この『クリスタル・イノセンス』は、「水晶製の琴」で奏でた音楽を収録したCDです。
ブックレットによると、「水晶琴」は1995年に中国の音楽家、王旭東によって考案された楽器で、「鉄琴」の形をモチーフにして、天然水晶を大小のバーに切り出してつくられたのだとか。
25のバーで2オクターブの音域を持つそうで、世界でただ一つしかない楽器だとか。
中国は確かに水晶を多く産出する国ですけれど、まさかそれで楽器を作ってしまうなんて、なんてぜいたくな!
……これが、私の第一印象でした(笑)。
このCDに収録されているものは、誰もが一度は聴いたことがある有名なものばかり。
それを水晶琴がどのように演奏しているのか?
音楽についての感想を言葉で説明するのは難しいのですが、水晶琴はとても透明感のある、心にすーっと染み込んでくるような音色でした。
鉄琴、木琴などにはとうてい敵わないくらい繊細な音色です。
聴いていると気持ちがあったかくなるというか、ほわーんとなるというか……。
うーん、このニュアンスがうまく伝わるかどうか(汗)
言えるのは、ヒーリングミュージックに最適だということです。
日ごろの疲れを癒したいとき、眠れない夜などに聴いたら効果テキメンだと思いますよ。
興味のある方、ぜひぜひ聴いてみてくださいね。
●収録曲
1. アイブロウ・ムーン
2. ロンドンデリーの歌
3. アヴェ・マリア
4. シャドウズ・イン・ザ・ムーンライト
5. 夢
6. メディテイション・オブ・ユー
7. 旅愁
8. セレナーデ
9. ア・プレザント・ドリーム
10. リフレクション
2003-06-13