アクアライフあんまり聞かないハナシ


それはきっと海水魚水槽(^^;)

 かる〜い話から。

 熱帯魚飼ってると聞いて皆さんはどんな光景を思い浮かべるでしょうか。

 私はぱーぷーだったので暗い部屋の中、ほのかに青い光を放つ神秘的な水槽みたいなものをイメージしていたんです。たまにそういう水槽が置いてあるバーありますよね。TVとかで出てくる水槽もだいたいそんな感じではないかと。で、泳いでいる魚の色は誰がなんと言っても黄色青色赤色の三原色です。私はそういうイメージでした。で、部家の中のインテリアとしてそういうモノを求めていたわけです。

 で、現在、水槽を設置して1年半経つわけですが、どうもイメージと違う。何か違うのである。うちは、照明は普通の白色蛍光灯だし、水草もあるので何となく色は緑色。想像していた青色のいかにも人工的な灯りと言うよりは太陽光に近い健康的な光と緑あふれる健康的な情景(あんまり緑はあふれていないかも(^^;))

 うう、そんな健康的な水槽が欲しいんじゃないやい(^^;)

 実際、灯りを青色のランプにすれば良さそうだけど、そうすると水草が光合成できなくなって枯れてしまうらしい。うう、水草がいけないのか・・・・と言うよりはやっぱ淡水魚水槽なのがいけないんだな(^^;)。そんなことに気がついたのは飼い始めて半年経った頃でした。

 じゃあ、今から海水魚水槽に切り替えればいいジャン。

 いや、そうしてもいいんだけどさ、というかそうしてみたい心もあるんだけどさ、そうするためには今の魚達にいなくなってもらわなくてはいけないではないか。さすがに次の魚を入れるからといって今いる魚を絶滅に追い込むほど鬼畜ではないぞ。生き物には優しいのだ(うそ)。

 でもやっぱ、白色蛍光灯の水槽はいまいち間が抜けているのである。

 実際、海水魚飼育をするとどうであろうか?聞いた話読んだ話では海水魚を飼うのは若干淡水魚より難易度が高いらしい。この時点でもうだめじゃん、とかも思ったりする。ちゃんと海水の比重を併せてみたりとかそういう作業がいるらしい。さらにやばし(^^;)。ただ、水が安定してしまうと逆に水替えは淡水魚水槽のそれよりもずっと少なくてもいいらしい。

 だいたいさ、熱帯魚の入門書って海水魚を取り上げてる本ってとっても少ない。そんなこともあってちんた、頭悪いから入門書読んで、「あー熱帯魚とはネオンテトラなんかなんだな」と思ったし、そいつらでも「暗い部屋の中、ほのかに青い光を放つ神秘的な水槽」は実現可能だと思っていた。うーん、そういうところちゃんと書いておいてくれよなー、写真でも載せてさー(^^;)。

 先日、渋谷のとある所にある熱帯魚の水槽をいっぱい入れてあるバーに行った。で、今にしてみればよくわかるのだけど、やっぱりバーにある水槽も淡水魚水槽は白色蛍光灯、青い灯りの水槽は海水魚水槽だった。はて〜でも一度淡水魚で始めちゃうと、先にも書いたように全滅でもしない限り切り替えられないしねー。ま、当分は淡水魚とおつき合いすることになるのでしょう(^^;)。




続・それはきっと海水魚水槽(^^;)
ちんた、前項の「それは海水魚水槽」で嘘こいていました。

→ 実際、灯りを青色のランプにすれば良さそうだけど、そうすると
→水草が光合成できなくなって枯れてしまうらしい。うう、水草がい
→けないのか・・・・と言うよりはやっぱ淡水魚水槽なのがいけない
→んだな(^^;)。                       

なんかこの辺が怪しいらしい。

実は「青い水槽にもできなくもない」らしいのです。先日ショップに行って、たまたま蛍光灯の棚の前に店員さんがいたので聞いてみたら

店員 「う〜ん、アマゾンソードとかミクロソリウム
  なんかの比較的強い、光をあまり必要としない
  水草なら大丈夫なんじゃないですか?」

とのこと。ありゃりゃ、HPに嘘書いて全世界に発信しちゃったよ(^^;)。

生体に影響がないんならいっかぁということで、ちんた、只今、実験的に青いカラー蛍光灯を入れて青く光る水槽にしています。

青水槽にしてから1週間が経ちますが、水草の方はまだ予断を許さないかな・・・という状況ですが、魚達の方はあいも変わらず元気。毎日餌もばくばく食べています。

ただ、じゃあ、青水槽が無条件に良いのかというとそうでもないようです。

というのも、青い蛍光灯にすると、魚本来の綺麗さがどうもスポイルされるような感じがあります。

例えばゴールデンテトラやモンクホーシャなどといった金色、銀色の魚は全くその綺麗さが感じられなくなってしまいました。また、赤い色がほとんど見えなくなるので銀色の魚体に目の上の赤がアクセントのモンクホーシャなんかは悲惨です。ありゃりゃりゃりゃ。

