◆作者自己紹介◆
◆ハンドル/ペンネーム……青木無常/赤木 錠
◆現在東京都武蔵野市に在住。職業不定。1963年11月7日生まれでうさぎ年。妻子なし。嫁さんはべつに募集していない。ガキもいらん。でもべつにバイとかホモってわけじゃない。女性のほうが好きです。いや、横道にそれた(^-^;)。出身は愛知県で実家は名古屋。
◆ハンドルの由来について。国語の教科書に『爪王』(だったと思う)という作品があった。鷹と鷹匠を主人公とした作品だったように記憶しているが、敵役として赤狐がでてくる。鷹と死闘を演じる役なのだが、ガキのころからの私の渾名のひとつに「キツネ」があったのだ。目がつりあがってるから、というはなはだ短絡的な理由でついた渾名であるが、まあ渾名というのはたいがい短絡的なものであろう。んなこたどうでもいい。とにかく教科書にでてきた敵役の赤狐はまたたくまに私と同一視されてしまった。私自身もキツネに自分を擬することは好むところであったので、この「赤狐」をもじってペンネームを考える。「赤木 常」である。これが原型。「常」の字を「じょう」と読みかえ、それにあてる字は転々としていくが最終的に「錠」の字におちつくことになる。で、「赤木 常」をうらがえしたのが「青木無常」。きわめて短絡的である。いいのだこれで。
◆ちなみに、「赤木 常」の当時は小説用のペンネームではなく、将来漫画家になったときのために考えたものであった。しかし、絵を描くのは好きでもうまいとは限らない。しかもひとつの絵を描くのに異常に時間がかかる。とてもではないがおのれには才能がないことを否応なしに自覚させられ、より手軽な小説を物語の表現手段として採択したわけであります。だからいまでも、小説と同程度の手間で制作できるなら、漫画やアニメや映画のほうをメインの表現手段として選び直したいところではあります。数年前まではそんなん、あり得ないことと一笑に付していたけど、「Shade」や「Bryce」等のソフトの存在を知ってそうでもなさそうだという現実の加速状況に気づかされました。
まあ、いくらソフトがすぐれていてもそれを使いこなせるだけの才能や技術力があるとは限らないわけで、実際にはこのサイトを見てのとおりの程です(^-^;)。
でも「LW3D」などで個人でつくられたCG作品(『PROJECT-WIVERN』!)にも、すごい作品がごろごろしてるのはもう、ここをお読みになられてるかたの多くもごぞんじでしょうし、、個人でアニメや映画をつくることも不可能ではない、といえる状況になってきたのはまちがいありません、っつってしまってもいいだろな。
ま、金と時間はとてつもなくかかるのでしょうが(^-^;)。
◆ところで「Bryce」。って、私にはむつかしいです。使いかたがよくわからない。T's StudioさんやHeenoさんの「Bryce」を駆使して描かれた世界なんかを見てるとため息しかでてきません。どうしてあんなにすばらしい世界を自在に表現できるのだろうとうらめしくなってきてしまいます(^-^;)。いや、自在っつっても、観てる私のほうがそう感じるだけで、ご本人は私には想像もつかない苦労をなさってるのかもしれませんが。
でも私が使うと、なんだかヘンなシーンしかでてこない(;_;)(^-^;)。山とか、地形の生成なんてぜんぜん思いどおりにいかないし。マテリアルとかテクスチャなんかは、自分でつくるのは最初からあきらめてしまってますけど、せめて地形の造形くらいは自在にあやつれないと、せっかくの高価なソフトも宝のもちぐされ状態です。それではあまりにも哀しいので、どなたかよい方法とかコツとかTIPS(っていうの?)とか、教えてやってもいいぞ、というかたおられましたらぜひご教示くださいませ。お願いします。
