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▼CoffeeMaker開発記▼
■その6・表示するフォントの指定■

●テキストを表示する際にフォントは欠かせませんが、Javaは内部的にUnicodeを採用しているので、それぞれのローカルマシンにデフォルトでインストールされているフォントを利用するのは様々な問題があります。
(Java2にて表示がサポートされました。そのフォントがサポートしている言語のデータであればOKらしいです)
Javaはインストール時にUnicodeをサポートしたフォントを数種持った状態でインストールされます。 それは、いわゆる「論理フォント」というカタチのサポートで、以下の5種類があります。

  • Serif…明朝系・ちなみにSansSerif系との違いはかなりポイント数を大きくしないと判別ができない
  • SansSerif…ゴシック系フォント
  • MonoSpaced…等幅フォント・特に英字で顕著・基本的にゴシック系・ソースコードの可視性が高い
  • Dialog…ダイアログ表示用・英数字のみのサポート
  • DialogInput…ダイアログ入力用・同

これらの論理フォント名は詳細なフォント指定と違い、「とりあえずこんな感じのフォントで表示の方頼むよ」といった感じの指定のため、微妙な表示のズレがあります(と思われる)。
しかし、一般的なアプリケーションの場合、ウィンドウの大きさはユーザーの好みによって決定されるのが最良である場合が多く、あまりにタイトなレイアウトを行わない方が賢明であるため、むしろこういったアバウトな指定の方が、アプリケーションの国際化にはよりよい結果を生むことが多そうです。
また、それぞれ、イタリック、太字、標準、太字イタリックによる装飾が可能なため、表現の幅は広いです。

追記・その後の調査でDialogはSansSerif相当(らしい)の表示がされます。DialogInputも同様の状態では無いかと推測されます。