徒然想問

言葉考


△音声から連想するもの
「或る人問う」
 例えば「ワ」と発声すると、まず「和」や「話」、「輪」を連想し、そのことで
円滑な共同社会が醸成されることを志向することとなるね。
 
「我は想う」
 ワの音声は、我(自分の配下にあるもの総て)をも連想して独占的と云うか支配
的な感じとして受け取られるが、しかしワは概して、人々をして柔軟な印象を与え
るね。
 
「或る人問う」
 日本語は基本的には清音の組み合わせで成立しているので、清音を羅列しても、
あまり負の印象を与えることはないが、濁音は概ね悪い印象を与えるね。特に濁音
が二字も続くとね。
 
「我は想う」
 そうだね。例えば「ダ」は大(の字の意味)の印象をも連想させが、駄馬とか打
撲とか、濁音が二字も続くと良くない印象を与えるね。
 そう云う意味において、前掲の「ボーダ○○(暴駄本とか、亡打奔とか)」は決
して良い印象を抱かせないと云うことである。
 
「或る人問う」
 わが国の人々は、自分を含めてカタカナ言葉に憧れる傾向にあるが、暗い印象を
抱かせる、濁音の連発は慎むべきであると云うことか。
 
「我は想う」
 わが国は、言霊の幸わう国であるとの歴史を有しているので、出来るだけ響きの
良い言葉の交わされる社会を持ち続けたいものだね。
 
「言霊」とは
「言霊の幸はう国」

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