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林家 染語樓

林家 染語樓

古典もよかったが、 先代の作である「青空散髪」や「食堂野球」を演じる染語樓さんが好きだった。 こういう「昔の新作」をやっても古臭さを感じさせない稀有なキャラクターで、 のほほんとした雰囲気を楽しませてくれた。

今月に入って訃報が相次いでいる上方落語界だが、 いくらなんでも54歳は早すぎる。 東京の寄席では中心となってがんばっているのがこの年代である。 こんど大阪にできる寄席に出ていたら、 熱演する演者の間に挟まってホッと一息つける存在となっただろうに、 ほんとに惜しい人を亡くしたと思う。 (2005-03-30)


寄席芸人似顔絵集