Nikon CoolPix900
Last update: 2000/08/25
残念ながらフィールドではちょっと使いづらいのですが、顕微鏡写真用にはとってもgoodなCoolPix900のお話。
このカメラがコリメート法で使うのに優れている点。
- 3倍ズームのレンズ(十分な焦点距離がとれる。カメラによってはどうしても画面の端にケラレが出ます。おまけに倍率可変でトリミング自由自在)
- 独特のデザイン(アダプタの構造が非常にシンプルになる)
- 無限遠固定モードあり
- カメラが軽い(重いとカメラの固定に不安あり)
困ってる点が1つ。
アダプタ
1枚だけならなくても何とか撮れます。けどやっぱりほしい(自作)。
これも工作が必要ですが、一眼レフ用顕微鏡アダプタを流用できると、とても具合がいいです。(2000/01/21)
アダプタと接眼レンズ |
顕微鏡に取り付ける部分 |
CoolPix900の底面 |
- CoolPix900の場合、レンズと三脚穴を同じ面にできるため、アダプタの構造は非常に簡単。
- 接眼レンズは広視野のものが良い。
- 顕微鏡は直筒のものがよい(昔の生徒実習用のやつなど)。カメラが軽いから鏡筒が落ちてくる心配なし。
- 顕微鏡とアダプタは単にはめ込んでいるだけだが、問題なし。回転も可能。
撮影の実際
- 被写体探しやピント合わせはカメラの液晶で行う。必要ならモニタをつないで大きな画面でやってもよい。
- カメラは無限遠固定モードにして、ピントは顕微鏡を調節してあわせる。
- 残念ながらレリーズ使えないので、息を殺してシャッターボタンを押す。
でも意外に安定していて、かなり使えます。サンプル(クマムシ:276KB)。
- ズームも使えるので便利。
- ACアダプタ必須。
製作する方へ
- ホウの板材を小クギと接着剤で組み立てました。
- カメラ用の止めネジは大きい写真材料店で売ってます。
- カメラのレンズと接眼レンズがなるべくぴったりくっつくように作ります。ただし、接眼レンズの倍率やメーカによっていろいろあるので、いろいろなレンズを使いたいときは、よく考える必要あり。
- 遮光はアダプタ全体を黒く塗った程度で、あまり考えてません。本当はもっと気にした方がよいのでしょうが。
- 念のため、アダプタの左側に重量バランスを取るための重り(古い電池)を入れてありますが、それほど関係ないみたい。
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