頭蓋骨肥大と薄毛の関係は
あきらめないで。毛根が死滅するまでは大丈夫!このページの目次 |
頭蓋骨肥大というと、なにかの病気で頭が極端にふくれあがるといったイメージがあるかもしれません。
しかし、薄毛を引き起こす頭蓋骨肥大というのはそのような大げさなものではありません。
頭にしろ顔にしろ、おおくの人が年をとるにつれて徐々に大きく広がってくるものなのです。
それを頭蓋骨肥大と言っているだけなのです。
でも、成長期でもないのに骨が大きくなるなんてことが起こってくるの?
という疑問をもたれる方もいるかもしれませんね。
そんな疑問にお答えするため、わかりやすい例で説明しましょう。
歌手の安室奈美恵さんが有名になってきたころから、小顔という言葉がよく聞かれるようになりました。
たしかに彼女の顔は普通の人と比べて二回りほど小さいかもしれませんね。
もちろん、そこまで小さい顔の人は少ないですが、それでも安室さんの年代ぐらい以降の若い人たちの顔は、それ以前の年代の人たちに比べると確実に小さくなっています。
その一番大きな理由として言われているのが、若い人たちは子供のころからほとんど固いものを食べずに育ったということです。
ごはんよりもパンが好まれ、麺類を頻繁に食べ、おやつも柔らかいケーキやスナック菓子といったように、固いものを食べるという機会がどんどんなくなってきています。
その結果、あごの骨が十分に発達しないために、顔が小さいままになっているのです。
ただ、噛むという行為はあごの骨だけの発達に関係しているわけではありません。
もしそうであれば、安室奈美恵さんのようなかわいらしい小さな顔になるはずはありません。
あごは成長しなくても頭は普通に大きく成長していくので、ムンクの叫びのような顔、よくある宇宙人のような頭でっかちの顔の人がいっぱいになっているはずです。
しかし実際は、あごが細い(小さい)人たちでそのような顔の人はそうそういませんね。
そう。噛むという行為はあごの骨だけでなく、頭蓋骨の大きさにもつよく影響を与えるのです。
なぜならば下の歯はあごの骨(下顎骨)から生えていますが、上の歯は上顎骨から生えています。
この上顎骨が頭蓋骨とつながっていることは、自分の歯を見ればわかりますね。
つまり当たり前のことですが、噛むという動作は、下の歯の土台である下顎骨だけを広げるのではなく、上の歯の土台である上顎骨も広げてしまうのです。
そして上顎骨が広がるとそれに連なる頭蓋骨も広がってくるわけです。だから、ほとんどの人が頭とあごの大きさはだいたいバランスがとれていて、頭でっかちであごだけ細いという宇宙人みたいな顔の造りの人は少ないのです。
柔らかいものばかりを食べていれば、あごの骨も頭蓋骨もほとんど発達しません。
逆に固いものをしっかり何度も噛んでいれば、あごの骨も頭蓋骨も発達して大きくなってくるのです。
このような原理がわかれば、頭蓋骨が年とともに広がってくるということも納得できるでしょう。
ページのトップへ戻る
成長期を過ぎると骨は大きくならないという人もいますが、それは成長と発達とをかん違いしているのです。
成長期を過ぎるとたしかに成長は止まります。しかし発達は年齢にかかわらず起こります。
たとえば、20歳を過ぎてから嗜好が和風に変わって根菜類や豆類、玄米などを主食として、おやつはするめやせんべい、ナッツなどを食べるようになったとしたら、あごは発達して広がっていきます。
もちろん骨がまだ柔らかい成長期と比べるとその度合いはゆるやかですが、噛むという刺激の度合い、回数に比例して確実に骨も発達していきます。
このような人体のしくみがわかれば、年とともに顔が大きくなってくる理由もおわかりでしょう。
いくら柔らかいものしか食べないといっても流動食で生きているわけでなく、一応は何十年とものを食べ続けるわけですから、それなりに咀嚼もしてあごの骨も頭蓋骨も発達は促されます。
また、顔や頭を広げる原因はそれだけではありません。噛むという行為が一番の発達要因ではありますが、それ以外にも要因はあります。
