館林   たてばやし   Tatebayashi   東武伊勢崎線・佐野線・小泉線


風格のある駅舎

分福茶釜とつつじの街

沿線の光景(茂林寺前駅から)

 茂林寺前駅を出発すると、まもなく電車は館林市の市街地に入る。周囲に徐々に住宅が増えて行くなか、電車はゆっくりと館林駅の広い構内に入る。


駅案内

 群馬県の東端に位置する館林市は人口は約7万9千人(2001年現在)、広い関東平野のほぼ中心に位置し、江戸時代は幕府に重要視された土地であり、館林藩には代々譜代大名が配置されていた。のちの五代将軍徳川綱吉も藩主になったことがあることからもその重要性がわかる。江戸時代に館林藩主によって植えられたというつつじは、今や街のシンボルとなっている。郊外の茂林寺は分福茶釜の舞台として知られ、館林駅前にもたぬきの像が立ち、訪れる人々を迎えている。

 また、美智子様の御父上の正田英三郎氏(日清製粉元社長)の出身地でもあり、駅のすぐ近くには日清製粉のグループ会社である日清フーズの館林工場がある。美智子様も戦時中の一時期に館林に疎開されていたそうである。そして、日本の小説の発展に貢献した田山花袋ゆかりの地である。最近ではアジア初の女性宇宙飛行士の向井千秋氏のふるさととしても有名である。

 その館林市の玄関口である館林駅は長い間、高架化も橋上駅舎化もされていなかったが、2000年代になって、橋上駅舎が作られた。丸屋根と時計台が印象的な白い従来からの駅舎は引き続き、利用されている。東武伊勢崎線はここから先が単線区間となる。10両編成が入れるのもここまでで、これより先の駅は6両編成分のホームしかない。また、佐野線と小泉線も分かれる重要なターミナルとなっている。


中心部側の東口には広々としたロータリー

従来の駅舎のとなりに新駅舎、

改札口はホームと直結

地方のJR主要駅と似た雰囲気がある

周辺案内

 〔見どころ〕

 〔教育・医療機関〕

 〔商業施設〕

 〔その他〕

 〔路線バス〕

 〔空港連絡バス〕

 〔高速バス〕

 〔関連サイト〕

 〔東武小泉線 沿線案内〕


橋上駅舎の東口

橋上駅舎にも改札口がある

東口にて、たぬき軍団がお出迎え

田山花袋ゆかりの地でもある

駅データ


駅の西側には日清製粉の工場がある

かつての西口

トップ駅紹介茂林寺前/館林/多々良・渡瀬・成島/…/佐野   参考資料