F−04.奴(コンピュータVirus、プログラミングBug)
1)壊す奴
ハードディスクの内容やメモリの内容を意図的に「壊す奴」。最悪はBIOSを「壊す奴」が存在し、パソコンが起動することができなくなることがある。
2)暴走する奴
「壊す奴」と同じではあるが、何をどのように壊すか、壊す場所、現象も時と場合よって内容が一定ではない奴のこと。主メモリを壊せば「動かなくなる奴」や「クルクル回る奴」となるし、ビデオRAMを壊せば、画面表示が意味のないきれいなランダム的な表示となる。
3)動かなくなる奴
「暴走する奴」参照。
4)クルクル回る奴
見た目上「動かなくなる奴」と見分けはつかない。プログラム上同じ場所を回っている。プログラムbugで発生することが多い。
5)どっかに行ってしまう奴。戻ってこない奴(旅に出る奴)
6)暗証番号(パスワードを)等を盗む奴
あるOSの起動時に「CTRL」+「ALT」+「DELETE」を押す理由の一つになった。
7)遅(早)くなる奴
勝手に無意味な処理を実行し処理のスピードを遅くする奴。「早くなる奴」は基本的に存在しない(こういう奴は、ウイルスとかBugとか言わない)。
8)仲間を増やす奴
コンピュータVirusの「基本的な性質」通信でのダウンロードファイル、メールでの添付ファイル、FDやCD-ROMなどの媒体を通して増殖する。
10)罠にかかる奴
罠を仕掛ける奴はもちろんワクチンソフト。パターンファイルを握られたVirusはワクチンソフトにて捕まる、変種(亜種)は逃げられる(感染してしまう)ことがある。
11)何もしない奴(腹いっぱい食う奴)
単にメモリ上に「いる」だけで何もすることなく静かにしている奴。MS-DOSなどの様にメモリの制約(コンベンショナルメモリ)がある場合、メモリ不足を引き起こす原因になる。
20000216追加