例えば、歯を食いしばるようなスポーツを長年続けていると、成長期にかぎらず骨は発達してきて顔は大きくなってきます。
あとは寝るときの体勢や普段の姿勢などでアンバランスな負担が頭にかかっていたりしても、それが頭蓋骨や顔面骨を広げたり歪めたりすることがあります。
これ以外にも日常生活の中に頭を大きくさせてしまう要因はたくさんあります。そんなものがつみ重なって頭蓋骨の肥大は起こってくるのです。
大きく押しの強い顔をした大御所俳優の若いころの写真を見ると、細面で二枚目だったというのは、よくテレビで見ると思います。
これは女優さんなんかでもそうですね。
若いころの写真を見ると安室さんも顔負けの小顔だったのに、今ではかつての面影も消え失せて、貫禄たっぷりの大顔になってしまっていたりします。
そしてこれはもちろん、我々一般人にも同じことは起こります。やはり年とともに顔も頭も大きくなってしまいます。
頭蓋骨肥大というのは、そんな状態のことをいうのです。
ページのトップへ戻る
頭蓋骨が大きくなるとそのぶん頭皮が引っ張られて薄くなるので、血行やリンパの流れが悪くなってくることがあります。
そうすると髪や頭皮への栄養が十分に行きわたらなくなったり、老廃物がたまりやすくなったりして、それが抜け毛を誘発する可能性が高くなります。
そんなところから、頭蓋骨が肥大すると薄毛になると言われているのです。
直接的な因果関係が医学的に証明されているのかどうかはわかりませんが、私のところに育毛のことで相談に来られる方の大半が頭が張っているという自覚症状をもっておられます。
そして実際、頭蓋骨がボコボコとでっっ張っていたり、おおきく広がっていたりして、頭皮が薄くつっ張っている人がほとんどです。
ですから、やはり頭蓋骨肥大と薄毛とはつよく関係していると考えるのが妥当だと言えるでしょう。
それでは、そんな頭蓋骨肥大や薄毛をに対してどのようなアプローチをおこなえばいいのでしょうか。
わたし自身は頭蓋骨肥大は薄毛のひとつの要因であって、それがすべてであるとは思ってはいません。
やはり遺伝というのはおおきく影響しているでしょうし、生活習慣、食事、ストレス、頭皮や髪に直接ダメージをあたえる毒素などもあなどれません。
ですから頭蓋骨肥大の改善だけでなく、生活全般から薄毛になる原因をとりのぞき、同時に育毛。発毛を促す対策を総合的におこなうべきだと考えています。
これは、ブラックマヨネーズの小杉さんのような頭皮スケスケ、生えぎわ大幅後退の危機的状況から、ごく短期間に劇的に回復したわたし自身の体験からも確信をもって言えることです。
ただし、最近になって頭蓋骨肥大の改善がなによりも優先されるべきであると認識をあらためています。
というのも、薄毛からの劇的回復に気をよくして安心していたところ、2年ほどのあいだに気づいたら、頭蓋骨の肥大とともに、またゴッソリと抜け毛が進行していたのです。
ページのトップへ戻る
前回わたしが頭皮スケスケの薄毛になってしまったときには写真はとっていなかったのですが、今回はちゃんと証拠写真をとりましたので、まずはこちらをご覧ください。
髪をおろしても、アップにしてもどれも悲惨ですね。
おもいっきりⅯ字ハゲが進行しています。
また、髪全体もかなり薄くなって、頭皮が透けて見えている感じですね。
ハゲ、薄毛のこわいところは、
『なんとなく抜け毛が増えてきたな。でもまだだいぶ残っているから大丈夫だよな』
と、ポジティブ思考をつづけている間にどんどん進行して気づいたときには悲惨な状態におちいってしまっていることです。
そう。ポジティブ思考はビジネスにおいては成功への必須条件なのかもしれませんが、頭髪に関してはマイナスにしかならないのです。
そう言えば、スティーブ・ジョブズ氏もハゲていましたよね。
わたし自身、一度目にハゲかけたときには、頭皮ケアマッサージ、食事、運動からメンタルコントロールまで、総合的に対策して人並みにまで回復させました。
しかし、やはり目標を達成するとなまけ心がでてくるものです。
