なぜこんなことをわざわざ書くのか不思議に思われる方が多いと思いますが、じつはコラード(当時のフォルクスワーゲン車)はエアコンの吹出し口が縦なんです。横棒はおくまったところにあります。普通にやると絶対につきません。
で、どうするかですが普通に考えると爪を加工するなんて事になるんですが、あんな安いものにそんな強度はありません。約350グラムに耐えるのは難しいところです。答えは簡単、奥の横の羽根に届く爪の長いのを買ってくればいいんです。といっても私がいろいろ探した中で一番長いものでも、数値上は届くと思ったのに上限ぎりぎりで届かず。(カーメイト製HZ968が一番長かった)でどうしたかというと、卵が先か、鶏が先か!ということで羽を後からつけるという結論に至りました。以下は私のやり方をマニュアル化してみました。真似してもいいですが、もしどこか壊しても文句は言わないで下さい。相談にはのりますが
作業マニュアル |
|
(一通り最後まで読んだ後、作業してください。) (ドリンクホルダーはカーメイト製の下の写真のものHZ968に限ります) (助手席側は難度が高いのであまりお勧めできません。) (作業は約1時間近くかかると思いますので焦らず行ってください。) |
|
1 | まず吹出し口をはずします。順番は運転席側からはじめたほうがが楽です。上か下に目一杯回転させてからこじればとれます。スプリングとしてU型の金具があるのでなくさないようにしてください。スプリングが奥に落ちることもあるので吹出しをあらかじめ閉じておいてください。 |
2 | そこで大体のとりつけ位置を決めます。爪は上下逆さまの方がうまく行きます。風向ダイヤルの裏の横の羽根しか付けられません。ダイヤルがちょうど爪用のレールにはまるようになりますので、そこにあわせないと奥まで届きません。助手席側は仮位置をはみ出さない程度に左側にしてください。 |
3 | 位置の仮決めが終わったら横の羽根を吹出し方向に沿って(縦羽根のほうに)ずらしてください。このとき羽根についている固定用の小さな爪を、破損する恐れが高いので、慎重に作業をしてください。助手席側は片側しか前にずれません。 |
4 | ここでドリンクホルダーを位置にセットして後から羽根をずらして定位置はめます。クリアランスはまるっきりないのでうまく行かない場合、爪を交換するなど行ってみてください。製造精度も高くないので長め(ほとんどわかりませんが)の爪を助手席側に回したほうが良いでしょう。 |
5 | これであとはドリンクホルダーをつけたまま吹出し口をはめなおすだけです。助手席側からはめてください。 |