03 福士川のゲンジボタル
 
                         参考:鹿角市発行「鹿角市史」
 
 福士川は、皮投岳カワナゲダケ(1,122m)に源を発する小渓流で、花輪スキー場、産土神
ウブスナを経て花輪の町に入り、大堰オオゼキに合流して米代川へ注いでいる。この福士川に
は約半qにわたってゲンジボタルが生息し、学術上価値の高い生物の所在地として、文
化庁天然記念物緊急調査(文化庁・1970)に収録されている。
 ゲンジボタルの幼虫は綺麗な水流の底に生息し、巻貝のカワニナを餌として育つが、
近年各地とも河川が改修、農薬の影響や水の汚染などによってその生息地が減少してお
り、福士川のゲンジボタルもその個体数が激減していると云う。
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