11d　海外薬用植物�V
　
ブリオニア（ウリ科／小型蔓性植物　雌雄異株）
　ヨーロッパ・地中海沿岸地方に自生　緑色の小単性花　塊根（ﾌﾞﾘｵﾆｱ根）は催吐・利
　尿・峻下薬
　
ベイマツ（マツ科）
　北米に産　樹脂はﾃﾚﾋﾞﾝ油と同様
　
ベチバー（イネ科／多年生草本）
　インド原産　乾燥根茎（精油）は香料・香料保留剤
　
ヘチマ（糸瓜　ウリ科／一年生蔓性草本）
　熱帯アジア原産　夏から秋に黄色の合弁花　茎流出水は鎮咳・利尿薬・化粧水
　
ベニノキ（アケノキとも　ベニノキ科／落葉低木）
　南アメリカ原産　円錐花序に淡紅色の五弁花　仮種皮は身体･家具･ﾁｮｺﾚｰﾄの染料
　古来の植物染色「草木染」
　
ベニバナ（キク科／二年生草本）
　エジプト原産　初夏に鮮黄色から紅色に変ずる頭状花　乾燥管状花（紅花ｺｳｶ･板紅花
　ﾊﾞﾝｺｳｶ，天竺紅とも）は紅色植物染料・化粧料（口紅）・婦人病の血行障害・着色料
　（食紅），種子は動脈硬化予防，種子脂肪油は食用油（最上の筆墨（紅花墨）が作ら
　れる）
　「紅花」
　
ベラドンナ（ナス科／多年草）
　ヒマヤラ山系からコーカサス・イラン・ヨーロッパにかけてのブナ帯の下草の一つと
　して分布　赤紫色の花　乾燥根（ﾍﾞﾗﾄﾞﾝﾅｺﾝ）と乾燥葉（ﾍﾞﾗﾄﾞﾝﾅﾖｳ）は鎮痛・鎮痙剤
　
ベーラムノキ（フトモモ科／高木）
　西インド・ガテマラ・ギアナ・ドミニカに野生　集散花序に白色の小花　枝葉精油（
　ﾍﾞｲ油）は頭髪用ﾍﾞｰﾗﾑ香料
　
ペルーバルサムノキ（マメ科／常緑高木）
　中米太平洋沿岸サルバドル共和国海岸の山中に自生　総状花序に白色の花　樹液（ﾍﾟ
　ﾙｰﾊﾞﾙｻﾑ）は外用薬（外傷･疥癬･皮膚寄生虫駆除）・香料（保留剤）
　ﾄﾙｰﾊﾞﾙｻﾑﾉｷは香料のみ
　
ヘレボルス（キンポウゲ科／多年草）
　ヨーロッパ原産　早春に白又は紫色の鐘形花　根は有毒（強心剤）
　
ヘンカクボク（扁核木　バラ科／落葉低木）
　中国に分布　春に白色の花　乾燥石果（ｽｲｶｸ･ｽﾞｲﾆﾝ）は眼病薬
　
ヘンルーダ（ミカン科／多年生草本）
　南ヨーロッパ原産　初夏に集散花序に黄色の花　葉（芸香葉）の浸剤は通経薬・うが
　い水・浣腸料
　
ホウセンカ（ツリフネソウ科／一年草）
　インド原産　夏に美花　種子（急性子ｷｭｳｾｲｼ）は魚肉中毒（毒性あり）
　
ホウレンソウ（アカザ科／一年草又は越年草　雌雄異株）
　ペルシャ原産と云われる　夏に黄緑色の小花　全草は食用・便秘症
　
ボダイジュ（インドボダイジュとも　クワ科）
　インド・セイロン・ビルマなどに産　根皮は胆嚢病，幹皮は糖尿病・梅毒
　
ボタン（キンポウゲ科／低木）
　中国西部原産　大形の花　根皮（牡丹皮ﾎﾞﾀﾝﾋﾟ）は鎮痛・浄血・消炎・鎮痙・通経・
　高血圧
　
ホップ（クワ科／多年生蔓性草本　雌雄異株）
　ヨーロッパ原産　黄色の雄花　乾燥球果（ﾎｯﾌﾟ）はビール苦味料，包や子房に付着す
　る粒状の腺体（ﾎｯﾌﾟ腺）は芳香性苦味健胃薬・鎮静・利尿薬
　ｶﾗﾊﾅｿｳの球果はﾎｯﾌﾟの代用，ｶﾅﾑｸﾞﾗの果穂は苦味健胃薬・リン疾など
　
ポドフィルム（メギ科／多年草）
　北米カナダに自生　初夏に白色の一花　乾燥根茎（ﾎﾟﾄﾞﾌｨﾙﾑ根）や樹脂（ﾎﾟﾄﾞﾌｨﾙﾑ脂
　）は下剤
　ﾐﾔｵｿｳも同様
　
ポプラ（セイヨウハコヤナギ　ヤナギ科／落葉高木）
　ヨーロッパ原産　樹皮・葉・若芽は鎮痛・解熱薬
　
ポーポーノキ（バンレイシ科／落葉小高木）
　北米東部地方原産　早春に暗紫色の鐘状六弁花　果肉は食用（美味で芳香あり）
　
ホルトソウ（トウダイグサ科／多年生草本）
　ヨーロッパ南部・南西アジア原産　夏に帯緑色の小花　種子（続随子ｿﾞｸｽﾞｲｼ）は利尿
　・瀉下薬（峻下薬）（劇毒）
　
ホンカンゾウ（ユリ科／多年生草本）
　中国中部原産　夏に多数の橙黄色の一日花　紡錘根（萱草ｶﾝｿﾞｳ）は利尿・止血・消炎
　薬　乾燥花蕾（金針菜）は利尿・消炎薬・食用
　ﾔﾌﾞｶﾝｿﾞｳ(ﾜｽﾚｸﾞｻ)も同じ，幼苗は食用

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