Vol.10 1997年12月28日Sunday
Merry Christmas! 楽しい年末を過ごしていますか?仕事は今が多忙全盛期なのでしょうか?忘年会シーズンで胃や肝臓を痛めてませんか?付き合いは大切に、飲み食いはほどほどにしましょう。
K.W.、MDありがとう。6カ月ぶりの日本の新曲でした。パチンコは最近調子悪いとか。きちんと吉野家で大盛卵付き頼んでますか?キミの活力源はそこから来るのだから欠いちゃだめだよ(!?)。Y.S.素敵なChristmas Cardありがとう。'98年度の日本のカレンダーになっているとは、まさに和洋折衷のカードだこと。同封のFDはDOC(ドキュメントファイル)でしたので開けられませんでした…スミマセン。お手数ですが、再度TXT(テキストファイル)で保存してください。A.S.もオリジナルなChristmas Cardありがとう。寂しい(?)Christmasですか。私も同様です(でも予定が入ったので、気が紛れるかな?)。友人等とドンチャン騒ぎをして楽しく過ごしましょうよ!! T.K.久々の連絡ありがとう。なかなか心のこもった(?)FDで感激でした。左膝半月板損傷で入院に至ったそうですが、その後、回復は順調ですか?誰が病原菌そのものだって!? 今まで隠してきたけれど、実は私はめっちゃめちゃデコレート…じゃなくてデリケートにできているんだぞ!!(根拠なし)。'98年の2月にはもう一人家族に加わるのですか?今現在でさえ、そんなに賑やかな家庭なのだから、今後、どうなることやら…。そうそう、H.I.&M.I.の長男誕生を聞き、とても嬉しかったよ。鼻がパパそっくりだとかで数年後、当人がコンプレックス持たなければいいけれど…(冗談だよ!!)。H.I.素敵な家庭を築いて下さい。帰国後、直ぐに夕飯タカリに行きますので。T.N.2カ月に渡って試したE-mailを交えての『Dis-Com』はまだ成功しておりませんが、ローマ字と英文による発信は可能なので、細々とした些細な情報をリアルタイムに流してくださいな。私もアルファベットを用いた文書を日本へ発信します。M.W.3年前にLondon & Parisに来たことがあるとか。そうです、私の生活の拠点としているCheltenhamは本当にすばらしい「英国の田舎」なのです。ところで仕事は大変ですか?役所はさぞかし年末で多忙なんだろうなぁ。寒川神社も年越しの準備で大慌てなんだろうなぁ…。Edinburgh在住のM.H.Christmas cardありがとう。まさかコッテゴテの関西弁で綴られたcardを英国で頂けるなんて…とっても笑えました。私は毎日元気です。真冬にHigh Land(Scotland北部の総称)に行くとか。凍えないようにして頑張ってください。…もしキミの体が凍ってしまったら、それで釘が打てちゃうんだろうな…。
私事ですが、とうとう英国での初雪を体験しました。前日はミゾレがパラつき、肌を突き刺すような冷たい風が吹いていました。そして当日(12月17日(水))は朝9時頃から本格的に雪になり、あっという間に一面は銀世界と化しました。生徒は大喜びで外でハシャいでいました。君たち、wheelchair(車椅子)を使用しているのに…ちょっとハシャぎすぎとちゃう?結局、翌日は暖かくなり、あれほど積もった雪もきれいさっぱりなくなってしまいました。ちなみに英国では1〜2月に本格的に積雪があるそうです。

今思えば、私は一体、11月から何度のChristmas Partyに参加したことだろうか?PUBで何度もタダ酒を頂き、学校のシアターでドイツ人のMartinとジョイントし、パントマイム&ピアノ演奏を実演したり…と、軽く計算しても10回は超えてます。そのPartyを年に数回に分けて行なえばラク…と考えるのはセコい私だけかな?まぁ、とっても充実した年末でした(まだ終っていないけれどね)。
Christmas Holidayに入る前に私の伸び切った髪をなんとかしたいものだ…と友達のTina(ドイツ人の女性)に頼みました。今回で10人目だとか。私の髪はバサバサと切られ、英国での短髪デビューとなりました。とってもウナジが涼しいのね〜ん。それにしてもなぜ皆さん、そんなに笑うのかな?…確かに、英国ではずっとロングだったからなぁ…。みんなは若返ったのことと感想を述べてくれました。
私の友達、職場のスタッフ&生徒たちからたくさんのChristmas cardを頂きました。英国に限らず西欧諸国ではこの文化が浸透しているようで、他の方も同様にcardを交換していました。また、Christmas giftも頂きました。中にはスペイン産ワイン『DON JULIO』(赤)のように高価なものから『BATH BEER』という、ビールの香りのする入浴剤のように笑えるものまでありました。ちなみにこの入浴剤は年越しの際に使用させていただきます。
