半蔵門  はんぞうもん   Hanzomon   Z-05   東京メトロ半蔵門線


ひっそりとした感じの入口

半蔵門線の線名の由来は当然ここ

沿線の光景(永田町駅から)

 永田町駅を出ると、半蔵門線は大きく左にカーブして、渋谷からずっと並走していた国道246号線(青山通り)と分かれる。線路は最高裁判所と国立劇場の裏手の細い道の下を進み、オフィスビルが立ち並ぶ中、半蔵門駅に到着する。


駅案内

 半蔵門線の線名の由来である半蔵門駅の住所は千代田区麹町である。近くにある有楽町線の麹町駅は、線名の一般公募で「麹町線」が一位になったにもかかわらず、漢字が難しいという理由で無念のお蔵入りとなったが、弟分ともいえる半蔵門駅が無念をすすぐかたちとなった。

 線名となっている駅であるが、駅のホームは狭く、乗り換え路線も無い。しかし、九段下方には折り返し用の線路があり、平日朝のラッシュ時には半蔵門駅で折り返す電車が多数走っている。かつて九段付近で建設反対運動があった影響で開業が遅れたため、一時は終着駅であった。

 駅名の由来の半蔵門は駅から東へ3分ほど歩いたところにあり、江戸時代初期に服部半蔵が門を守ったのがその名前の起こりとされる。江戸時代は五街道のうちの4つが日本橋を起点としていたのに対し、甲州街道だけはここ半蔵門を起点としていた。今でも国道20号線が門の前を通過している。現在は皇族方が皇居に出入りされるときにこの門をしばしば利用されるため、門の周辺は警備が物々しい。半蔵門の付近のお堀は深さと幅があり、いかにも城跡という感じである。門より北に行くとさくらの名所、千鳥ヶ渕であり、季節になると花見客でにぎわう。お堀に沿ってさらに北に歩けば、英国大使館があり、さらに北には千鳥ヶ渕戦没者墓苑がある。門から南に下がってゆく坂は三宅坂で、国立劇場と最高裁判所が並んで建っている。

 駅の周辺は南が麹町、北が番町であり、オフィスと学校と大使館が混在している。学校は女子中・女子高・女子大が多いため、女子学生の姿をしばしば見かける。このため、学生街にありがちな雑然さはなく、落ち着いた雰囲気が漂うのがこの街の特徴である。


駅名の由来となった皇居の半蔵門

ホームは狭い

乗り換え路線はないが利用客は多い

ホーム上には細長い通路が

周辺案内

 〔見どころ〕

 〔教育・医療機関〕

 〔商業施設〕

 〔大使館〕

 〔その他〕

 〔路線バス〕

 〔関連サイト〕


伝統芸能が催される国立劇場

三権の一つ、最高裁判所

皇居を囲むお濠

春はお濠の遊歩道沿いにさくらがさく

駅データ


花見客が多数訪れる

さくらと水面の輝きのコントラストが映える



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