない。「倉廩」は米倉。
 活用暮らしが安定すると、礼儀を守るようになる。When the living is 
steady, it comes to observe the civilities.

  葬礼帰りの医者話。
 解釈:葬式の帰りに、ほかの医者を呼べばよかったなどと話をすること。手
遅れで間に合わないことや、今更言っても甲斐の無い愚痴のたとえ。
 類義:諍(いさか)い果てての乳切木(ちぎりぎ)。火事後の火の用心。賊
去りて後門を閉ず。

  葬礼九つ、酒七つ。
 解釈:葬式は十二時頃に、宴会は午後四時頃に始めるというのが仕来たりで
ある。「九つ」「七つ」とは、江戸時代の時刻法。

  即時、一杯の酒。
 解釈:死後の名誉より、今一杯の酒を飲んだ方がまだよいということ。中国
晋(しん)の張季鷹(ちょうきよう)の言。
 類義:後(あと)百より、今五十。

  束脩(そくしゅう)。(論語)
 解釈:月謝。授業料。束にした干し肉のことで、昔中国では、入門のとき先
生への贈り物として持参した。

  底に底あり。
 解釈:一段と深い事情が隠されているという意。
 活用物事の真相は、深くて計り知れない。The truth of things is deep
 and inscrutable.
 類義:裏には裏がある。底には底あり、桶に底あり。

  底もあり、蓋もあり。
 解釈:「底」に「其処」を掛けて、ただそれだけではなく、他にも訳があり、
簡単ではないという意。
 活用その案件は、深くて、そしていろいろな理由を持っている。The 
matter has deep, various reasons. 

  俎上(そじょう)に載せる。
 解釈:批評などの対象として取り扱うこと。「俎」とは俎板(まないた)。
 活用議論や批評の対象とする。It adopts it for the purpose of the 
discussion and the criticism.

  俎上の魚。
 解釈:俎板の上の魚。死を待つより他に道はない。
 活用この際、死ぬだけだ。In this case, it only dies. 
 類義:俎上の鯉。俎上の肉。俎板の鯉。

  謗(そし)れば、影射す(さす)。
 解釈:人の陰口を言うと、間もなくその本人がやって来るものだということ。
 解釈:噂をすれば影が射す。人事言えば影が射す。

  粗相(そそう)が御意に叶う。
 解釈:不注意な事をして、気に入れられということ。上の者にには下の者の
しくじりや無作法が、かえって愛嬌になって可愛がられる。
 類義:粗相にも取柄(とりえ)。粗相も時の一興。

  粗相も時の一興(いっきょう)。
 解釈:粗忽(そこつ)もときにはかえって興を添えることがある。
 類義:粗相が御意に叶う。粗相にも取柄。

  育ちは育ち。
 解釈:育った環境や教育は、隠すことができないものだということ。
 活用学べば表れる。The learnt thing appears. 
 類義:氏(うじ)より育ち。

  育ちは恥ずかし。
 解釈:人の血筋や育った環境は、言動にそのまま現れて、隠せないものであ
るということ。
 類義:氏素性は争えない。育ちは育ち。

  そっと申せば、ぎゃっと申す。
 解釈:小声で話し掛けると、突拍子もない大声で返事をする。気が付かない
振りをして、当て付けがましいことをするたとえ。
 類義:ちっと申せば、かっと申す。

  反っ歯(そっぱ)に餅見せな。
 解釈:出っ歯は餅を食べるのに都合がよく、沢山食べられてしまうという意。
 類義:反っ歯の西瓜(すいか)食い。

  袖から火事。
 解釈:小さなことから、大事が引き起こされることのたとえ。明暦三年の振
袖火事といわれる江戸の大火は、本郷の寺で施餓鬼(せがき)に振袖を焼いた
のが原因だった。

  袖から手を出すも嫌い。
 解釈:出すことはどんなことでも厭だという、ひどいけちのたとえ。
 類義:呉れる事なら日の暮れるのも厭(いや)。けちん坊の柿の種。出すこ
とは舌を出すのも嫌い。

  袖口の火事。
 解釈:どうにも手が出せないという洒落。

  袖擦り合うも他生(たしょう)の縁(えん)。
 解釈:道行く人と袖を触れ合わせるのも、前世からの因縁によるものである。
この世で起こる些細なことも全て偶然のことではなく、深い因縁によるもので
あるという意。
 活用今日の出来事は、全て前世からの因縁である。Today's events are 
all fates from the previous life.
 類義:一樹の蔭、一河の流れも、他生の縁。袖の振り合わせも五百生(ごひ
ゃくしょう)の機縁。袖振り合うも他生の縁。一村雨(ひとむらさめ)の雨宿
り。

  袖の下に回る子は打たれぬ。
 解釈:叱ったとき、逃げる子は追い駆けて行っても打つが、縋(すが)り付
く子は可愛くて打てない。
 類義:怒れる拳(こぶし)、笑顔に当たらず。逐(お)ってくる犬は打てぬ。
尾を振る犬は打たれぬ。

  袖の振り合わせも五百生(ごひゃくしょう)の機縁。
 解釈:道行く知らぬ人と袖を振り合わせるような小さなことでも、深い前世
からの因縁によるものである。「五百生」とは、幾度も生まれ変わること。
 類義:袖擂り合うも他生(たしょう)の縁(えん)。

  袖引き煙草に、押し付け茶。
 解釈:帰ろうとする客の袖を引いて止め、煙草やお茶を進めてもてなす。あ
りがた迷惑のたとえ。

  袖振り合うも他生(たしょう)の縁。
 解釈:道行く知らぬ人と袖を触れ合うのも、偶然のことではなく、前世から
の因縁によるものだということ。
 活用今日の出来事は、全て前世からの因縁である。Today's events are 
all fates from the previous life.
 類義: 袖擂り合うも他生(たしょう)の縁。躓く石も縁の端。一村雨(ひ
とむらさめ)の雨宿り。

  外愛嬌(そとあいきょう)の、内(うち)そんぶり。
 解釈:外では愛想がいいが、家では不機嫌な顔をしていること。内面(うち
づら)の悪い人のこと。
 活用「アメリカ人はその妻を他人の前で接吻し、私室にて打つ。日本人
は他人の前ではこれを打ち、私室にありては接吻する」The American kisses 
in front of others, and beats the wife in the private room. The 
Japanese strikes this in front of others, and it kisses in the private
 room.「武士道/11克己」
 類義:内弁慶の外地蔵。

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