12月19日(金)に英国のほとんどの学校が終了し、ここも全生徒&全スタッフがいなくなりました。私を除いては…。私は相変わらず、ここのflatで生活しております。施設側も、私だけのためにわざわざflatを開放してくれました。電気、水道、ヒーター等、「Life Line」は無事確保できました。事前に買い揃えておいた各種食材&大量の酒で私の越冬も完璧てす。ちなみに友人のほとんどは故郷に帰ってしまいました。私も誘われましたが、今回はお金をセーブしたいので、究極の自粛モードを展開中です。
そしてこの日、友達の一人が任期を終え、国に帰りました。Eddaというデンマークの女性です。いつもはボーイッシュな彼女もこの日には涙を見せました。思わず介抱しちゃいました。役得!! 半年間、共に生活してきた仲ですから、友達もみんな名残惜しくなっちゃうのも当然ですよね。…でもデンマークって英国から大した距離じゃないので、気軽に遊びに行けるところが、日本からわざわざ来た私にとって笑えてしょうがありませんでした。
私の生息するコッツウォルズ地方はそんなに広くはありません。でも、4カ月近く経つのに、まったくプライベートでCheltenhamを離れたことのない私なのでした。だから今回、友人とバスでCirencester(サイレンセスター)に日帰りトラベルをしてきました。
約40分ほどの道程でした。Cirencesterはイギリスがローマの植民地だった頃、ロンドンに次ぐ第2の都市として栄えたところです。今もNorman Arch(ノーマン・アーチ)やTown Hall(タウン・ホール)などが残っています。列車は通っていないが、コッツウォルズをバスでまわる拠点となる所です。街並は絵本に出てくるような、かわいらしくて小じんまりとした所でした。でもTescoはここにも大きく展開していたなぁ。
友達みんなは故郷に戻ってしまったので、各自、私にお土産を置いていってくれました。その一つである自転車に乗り、Cheltenhamのtownへ行きました。行きは下り坂を一気に下りるので楽々。いつもの『TESCO』で食材を購入し、さぁ、帰ろう…。…最悪の道程でした。とてもじゃないが、立ちコギさえできない急坂に加え、向かい風で私の進行を妨げることしょっちゅう。途中から雨がパラつき、もうイヤー!!…しばらく自転車は遠慮したいものだ。その自転車なのですが、交通ルールは自動車と同じなので、まったく歩道を走れないのです(『Dis-Com Vol.07』に特集)。自動車に交じっての右折なんて怖いこと怖いこと(英国は日本と同じ左側通行)。よく無事に施設に戻れたなぁ…と自分を誉めたたえてしまうほどの体験でした。…すこぶる怖かった…
『HEY! HEY! HEY!』にTM Revolutionのみなさん(といっても西川クンだけど)が出演したそうですが、またまた新たな名言が出たそうですね。松ちゃんが「キミはいつも少年の心を持っているね」と聞き、彼は「うん…て言うか、少女?」とやや疑問形の意味を含んで答えていたとか。…ほかにも名言を聞いた方はご一報を。
伊丹十三さんが自殺したそうで。安室奈美恵が紅白で大トリだとか。三船敏郎さんが死去したとか。そうそう、私の友人の友達が日本から邦楽のテープを密輸(?)してきまして、曲目を見ると、全く訳のわからんタイトルが輝いていました。Southern All Stars & B'zの新曲も入っていたのには感激でしたが、エキセントリック少年ボウイという訳のわからん(知る人ぞ知る)アーチストや聴くに耐えない(?)華原朋美のヒット曲には驚きました。日本の音楽界ももはや世紀末か…。
12月18日(木)15時に「川崎〜木更津間をむすぶ夢の架け橋」こと『東京湾Aqua-Line』が開通したそうですね。早速走りにいった方もいるハズでは?この長い橋&トンネルが渋滞の代名詞にならなければいいですね。\4,000(前売り\3,500)の通行料は高いのか妥当なのか、今度、皆さんの利用した感想から判断して教えてくださいな。
皆さんにとっての'97年はどうでしたか?私にとっての'97年は、新分野への開拓と、友人の存在の再認識の一年でした。特に後者は、英国在住中、日を増すごとに痛感していきました。何度みんなに勇気づけられたことでしょうか?本当に感謝しております。こんな独り善がりの、わがままの、お調子者の私ですが、来年も同様にご鞭撻のほどよろしくお願いします(実を言うと、私の英国生活はまだ半分も終わっていないのでした)。それでは皆さん、良いお年を…