F英国福祉日記


Vol.11 1998年01月18日Sunday
■□英国でのアジア食事情□■
 Sohoの中華街にある商店「LOON FUNG」。そこの陳列棚には馴染みのある食品が数々…。『Pocky』は疑いなく日本のGlicoの商品ですが、『百奇朱古力餅乾篠(竹かんむりのない[篠]の字)』という呼び名に変わって£0.79(\181.7)で売られていました。他にも『プリッツ』などがズラ〜リ。これらはOriental City('97秋までYaohanだったところです)やJapan Centreでも購入できますが、£1.49(\343)もするので…。さすがSoho、利用客のほとんどは中国人なので、滅多に料理しない英国人と異なり、様々な食材が売られていました。そこはまるで日本のスーパーマーケットのようでした。TESCOなどでは意外に手に入らないのが、白菜、大根、南瓜[かぼちゃ]、味噌、山車[だし]、ウスターソース(意外すぎるかも知れませんが)、インスタントラーメンなどです。それらがそこには大量にそろっていました。それ等は前述したOriental CityやJapan Centreでも購入可ですが、価格は…う〜ん…庶民には辛いなぁ…。ちなみにTESCOではキッコーマンのSoy Souce[醤油]やミツカンの酢が売られていたのでびっくりしました。
 私の年越の食事情ですが、大方の予想を反し、ほとんど日本滞在時と同じメニューとなりました。朝食はトーストとベーコンエッグ、昼食はラーメン、夕食は白飯に野菜炒め、牛のステーキ、サーモンのソテー、生野菜、肉じゃが、味噌汁…にラガービール付き…といったところです。年越しそばも食べたし、雑煮と日本酒の熱燗も頂きました。白玉粉も練ったし、お汁粉も頂きました。これにもしお節料理が揃ったら、ここが英国か日本か分からなくなってました。


 明けましておめでとうございます。今年も多大なる気遣いよろしくお願いします(図々しいやっちゃなぁ!)。1月5日(月)に学校が機能し、私宛の手紙&E-Mailを受け取ることができました。12月25日(木)以来ですから、本当に待ち望んでいました。この日は幸いにも年賀状らしき物体を識別できました。うれしかったです。

 M.I.は富良野からですね。縁起物の鶴をシカと目に焼き付けましたか?
 T.S.はネクタイ売り場からですか?実は私はネクタイには好みがうるさくて…語ると長くなるのでまたの機会に。
 T.N.社会現象(というより社会問題)を引き起こしたキャラクターの描かれた賀状はタイムリーで笑えました。「添付」について詳細をよろしくね。
 M.N.北京からありがとう。あと半年で日本に戻ってくるとか。最後まで充実した生活を送ってください。
 K.Y.長い間の留学生活からの生還、おめでとうございます。英国旅行にも来たのですか?私と完全にすれ違いだったようで残念。そして4月から社会人になれるのですね。あまり景気のいい話を聞かない日本ではありますが、そんな気風の中で自分の就職先を決定できるなんて、スゴイですよ。
 M.H.、アムステルダムからの涙溢れるほどの辛い文面を読んで…う〜ん、世界はまだまだ自分の常識が当てはまらないものと痛感せずにはいられませんでした。K.F.南京からの生還おめでとう。2年間に及ぶ留学で人間的にたくましくなったようだね。
 K.A.ピンクのFDどうも。私も十分マニュアル人間です(もしかしたら単細胞なので、ある意味ではデジタルかも…)。
 N.F.今年からE-Mailアドレス所有するそうで。あなたからのmailお待ちしておりま〜す。
 Y.T.わざわざ年賀の進物を送付していただきありがとうございました。このような贈り物は初めてでした。拓大が箱根駅伝で総合8位だとか。翌年のシード権を獲得できて私も非常に嬉しいです。
 ところでR.C.さんは元気ですか?Y.T.私が夏に郵送したポストカードをインテリアにして下さっているとか。とても嬉しいです。そのポストカードは、私の友人知人にバラまいた約80枚の中の一枚で、ほとんど重複しないで購入できました(除く地下鉄路線図。それは私のお気に入りの一つです)。
 T.I.新年は家でのんびり過ごしたそうですね。Y.K.2月に結婚だそうで。キミとは高校一年からの付き合いだね。友人として嬉しい限りです。で、彼女はどこで発掘したの?
 K.M.も結婚したんだね。キミとは小学4年から一緒だったから…不思議な気分だなぁ。皆さん、末長くお幸せに…。でも何で私の渡英中に結婚が相次いでいるのかな?
 N.S.出国前に会えなかったから残念でした。まぁ、近日中に会えたらいいね。キミの賀状は毎年パソコンを駆使して印刷されていて、プリントゴッコMark2(という単語あるのだろうか?)で満足している私にとっては斬新に映ります。
 M.K.中学メンバーとも久しいですね(除くバスケ連中)。人生楽しきゃOK!ですか?そうですね…私もそう思うかな?(ちょっと無責任な気もするが…)。
 N.Y.年越しを職場で迎えたそうで。英国との合同プロジェクトで多忙の日々を送られているとか。国際人していますね。私の憧れの仕事です。
他にもH.O.、H.K.、M.T.、M.M.…ら賀状ありがとう(省略された方ゴメンなさいな)。
 そうそう、Y.T.の賀状は¥50で届いたけれど、キミの住所が記されてなかったぞ!! 日本の郵便局の方も仕方なしに英国に送付したんだろうな。だって面に見慣れない記号のスタンプが押してあるんだもん(みなさんは真似ないように。英国までのハガキは通常¥70です)。

