宮の坂 みやのさか Miyanosaka 東急世田谷線 |
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江ノ電601号がホームのそばにある |
周辺には史跡が多い |
沿線の光景(上町駅から) |
上町駅を出発した電車は右に急カーブをきりながら世田谷通りと分かれ、踏切を渡ると、左には世田谷線の車庫、右には上町駅の上り(三軒茶屋方面)ホームを見て、北へ進んでゆく。しばらく直線を進んだあと、右にゆるやかにカーブし、左手に世田谷区立宮坂区民センターを見ながら宮の坂駅に到着する。
駅案内 |
駅の周りは静かな住宅街で駅の利用客はそれほど多くないが、豪徳寺、世田谷八幡宮、世田谷城址公園など、見どころが多い駅である。駅のそばには区民センターがあり、下高井戸方面ホームのそばには元江ノ電601号が保存されている。601号は玉電で使用されていたが、玉電の廃止に伴い江ノ電に移籍し、引退後にこの地で保存されることになり、現在に至っている。
駅のそばにある世田谷八幡宮は、東京都心の近くとは思えないほど、うっそうとした森の中にある。境内には土俵があり、毎年、近くの東京農業大学の相撲部の学生などよって奉納相撲が行われる。
駅から踏切を渡り住宅街を5分ほど歩けば、招き猫と彦根藩主井伊氏の寺して有名な豪徳寺がある。境内には井伊家代々の墓があり、幕末の大老、井伊直弼も眠っている。井伊直弼というと「安政の大獄」のイメージが強いが、14男から身を立てた苦労人であることは意外に知られていない。
江ノ電601号、もとは玉電の車両 |
駅からすぐのところにある世田谷八幡宮 |
周辺案内 |
〔見どころ〕
豪徳寺…徒歩5分。招き猫で有名。1480年に吉良政忠が弘徳院として建立。その後、彦根藩井伊家の菩提寺となった。桜田門外の変で暗殺された幕末の大老、井伊直弼の墓もある。なお、横浜の掃部山公園には井伊直弼の銅像がある。
世田谷八幡宮…徒歩1分。1091年創建。源義家勧進と伝えられる。奉納相撲で有名。
世田谷城址公園…徒歩6分。室町時代に吉良治家が築城。1590年の豊臣秀吉の小田原征伐により明け渡される。
勝光院…かつて世田谷を治めていた吉良家の菩提寺。
烏山川緑道…徒歩2分。世田谷区千歳台から三宿まで続く緑道。
江ノ電601号…徒歩すぐ。下りホームそば。1925年製造。玉電で活躍したあと、1969年の玉電廃止により江ノ島電鉄へ譲渡される。引退後、生まれ故郷の世田谷で保存されることとなった。
〔教育・医療機関〕
鴎友学園女子中学校・高校…徒歩4分。
〔その他〕
世田谷区立宮坂区民センター…徒歩すぐ。
〔関連サイト〕
多摩の古城址…東京の多摩地域や横浜市・川崎市北部などに残る古城について紹介されています。田園都市線・世田谷線沿線でも荏田城や世田谷城などを掲載されています。
滋賀県彦根市…井伊家の本拠地であった。彦根城で有名。東海道新幹線が停まる米原市の隣にある。
彦根城博物館…JR琵琶湖線(東海道線)彦根駅から徒歩15分。
江ノ島電鉄…湘南藤沢と古都鎌倉を結ぶ。
招き猫と井伊家で有名な豪徳寺 |
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駅データ |