浅草   あさくさ   Asakusa   東武伊勢崎線


松屋の中には東武浅草駅

関東最長民鉄の東武鉄道の大ターミナル

駅案内

 江戸時代以来の観光地である浅草は、東京のみならず日本を代表する国際的観光地である。浅草寺、雷門、仲見世、さくらと花火の隅田川は江戸、そして現在の東京を象徴する光景である。

 その浅草を起点とする東武鉄道の浅草駅は1931年の開業で、ホームは松屋浅草の2階に位置する。当時としては珍しかった百貨店と一体となった駅舎の正面には、立派な看板がかかり、ターミナルらしさを感じさせる。券売機が並ぶ1階から、開業時からエスカレーターが取り付けられていたという正面階段を上がれば、大きな電光掲示板に北関東方面の行き先が並び、ホームには特急「けごん」、「きぬ」、「りょうもう」をはじめとする電車が次々と発着する。私鉄では珍しい駅弁売り場や、専用改札のある特急専用の3,4番線ホームは、北関東各地へ特急を走らせる東武ならではのものである。国際的観光地浅草から、同じく国際的観光地の日光、鬼怒川方面へ向かう路線らしく、インフォメーションカウンターがあり、肉声による案内放送が行われるのは空港並みである。

 しかし、この駅もホームは先端に向かうにつれて狭くなり、線路も右に急カーブを描いている。特に柱があるところは極端にホームが狭くなっており、通るだけでも一苦労である。ホームの先端の方では電車とホームの間が広いところでは数十cmも開いており、車両の台車や線路の枕木が隙間から見える。特急列車の場合はホームと車両の間に渡し板がかけられるが、その他では足を大きく広げて乗り降りしなければならない。また線路は4本あるが、1番線が8両編成まで入るほかには6両編成までしか入れない。その1番線も北千住寄りの2両はあまりにもホームとの隙間が大きいため、ドアが開かない。このため10両編成の朝ラッシュ時の上り電車は北千住で4両を切り離して浅草に向かっており、ダイヤ編成上のネックとなっている。

 改良しようにも、列車の運行と松屋の営業をしたままでの工事は難しそうである。むしろこの狭いスペースに26両もの車両が入ることだけでも健闘といえる。世の流れに迎合せず、泰然自若としたターミナルともいえ、それが浅草駅らしいともいえる。

 〔参考資料〕


駅を出て右が浅草寺、左が吾妻橋

ホーム先端、というより尖端…

正面口の階段を上がると改札口

切符売り場は1階にある

足もと注意!!!

ビルの中なので柱が多い

隣駅名が業平橋だったころの駅名標


周辺案内

 〔見どころ 台東区 寺社〕

 〔見どころ 台東区 その他〕

 〔見どころ 墨田区〕

 〔教育・医療機関〕

 〔商業施設〕

 〔宿泊施設〕

 〔その他〕

 〔路線バス〕

 〔高速バス〕

 〔関連サイト 台東区〕

 〔関連サイト 墨田区〕

 〔関連サイト その他〕


浅草駅名物?のステップ

正面出入口からホーム階へ上がる正面階段

「電気ブラン」の神谷バーは浅草1−1−1

浅草のシンボルは雷門

観光客でにぎわう仲見世

浅草寺の南に沿う伝法院通り

駅データ


浅草の街中にある浅草公会堂

六区ブロードウェイと浅草演芸ホール

浅草の東西に結ぶ新仲見世

名称が面白いすしや通り

つくばエクスプレス浅草駅

駅名は同じ…なのに離れています

トップ駅紹介>浅草/とうきょうスカイツリー   浅草駅(銀座線)   参考資料