 E-Mailも少しずつ届いています。K.S.賀状がこっちで届くとは…しかも全部ローマ字とは。でも嬉しいです。K.S.(上とは別の方)のは全部化けてて解読が出来ませんでした。しかも後日、私が送付してもrejectedと返答が来るので無気味です。H.Y.のは驚きでした。初の日本語メールだったからね。私のメールも文字化けから少しずつ開放されつつあるようです。『Dis-Com Vol.11』からはFDとE-Mailの両方で発信します。私宛に日本語で発信する際は、文頭で取り上げた注意書きをもとに、TXTファイルで添付してください。添付ですよ、添付! て・ん・ぷ!

 私事です。よく皆さんから「英国は寒い」といったコメントを頂くのですが、実は寒川(神奈川)よりも穏やかで温かく感じ取れます。天気はコロコロ変わるのが意外と功に出ているのか、陽光を浴びる時間が結構あるのです。だからセーターとジャンパーでホクホクとなり、マフラー・手袋といった飾り物を必要としないのです。仕事となると、セーターもうっとおしくなり、時にはTシャツだけで(もちろんズボンは履いています)活動してるほどです。昨年の11月に風邪ひいて以来、発熱や頭痛といった症状には今のところは無縁のようです。

 昨年の12月30日(火)に私の友人の英国人Fraser(20)の家に招待されました(といってもちょくちょくお邪魔しているが)。今回は私が彼と奥さんに日本食を作ってあげる日でした。事前にSoho&Yaohan(いずれもLondon)等で購入しておいた日本の食材と御飯を炊く専用の釜を持参して訪問しました。日本食を作ってあげるといっても、大した物ではなく(そんなの作った経験がないもので…)、白飯たくあん付き、味噌汁、ほうれん草の煮つけ、焼きソバ、ラーメンに緑茶を食卓に並べました。私が思うに、日本料理というものは自然と皿の数が増えてしまいますね。英国料理だと大っ平らな皿にポテト、蒸し野菜、ビーン、肉が盛り付けられていますが、日本料理だと、茶碗には白飯、お碗には味噌汁、ボールにはラーメン、深皿には煮つけ…というように、それぞれの食材にあった容器がそろっているからなのでしょう。食後の炊事でどちらが大変なのかは一目瞭然ですよね?また、彼らにチョップスティック(日本名:箸)の使い方を教えてあげました。初めてにしては驚きで、初日で白飯を食べられるまでになりました。ただ、ラーメンの麺が伸び切ってしまうほどのスピードだったことを付け加えておきます。

