△「けぇの汁・粥の汁・膾の汁」 参考:鹿角市発行「花輪・尾去沢の民俗」
旧正月十六日から二十日頃に食べる。 ア、塩蔵の山菜・茸を水に二三日晒す(気出し)。 イ、大根の皮をむいて賽の目に切る。大根の臭いを取るために三日ほど水に 晒す。 ウ、具は、フキ・サシドリ(イタドリ)・ミズ(ウワバミソウ)・アイコ(イラ クサ)・ウド・ウルイ(ギボウシ)・ワラビ・ゼンマイ・茸(サワモダシなどいろ いろ)・ダイコン・ニンジン・ゴボウ・ササゲ・ササゲ豆・焼き豆腐・コンニャク・ 油揚・凍豆腐・昆布・甘酒など適宜 エ、これらの具を細かく刻んで、大鍋に入れて煮る。 オ、煮立ったら味噌を入れて、また煮る。 カ、食べるときは、小鍋に取って、温めて食べる。 キ、具の数は奇数にすると云う。 ク、具は多いほど美味しいが、ナメコの茸は合わない。 |
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