ポケモン学研究所
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なみのり考

やさしいにほんごのページは、こうじちゅうです。


 なみのり : 威力95、命中率100、PP15。 ひでんマシン03で覚えられる、バトル時には水属性の攻撃、フィールドでは水上を移動することができるワザ。 覚えることができるのは、主に水系ポケモンで、ピカチュウは通常覚えることができず、プレゼント、ポケモンスタジアムなどでゲットするしかない。

 そもそも、「なみのり」とは何なのでしょう? 通常の「サーフィン」は、波の持つ運動エネルギーと位置エネルギーを利用して動きますが、自分の行きたい方に自由自在に動くことはできません。 それに、ポケモンの「なみのり」は、波など立ちそうもない静かな池などでも使えます。

 かといって、単にポケモンが「泳いでいる」だけでもないようです。 単に背中に乗せて泳ぐだけのことなら、ラプラスなど、わざマシンを使わなくてもデフォルトで「なみのり」を使えてもよさそうなものですし、じっとしてくれているならともかく、ウパーやニョロモのような、小さくぬるぬるしたポケモンが、体をくねらせ泳いでいるところに、乗っかっていられるでしょうか?

 『ポケットモンスターSPECIAL』(ポケスペ)5巻144pで、なみのりピカチュウの動かすボードの下側を見る事ができますが、ついているのは安定板(正確にはなんていうのかな?)だけで、スクリューなどはついていません。 また、ピカチュウが漕いでいるわけでもありません。 それにもかかわらず、あのボードは推進力がある、としか思えないような動きをしています。(同5巻142p等参照) 

 では、「なみのり」移動とは、どのようにおこなわれるのでしょうか? 以下は、サトチの考察した「なみのり」の原理です。

 バトルの時は、相手に水属性のダメージを与えるワザ、フィールドでは移動手段、とバラバラに見える「なみのり」の実態は、「自分の一定範囲の周囲の水(または液体)の分子を、強い勢いで一定方向に押しやる」ものだと推定されます。
 それによって、バトル時には「みずでっぽう」のように相手に大量の水をぶつけてダメージをあたえることができるわけです。

 さて、「作用・反作用の法則」により、他の物体をある方向に押してやれば、自分も反対方向に押しやられることになります。
陸上では、摩擦がはたらきますから、自分が移動することはそうありませんが、おなじことを水上でやれば、「水を押しやった方向の反対方向に、自分が押しやられる」ことになります。つまり、水を後ろに押しやれば、自分は前に進みます。
(アニメのサトシのワニノコのみずでっぽうジェットや、ポケスペのブルーのカメックスのハイドロポンプ飛行みたいな感じですね(^^))

 「まわりの水を一定方向に強く動かす」のをバトル中に使えば水属性の攻撃、移動中に小出しに使えば、反動によって自分が移動する。 これが、「なみのり」の原理なのではないでしょうか。
 (ちなみに、「1点を中心に円を描くように動かす」のが「うずしお」、「重力に逆らう方向に動かす」のが「たきのぼり」ではないかというのが、サトチの仮説です。)

 現実世界では、「念動力」などの超能力の存在は立証されていませんが、ポケモン世界ならナツメとかエスパーポケモンとかサイキッカーとかもいるんだし、世界観としては「あり」の範囲ですよね。(^^)

 「自分の体を動かして泳ぐ」のではなく、「なみのり」のワザの推進力を利用して移動するなら、ボードを推進することもできるし、体を動かさなければ、小さいポケモンでも乗りやすいのではないか、と思うのですが、いかがでしょう?

 以上の説へのツッコミ:(02.5.6)

>タンバシティなどの砂浜に近いところでもなみのりができますよね?
>でも、ピカチュウバージョンのピカチュウのなみのりゲームでは
>わざわざ沖のほうまでバドリングしてますよね(^^;
>自分で水流を制御できるならわざわざ短い手足をバチャバチャさせて
>沖まで行く必要はないような・・・(--;)
>ハッ!もしかしてあのバドリングで水流を制御してるのか!
(笑)
(ご意見:シュウさん)

 さあ??(^^;) ま、あれはあれはやっぱり、遊びとしてサーフィンを楽しんでいる、ということで、いかがでしょう〜??


以上は、「サーフィンは波に乗る事であって、自分が行きたい方向に行ける訳が無い」というツッコミに対して、「みゅうはぁと」の掲示板に発表されたものを、加筆・訂正し、YFC内「イエロー(略)勝手に大辞典」に収録したものを、さらに掲示板での討論の内容を加え、加筆・訂正したものです。


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