といっても、このすぐれたソフトの助けなくしては、できあがった画像がヘボでもなんでも、素のままの私にはとてもじゃないけどカケラすら描けないような場面がぽこっとできてしまうので、たいへんありがたいソフトであることはまちがいありません。すごいぞっ。
◆「Shade」のほうは、使いこなせてるとはとてもいえないのは確かですけど、こっちは使ってて楽しいのでとても好きです。こいつで宇宙船とか戦闘機とかのモデリングしてるときはとてつもなく幸せで、ほくほくしてます。時間がもっともっと欲しいです。気がつくと朝になっていたり、激烈に空腹なのにパソさまの前から離れられなかったり。中毒ですな。ヤクなんぞよりよっぽど効くぜ、はあはあ。
あ、「Shade」って、「Shade debut」のことです。グレードの高いやつを買うような余裕は、私にはとてもありません(^-^;)。それでも「Shade」って3DCGソフトのなかでも格段に安いってんだから(^-^;)。
「LW3D」の値段なんて、見てびっくりしちゃった。あんなに高価なものを使ってるかたがびっくりするほどたくさんいらっしゃって、うらやましくてしかたがない。こればっかだな(^-^;)。でも値段ぶんだけの、というか価格以上の価値はあるソフトみたいで、うらやましくてしかたがない。いいなー。はあ(^-^;)。ホントにこればっか(^-^;)。
◆で、このプロフィールはいったいいつまでつづくんだとそろそろお思いかもしれませんが、まだつづく。しかも、さらに増殖するかも(^-^;)。
◆ちなみに「Bryce」は「Bryce 3D」です。アニメーションやらないから、このバージョンであることにあんまり意味はないかも。
◆そういうわけで、ちかごろは必要最低限以外は一日中アパートの部屋に閉じこもってタブレット相手にしこしこ(^-^;)。なんつーか、ヘボでも私はやっぱり絵を描くのが好きみたいで、プライベートのほぼすべての時間をひとと接触することなくこりこり。やってる最中は、至上の幸福感にみたされているようで(^-^;)。
◆ただ、ふとわれにかえるときがちょっと(^-^;)。おれはいったい何をやっているのだろう、という感じで。いや、やっていることは楽しくてけっこうなんだが、「これだけでは人生にうるおいがないじゃないか」とは思うので。
私はガキのころから、大人数とわいわいやるより、家に閉じこもってひとり遊びをするほうが好きだったようなのだな。小学生のころ、わざわざ遊びのさそいにきた子を追いかえしてまで、怪獣のプラモデルでひとり遊びしていたこともある。ガメラとギャオスだった。手のひらにおさまるサイズのちっちゃいやつ。
長じてからも、人間関係が苦手であまり、というかほとんどひとさまに対して積極的にアプローチしたことがない。友人でも恋人でも、だいたいはむこうから近づいてきてくれたひとで、疎遠になってきてもこっちからアプローチし直すこともあんまりないので、上のような生活をしていてもそれを乱されるようなことがない。
ひとりがいちばんおちつけるので、気楽なのはまちがいないけど、それでさびしくないってわけじゃない。ひとりは軽いが、その背中でとてつもなく重苦しい。
人間関係のキャパシティがきょくたんにちいさいので、気がつくと周囲にだれもいなかった、なんて状態はしょっちゅうあります。いまもちょうどそうだな。
あまり望ましい状態ではないのですが。
◆「ガジェット ボックス」の「ガジェット」というのは、「ガジェット・ノベル」という言葉からとりました。宇宙船やら光線銃やらごじゃごじゃでてくるものを「ガジェット・ノベル」というのだそうで、これは「スペース・オペラ」と同様、もともとは蔑視的な意味あいをこめた呼称らしいんだけど、私はこの「ガジェット」がもしゃもしゃでてきてわいわいやるような物語が大好きなのです。