 そして'97年の大晦日。産地直送の新鮮な邦楽(?)を紅白代わりにガンガン流し、温かい日本米の白飯と肉じゃがをベースにして、小物をちょろちょろ置いて青島ビールにサイダーといきました。う〜ん満足。そして除夜の鐘が聞こえてきたので(?)そばをゆで、年越しそばと洒落込みました。私にとっての'97年は人生で一番激動でした。初めて日本人の全くいない(少しは居るかな?)異国の地で自分だけを頼りにして毎日を過ごしていきました。のほほんと過ごしてきた26年間、この試練に今、体当たりしています。'98年は昨年の経験を基礎としてより飛躍できるように頑張ります。…多分…。

 その意気込んだ新年をUllenwoodで迎えました。運良く前日も当日も晴天に恵まれました。朝はおとそを飲み、雑煮を食べ、凧揚げをしました。日本では意外にできなかった「当たり前」のことをのんびりと楽しむことができました。あっ、でも初詣でに行ってないなぁ。日本の皆さんの中には温泉旅行中や雪泳していた方もいたんだろうなぁ…日本が恋しい'98!

 1月4日(日)、ようやく私の住むChapel Flatに住民が戻ってきました。「Good see you!」と友達と思わず介抱してしまいました。やっぱり友達のいる、賑やかなairの漂う空間が自分にはあっています。みんなお帰りー。そして翌日から通常の仕事となったわけです。

 新年早々の仕事でいきなりPUBへ引率。やっぱり仕事中に飲めるお酒っていいですね。今回はいつも利用するところではなく、新たなきれいなところに行きました。隣には「SAFE WAY(大型スーパーマーケット)」があるので、初めて訪れてもわかりやすいところに位置しているのでオススメですよ(?)。必ずお酒と切っても切れない関係といったら…裏の主人公と呼ばれる(?)と・い・れ(Toilet)、この天使の存在でしょう。もちろん、日本の居酒屋などにも常備されておりますが、英国では必ずって言うほどクルマ椅子専用の個室が用意されているのです。私たち健康な方からは意外と気がつかない点なのでしたが、この半年、身障の立場でいろいろと見てきました。その中でもPUBに専用の個室は本当に必需品なので感動しています。私のよく行った『甘太郎』はクルマ椅子では入店さえも出来ません。店内は段差だらけだし、通路は狭いし…こんなこと日本では考えたことがなかったなぁ。

 昨年はよく映画を見ました(というより役得で見させていただいたのですが)。『Face/Off』も好きですが、『007〜Tomorrow Never Dies〜』のお洒落なアクション(?)に惚れ惚れしました。日本発の情報によるとそこでは春に上映だとか。

 …日本は半年遅れなのですね。ちなみに英国では『ゴジラ』がまもなく上陸します。この作品、日本ではいつ公開だったっけ?はずかしながら、記憶にないのでした。この『Vol.11』を発信する直前の1月16日(金)にまたまたVirgin Cinema(in Gloucester)に10人の生徒と6人のスタッフ(ちょっと多すぎぢゃないか!?)とで行ってきました。新春作品は『The Jackal』というバイオレンス物でした。Bruce WillisとRichard Gere主演の暗殺者VSFBIの、まさに『The day of The Jackal』でした。とっても春めいていました(?)。ちなみに英国では1月1日封切りの126分もので、まあまあ楽しめました。

 実は私、ハーゲンダッツのアイスに目が無いのでした。年末はTESCOでビックサイズのカップを購入し、先日はHigh Streetの当店でChoc Choc Chip(なんのこっちゃ!)というチョコチップアイスを頼みました。値段は日本と全く同じ。でもこの値段と分かっていてもやめられない私ってちょっと乙女チックモード…。さすがに抹茶テイストは売られてなかったなぁ。

