GLN(GREEN & LUCKY NET)からこんにちは「ことわざ・金言名言(Proverb)」

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  旨い事は二度考えよ。
 解釈:あまりよくできた話には迂闊(うかつ)に跳びつかない方がよいとい
う意。

  旨い物食わす人に油断すな。
 解釈:よすぎる話を持ってくる人には、とかく下心が隠されていることがあ
るので、用心せよという意。

  旨い物にはあてられる。
 解釈:でき過ぎた事は、後から難儀のかかるおそれがあるという意。
 類義:味の厚きは毒。旨い物食わす人に油断すな。旨い物は腹に溜まる。

  旨い物は小人数(こにんずう)。
 解釈:美味しい物は沢山食べられように、小人数で分けた方がよい。
 類義:旨い事は小人数。旨い物は小勢で食い、仕事は大勢でせよ。旨い物は
一人で食え、まずい物は大勢で食え。

  旨い物は腹に溜まる。
 解釈:美味しい物は食べ過ぎ、胃にこたえる。また、飽きやすいなどの意に
も用いる。
 類義:味の厚きは毒。旨い物にはあてられる。旨い物には食傷(しょくしょ
う)する。

  旨い物は宵に食え。
 解釈:美味しい物は食べ惜しみしないで、風味の落ちない前に食べた方がよ
い。
 類義:旨い物は宵のうち。善は急げ。

  馬に乗っても口車に乗るな。
 解釈:口のうまさに引きずられると、とんだ目に会うから気をつけよ。
 類義:おだてともっこには乗るな。

  馬に乗るまでは牛に乗れ。
 解釈:乗り物としては、馬は牛より優れているが、馬のいないときは、歩く
よりも牛に乗って少しでも進んだ方がよい。転じて、よい地位につくまでは、
現在の環境で大人しく我慢するのがよいということ。

  馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。
 解釈:物事はまず経験してからてせないと判断を下すべきでないというたと
え。
 類義:馬と武士は見かけによらぬ。馬を相するには輿を以てし、士を相する
には居(きょ)を以てす。人には添うてみよ、馬には乗ってみよ。

  馬の耳に風。
 解釈:いくら言って聞かせても、効き目がないこと。
 類義:犬に論語。牛の経文。牛に対して琴を弾(だん)ず。馬の耳に念仏。
蛙の面(つら)に水。どこ吹く風。馬耳東風(ばじとうふう)。放駒(はなち
ごま)の耳に風。

  馬の耳に念仏。
 解釈:何を言っても一向に耳を貸さないこと。また、一向にありがたみを感
じないこと。
 類義:犬に論語。兎に祭文(さいもん)。牛に経文。牛に対して琴を弾(だ
ん)ず。馬の耳に風。蛙の面(つら)に水。猫に念仏。馬耳東風(ばじとうふ
う)。

  馬は馬方。
 解釈:何事によらず、本職は本職の値打があるものだ。
 類義:海の事は漁師に問え。道によって賢し。餅は餅屋。

  馬は馬連れ、牛は牛連れ。
 解釈:同種の物が伴っているということで、それぞれに相応しい相手がいる
ものである。
 類義:牛は牛連れ、馬は馬連れ。其の人を知らんとせば、其の友を見よ。同
類、相求む。似た者夫婦。類は友を呼ぶ。

  馬も買わずに、鞍を買う。
 解釈:馬も買っていないのに、馬に着ける鞍を買ったのでは、順序が逆のよ
うに、物事の順序や段取りが反対なことのたとえ。

  馬持たずに、馬貸すな。
 解釈:理解がない人、思いやりのない人に物は貸すなということ。
 類義:子持たずに、子を呉れるな。

  馬痩せて毛長し。
 解釈:馬は栄養が悪いと毛ばかり伸びるが、人も貧しくなると、頭の働き
が鈍るというたとえ。
 類義:馬疲れて、毛長し。運尽くれば、知恵の鏡も曇る。貧(ひん)すれば、
鈍(どん)する。

  生まれた後の早め薬。
 解釈:生まれてしまってから、出産を促進する薬を飲んでも仕方ない。時機
に遅れて役に立たないことのたとえ。
 類義:諍(いさか)い果てての乳切木(ちぎりぎ)。火事後の火の用心。盗
られた後の戸締り。

  生まれつきより育ちが第一。
 類義:氏(うじ)より育ち。

  生まれながらの長老なし。
 解釈:初めから完全な人はいない。
 類義:生まれながら貴きものなし。
 反義:沙弥(しゃみ)から長老。

  生れる前(さき)の襁褓(むつき=おむつ)定め。
 解釈:まだ生まれもしない赤ん坊のおむつを作るのに、大騒ぎをする事で、
手回しのよすぎることをいう。
 類義:海も見えぬに舟用意。

  馬を牛に乗り換える。
 解釈:早い馬を遅い牛に乗り換えることで、優れた方を捨て、それより劣っ
た方を取る愚かなこと。
 類義:一牛を得て一馬をかえす。
 反義:牛を馬に乗り換える。

  馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない。
 解釈:乗り気でないのに他人が無理やり働かそうとしても無駄だということ。
 参考:You may take a horse to the water, but you can't make him drink.
の訳語。

  海魚(うみうお)腹から、川魚背から。
 解釈:海の魚は腹から裂き、川魚は背から裂くのがよいということで、焼く
ときにも海の魚は身の方から、川魚は皮の方を先に焼くのがよいとされている。

  海に千年、河に千年。
 解釈:海に千年、川に千年も住み、長い年月、様々な経験をし、世の中の裏
表を知り尽くした悪賢い人。
 類義:海千山千。海に千年、山に千年。煮ても焼いても食えぬ。一癖も二癖
も。