◆なんつーか、上にもちらっと書いたけど、おもちゃでこちょこちょ遊ぶのが大好きだったの。怪獣のプラモデルや人形も大好きだったし、SF的なものももちろん好き。マイティ号秘密基地なんか宝物だったし、サンダーバード秘密基地がほしくてほしくて、親にねだってもききいれてもらえないので毎日庭の草むしりをして小銭を貯めていって、やっと目標額に達したので街のデパートに父といっしょに喜びいさんで購入にいったら、なんととっくのむかしに売れてしまっていた。見かけてから半年以上経っていたはずなので、あたりまえといえばあたりまえなのだけど、お金さえ貯まれば、あのサンダーバードひみつきちが手に入るのだと決めこんでいた私はかなしくってかなしくって、その場で大声あげて泣いてしまったのをいまでもまざまざとおぼえています。
で、店のひとがあわれに思ってくれたのでしょう、あちこちに問いあわせしてくれて、かなり遠方の街のおもちゃ屋にあるということをつきとめてくれました。結局、そこまで遠征していって、ぶじ手に入れることができたのだった。でも、子どもの私が草むしりをしてかせいだお金よりも、電車賃のほうがもしかしたらかかっていたのではないか、という気もする(^-^;)。
そういうわけで、そのサンダーバード秘密基地ももちろん至上の宝物でした。知ってるひとは知っている、あの二号がリフトアップすると同時に左右のヤシの樹群がぐぐんとたおれていくギミックのついたプラモデルでした。山のグラデーションの感じとかも、大好きだった。
◆ちなみに、ガジェットという言葉とおなじく、ギミックという言葉のひびきも好きですね。ま、そういうことばを知ったのは、けっこう最近のことなんですけど。それでもなぜか、なつかしいひびきに感じてしまうのは、やはり子どものころ大好きだったものの記憶を刺激するからなのかな。
◆だから、「Shade」でモデリングするときの楽しさってのは、このおもちゃをいじってるときの楽しさとおなじ感覚であるのかもしれません。あきてきたプラモデルを部品に分解して、自分の好きな形にてきとうに組み直したりするのと近くて、より自由度がおおきい、といった感じ。楽しいよなあ。
◆というわけで、ガジェット・ボックスってのは「おもちゃ箱」をイメージして考えた名前です。原語の意味を辞書で調べてみると、ガジェットってのは「1 装置、仕掛け;道具、付属品 2 うまい仕組み、くふう、妙案」とあるので、「GADGET BOX」なんてサイト名を英語圏のひとがみると、異常に奇異に感じるか、もしくはちがった意味でとられてしまうかもしれませんけど、まあ日本語オンリーの場所なのでいいじゃないか、ということで(^-^;)。
◆小説を書きはじめたのは、だいたい中学のはじめごろからだったと思います。当時吹奏楽をやっていたのだけど、その関わりで富田勲の『惑星』に接する機会があったのですね。本家のホルストよりもさきにこっちを聴いたわけだけど、あのアルバム全体に物語があった。いや、ホルストの組曲自体が物語性を内包したものであるわけですが、その上に「宇宙船で惑星をめぐる」という、いま的な物語が付加された作品だったわけで。
で、その物語をさらにふくらませて漫画を描こうとした。ちなみにその当時デザインした宇宙船は、もろ『ヤマト』の模倣。あ、いまでもたいして変わってませんね(^-^;)。ま、それはそれとして、それ以前にも小学生のころから漫画(のまねごと)は描いてたんだけど、メカとか未来都市とかバンバンだそうと構想しても技術力がまるで追いつかない(だからといって、メカとか都市以外のものがじょうずに描けたわけでもございません。いまでも同じか(^-^;))。で絶望とじれったさのブレンドされた状態から苦しまぎれに小説という形式で。ここが直接の原点だったのでありました。
でも、その『惑星』をベースにした物語は結局完結しなかったのだ(^-^;)。
◆疲れてきたので、今回はここで終わり(^-^;)。それではみなさんおやすみなさい。
(つづくかも)
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