また、年とともに身体の劣化が進んでくることや、わたしが物心つくころからハゲていた祖父の遺伝子を受けついていることも意識から抜け落ちてしまっていて、抜け毛対策をやめてしまっていたのです。
そして、『まだ大丈夫』と根拠のないポジティブ思考をつづけて上記のようになってしまったのです。
しかし現実はきびしく、ある日カガミを見て目をそらしがたい事実に直面させられました。
それがさきの写真になりますが、そんな見た目だけでなく、頭を触ってみると頭蓋骨がゴツゴツと張っていて、頭皮がパッツンパッツンにつっ張っていたのです。
そう。
日々、人の頭蓋骨や頭皮のケアをしている自分自身が頭蓋骨肥大になっていたのです。
それはまるで野球の硬式ボールをさわっているようで、わたしのもとにはじめて頭皮ケア整体を受けに来られる人たちとまったくおなじ状態でした。
わたしは頭皮ケア以外の整体もおこなっているので、これまで何千人という人の頭をさわってきましたが、ハゲ、薄毛の人で頭皮がやわらかくて弾力があるという人をわたしは知りません。
それに対して、抜け毛や薄毛とは無縁の人の頭はそうじてやわらかく頭皮に弾力があるのです。
これが、頭蓋骨肥大の現実なのです。
ページのトップへ戻る
さいわいわたしには技術があるので、現実のショックを引きずりつつも、さっそく頭蓋骨を調整する自己整体と頭皮マッサージを毎日おこないました。
そして2か月ほどたって、頭蓋骨の張りもおさまり、頭皮もユルユルになったときの写真がこれです。
右側頭部です。
比較写真がこちら ↓↓
左側頭部です。
比較写真がこちら ↓↓
比べてみると一目瞭然ですね。
髪をアップしても、このちがいです。↓↓
以下も現在の状態です。
どうですか。
確実に増えているでしょう。
わたしももう55歳ですから、1回目のときのようなフサフサと言えるまでの回復にはいたっていませんが、それでも、もはやⅯ字ハゲと言えないぐらいに改善していることは一目瞭然でしょう。
しかも自分でもビックリなのですが、髪が増えただけでなく、白髪もあきらかに少なくなっていますよね。
「白髪が黒くなるはずないじゃないか。染めたんだろう」
と思われるかもしれませんが、ハゲの遺伝子をもっていて、すこし気をぬくと抜け毛が進行してしまうわたしが、髪を染めるなどという自殺行為をするはずがありません。
もちろん、カツラやつけ毛でもなく正真正銘、自然な自分の髪です。
わたしももういい年で、しかも遺伝子というバクダンを抱えている身なので、これからも気をぬくと危ないかもしれません。
でも、頭蓋骨肥大をくいとめ、頭皮をユルユルに保つための自己整体や頭皮マッサージという強力な武器があるかぎり、死ぬまで髪を守りきれるんじゃないかという希望はもっています。
抜け毛、薄毛、ハゲの改善に、ミノキシジルを配合した発毛剤や最近では医療機関で受けられるAGA治療などの対処法もあるにはあります。
しかし統計では、その満足度は発毛剤で訳2割しかなく、AGA治療では37%の人が効果なしと答えたとの結果もあります。
出店:髪こと‼【AGA治療では男性の薄毛は治らない?~アンケート調査で分かった現実】
医薬品である発毛剤に満足できなかった8割の人、AGA治療で効果のなかった37%の人。
このような人たちも頭蓋骨肥大や頭皮の張りを改善させれば、治療の効果はちゃんと発揮されるのではないでしょうか。
わたしは自身の経験から、その可能性はけっして低くはないと思っています。
というわけで、現在わたしのカイロプラクティックオフィスは頭蓋骨肥大と頭皮環境の改善をメインにした頭皮ケア整体をおこなっております。
抜け毛、薄毛にお悩みの方、発毛剤やAGA治療で効果を実感できない方、お気軽にお問い合わせください。
一応、前回のわたしの薄毛回復の経緯やわたしが実践したの発毛対策も紹介しておきます。、
こちら【こすれば薄毛は改善する】のほうは、まだ頭蓋骨肥大の対処の重要性に気づいていなかったときに書いたものなのですが、発毛、育毛ケアの参考にはしていただけるのではないかと思います。
興味があればご参照ください。
ページのトップへ戻る