林家彦いちという人 2002年3月。 林家彦いちという人について、 何の予備知識も無いまま出会った高座。 日常と非日常が混沌とし、 バーチャルとリアルを仕切る線が無い。 私の笑い袋のスイッチをこれでもかぁ!と押してしまわれたようだ。 これをきっかけにこの年、 2度も上京するなんて…この時はまだ知る由も無い。 一見コワイ人に見えるが、超!よそゆきの笑顔はたまらない。 柔道・極真空手と、 武道家の彦いちさんの紋は「ひとつこぶしにカタツムリ」。 スピード感溢れるパンチとスローなカタツムリ。 相反する様ではあるが、 それらの融合により生み出される彦いち落語の狼煙は上げられた。 カタツムリのようなゆったりとした歩みであっても、 着実に自分の一歩を踏み出す。 コブシの中に秘めたる熱い思いは、 客席のココロを突き上げる事だろう。 (文: ちあき♪、2003-01-05)
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