  生みの親より育ての親。
 解釈:生んでくれた実の親よりも、大変な思いをして育ててくれた親の方が、
愛情も恩義も感じられる。
 類義:生みの恩より育ての恩。

  海の事は漁師に問え。
 解釈:その道の専門の人に相談するのが最善の道である。
 類義:海の事は舟人に問え、山の事は山人に問え。船は船頭に任せよ。

  海の物とも、川の物とも付かぬ。
 解釈:物事がどちらとも決まらないこと。
 類義:海とも山とも付かぬ。

  海を飲むようなものだ。
 解釈:とてもできそうもない事であるという意。大酒飲みが酔いにまかせて
自分は海を飲み干せると自慢し、もしそれができなかったら全財産をかけると
約束した。酔いがさめて青くなり、知恵者に相談し、約束の日に海岸に集まっ
た人達に、「私は海を飲み干すとは言ったが、海へ流れ込む川の水まで飲むと
は言わなかったので、これを止めてくれれば約束を果たそう」と言ったという
話(イソップ伝)。

  烏有(うゆう)に帰す。
 解釈:全くないこと。特に火事に遭って全てを失ったときに用いる言葉。

  占いは裏打つ。
 解釈:占いは反対が出ることも多いから、悪い占いが出たからといって心配
することはないという意。

  裏には裏がある。
 解釈:内情が複雑で推測しにくいこと。
 類義:底には底がある。

  怨み骨髄(こつずい)に徹す。
 解釈:怨みの気持が非常に深いこと。
 参考:怨み骨髄に入る。

  怨みに報ゆるに徳を以てす。
 解釈:自分にひどい仕打ちをした人にも、寛大な心で接するということ。
 類義:恩を以て恨みを報ず。
 参考:直(ちょく)を以て怨みに報い、徳を以て徳に報いん。

  怨みほど恩を思え。
 解釈:人は怨みは忘れられず、恩は忘れやすいものだが、怨みを忘れないと
同じように、恩も忘れてはいけない。

  売られた喧嘩は買わねばならぬ。
 類義:降りかかる火の粉は払わねばならぬ。

  売家(うりいえ)と唐様(からよう)で書く三代目。
 解釈:初代が苦労して築いた家や財産も、三代目になると贅沢三昧(ぜいた
くざんまい)で手放すことになる。商売の道にも暗いから、売家の札も中国風
の書体で書いている愚かさを皮肉った川柳。

  売り言葉に買い言葉。
 解釈:相手に言われた暴言に対し、同じ調子で負けずに言い返すこと。

  売出し三年。
 解釈:商いは開業して三年すれば軌道に乗るが、初めの何年かが辛抱だとい
うこと。
 類義:商い三年。

  瓜に爪あり、爪に爪なし。
 解釈:「瓜」の字と「爪」の字はよく似ていて間違いゆすいので、字画の区
別を覚えさせるための言葉。
 類義:戌(いぬ。じゅつ)に棒あり、戊(ぼう。つちのえ)に棒なし。

  瓜の皮は大名にむかせよ、柿の皮は乞食にむかせよ。
 解釈:瓜の皮は厚くむいて、柿の皮は薄くむくのがよいという教え。
 類義:魚は大名に焼かせよ、餅は乞食に焼かせよ。

  売物には花を飾れ。
 解釈:商品はよく売れるように飾り、体裁をつくろって売るのが商売のコツ
という意。
 類義:売物毛をむしれ。売物に紅させ。

  漆は剥げても、生地(きじ)は剥げぬ。
 解釈:俄か仕込みは褪せてしまうが、持って生まれた素質は失うことはない。
 類義:三つ子の魂百まで。

  烏鷺(うろ)の争い。
 解釈:囲碁の別称。烏は黒く、鷺(さぎ)は白いことから、黒石と白石とで
勝負を競うのをたとえていう。

  浮気と乞食は止められぬ。
 解釈:浮気と乞食は一度やったら味をしめてなかなか止められないというこ
と。

  噂をすれば影がさする。
 解釈:陰で人の噂をすると、その当人がそこへやって来ることをいう。
 類義:噂を言えば主が来る。人事(ひとごと)言えば影がさす。

  運根鈍(うんこんどん)。
 解釈:成功するための三つの秘訣は、幸運に恵まれ、根気よく、図太く粘り
強いことであるという意。また、「運鈍根」ともいう。
 参考:運天果報。事を成すは運根鈍。

  生んだ子より抱いた子。
 解釈:生んだだけで育てない実子よりも、他人の子でも小さい時から育てた
子の方が可愛いということ。

  膿んだら潰せ(つぶせ)。
 解釈:膿んだ出来物は潰すと早く治るといわれる。転じて、災いも、元を断
てば早く片付くということ。

  雲泥(うんでい)の差。
 解釈:天地の差のように大きな違いがあること。
 類義:雲泥万里。月とすっぽん。天地雲泥の差。

  運は天にあり。
 解釈:人間の運は、全て天の命令によるものであるから、いかにあがいたと
ころで、人の力ではどうすることもできないという意。
 類義:運は天にあり、鎧は胸にあり。運否天賦(うんぷてんぷ)。富貴は天
にあり。命(めい)は天にあり。

  運は寝て待て。
 解釈:物事がうまくいかない時は、あせってもいい事はないので、気長に運
の向いてくるのを待つよりしかたない。
 類義:果報は寝て待て。待てば海路(かいろ)の日和(ひより)あり。

  運否天賦(うんぷてんぷ)。
 解釈:人の運不運は天が定めるものであるということ。また、運を天にまか
せること。
 類義:運は天にあり。

  運用の妙(みょう)は一心(いっしん)に存す。
 解釈:戦術は法式であって、それだけでは役立たない。活用するか否かは、
それを用いる人の心一つである。法則は活用するところに値打ちがある。

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