 『W.H.Smith』という、日本で言えば『有隣堂』『紀伊國屋書店』のようなチェーン店に新年早々行ってきました。年末までchristmas cardなどで賑わっていた棚はすべて撤去されていたのですが、今回、新たな特設台が設置され、なんと「サンリオ」シリーズがズラリ並んでいました。キティちゃんやケロケロケロッピ等のキャラクターグッズが棚を占領していました。きちんとサンリオの許可をもらっているのでしょうか?前にM.I.に頂いた手紙に添付されていたキティちゃんのプリクラを今回読み直し、思い出した話題でした。

 今日ふとトイレで思いついたのですが、この半年間、一度も地震を経験していません。きっと日本だったら震度4程度の規模なら数回は感じていることだろうに。地震のない英国だからこそ、何百年前ものの建造物が現役で使用されているのだろうなぁ。私の良く利用するPUB『AIR BALLOON』の店内にも1904年当時の店の写真が飾られているし…、今だに石を積んだだけの塀や壁が存在しているし…。う〜ん、平和だ…。

 1月17日(土)に街へ引率に行きました。生徒達のショッピングのサポートです。今日に限ったことではありませんが、私は頻繁にマック(マクドナルド)のミルクシェーキ(日本名シェイク)を飲みます。理由はいたって簡単、好きだからです。この日、生徒の一人が『Play Station』の新作ソフト『Final Fantasy7』を購入しました。このソフトは日本では昨年の2月に発売されましたが、英国上陸版はメッセージは全て英語となっており、私にとってはいい教材となっております。できれば日本に持って帰りたいのだけれど、日本の『Play Station』とは企画が異なるため出来ないのです。香港のT.K.に頼んで海賊版の『Play Station』を手に入れるかな?(それだとNTSC版&PAL版が使用できるのです。ただ、たまにバグるのですが…)。

 こんなのんきな私なのですが、実は大きな悩みを抱えているのです。…早速やってくれました!! 新年2日目あたりから、私の右の下腕の皮膚がヒリヒリ痛くなったのです。原因は全く分からないのですが、まあ、たいしたことはないだろうとそのままにしておいたのです。それから一週間が経ち、私の右腕全体の皮膚だけでなく、手首や肘の関節までもが痛むのです。…どうしよう!? ということで、1月9日(金)08:30、学校内のメディカルセンターに行きました。原因は解からなかったものの、とにかく私の神経の張りすぎによる痛みのようです。この日から学校内のカイロプラクティックの先生のところに行き、いろいろと私の体をいじってもらいました。私が痛いと感じるツボを探し当て、しばらく「指圧の心」体験をしてました。そしてゼリーを塗って、機械による治療が始まりました。最後には、2錠/4h服用する痛み止めの飲み薬(バファリンみたいな錠剤)まで頂き、毎週月曜〜金曜の毎朝、通学(?)するハメになりました。完治するまでは、クルマ椅子を押すことと生徒のリフティングを禁止と忠告されました。これじゃ仕事にならないよ〜。手紙も書けないよ〜。…早く治ってくれ〜!しっかりしろ、右腕〜!!

 『Dis-Com』編集中は、よくBBC Radio-2に耳を傾けていますが、1月12日(月)のニュースのトップで橋本首相(日本政府)の第二次世界大戦の謝罪に関する内容を伝えていました。…つくづく自分が日本人だと思うこと…テレビやラジオから聞こえる"Japan"に過剰に反応してしまう点ですね。この癖は一生治らないんだろうな(あと"Hong-Kong"と"China"にもビクッ!とします)。

 また、1月17日(土)には、サダム・フセイン、イラク大統領のパフォーマンス(?)がトップニュースでした。バクダットで大々的なデモストレーションが行なわれたようで、U.S.A.とU.K.の国旗が燃やされているといった内容を伝えていました。…子供染みた行動だなぁ…。

 新年も始まり、皆様からお手紙やE-mailが日にちを空けることなく届くので非常に嬉しいです。また、Reception担当や友人からも私のそれらの届き様を見て驚いております。本当にありがとうございます。私は結構、筆無精なので、英国にいる間リハビリをして汚名返上しないとなぁ!さぁ、今年は少し背伸びでもして…暴れまくってやるぞ!!

 それでは、また連絡ができると思います。それまでSee you!