逆に青いラインが主張するネオンテトラなんかはその青色に凄みがかかったような感じで、こちらは青い光にすることによって綺麗に見える一群です。

さらに、水槽全体の話をすれば、汚れが目立たない(^^;)。 ま、全体的に暗くなるから見えないよ、ということで、薄暗いバーや水族館で女の子が綺麗に見えてしまう話と似ているのかも知れません(ぜんぜんちがうかな)

汚いのが見えないと掃除や換水さぼっちゃうんですけどね(^^;)。

一つやばいなぁと思うのは魚体がはっきり見えないと言うか、薄暗い状態だと、魚の健康状態が見えないんですよね。白点病とか 思いっきり見逃しそうだもの。これはちょっと・・・まずいかな。

う〜、でもやっぱ、青色。きれーですわー(^-^;)。



そして青い水槽のその後

 えー、そんなこんなで、水槽を青い色にしてから1ヶ月あまりがたちました。

 大きな変化としては植えている水草はほぼ全滅となってしまいました。あちゃー(^^;)。やはり、青色蛍光灯では光合成をするにはまったく役に立っていないようです。結構、水草はあっという間にお亡くなりになってしまいました。ただでさえ水草を上手く育てられていなかった水槽なので、光量が減ってさらにとどめ・・・という感じになってしまいました。

 ただ、じゃあ、今後、水草を植え直すために白色蛍光灯に変えたかというと、実はまだ青色蛍光灯のままだったりします。もともと水草を上手く育てることにずいぶん煩わしさを感じてもいたので(おいおい(^^;))、これを機会にダミーの水草(水草の形と色をしたセルロイドかなんかの模型)でお茶を濁してしまおうかな・・・などと考えています。

 魚の方は・・・概ね元気です。この1ヶ月で死亡者が1名出ましたが他は全く何ともありません。餌食い、日頃の動き、なんの変化もありません。お亡くなりになった1匹はネオンテトラなんですが、結局死因はわからず。1匹だけで死なれるとさっぱり原因が分からないんですよねぇ。青色になったせいかもしれないし、水草が減ったせいかもしれない。ただ、他の魚がぴんぴんしているだけに「かもしれない」の域を出ないというかなんというか。勝手に「自然減」なんだと思うようにしてはいるんですけどね。

 さて、水槽を青くして1週間。この間ずっと見てきた印象などを。

 純インテリア的に眺めればやはり青色水槽の方が見栄えが良いのではないか・・・と思います。特に部屋の灯りを消した後、水槽の電灯だけが灯っている状態で比べると青色の方の圧勝です。逆に、部屋の電灯が点いている状態下だと青色も白色も差は小さいかな・・・と思います。また、水替え直後など極めて水も底砂も綺麗な状態下ではかえって白色の方が綺麗に見えるような気もします。

 なんというか、双方の綺麗さを比べると、100点満点に近い綺麗さを発揮するのは白色蛍光灯なんですけど、0点の状態にまで落ちるのが極めて早いのも白色蛍光灯のような気がします。対して青色蛍光灯の方は最高点でも90点なんだけれども60点以上のなんとか鑑賞に堪えるレベル以下にはなかなか落ちない印象があります。

 どゆことかというと。白色蛍光灯はやはり「輝く」ような綺麗さが出るんですね。おまけにうちの水槽は底砂が白色のセラミックサンドなもので、これもまた白色光下の方が綺麗さが出るんです。故に、水替えをした直後の綺麗な水・底砂の状態では非常に綺麗な状態になります。が、一方で白色光は光量が大きいのでコケの発生も早いんです。結構、早くにガラス面・底砂にコケが見え始める。水替えをして3〜5日後・・・といった感じでしょうか。この点、青色蛍光灯だとそれがずいぶん遅いんです。もちろん延々と水替えをサボっていると結局はコケが出てくることには変わりないんですけど。で、青色の場合、何が良いといえば、「発生した汚れが目立たない」ということでしょうか(^^;)。白色の服よりも濃色系の服の方が汚れが目立たないのと同じことなんですが、この点はものぐさアクアリストにとってはたまらない魅力。要はこの点がちんたを青色蛍光灯に引き留めているようなものなんですが。

 さらに、白色蛍光灯の場合の「綺麗さ」は先にも書いたように「輝く」といった感じの綺麗さなんですね。綺麗なのは良いんですが、これがまた狭い部屋の中だとそういうものがあるとどうにも落ち着かない。なんだかなぁという感じなのです。ワンルームなので寝るのもその部屋なため、やっぱ、そういうのは・・・みたいな(^^;)。いや、逆の見方すれば白色蛍光灯の水槽は読書灯として結構いい感じではあったんですけどね(青色はさすがに本は読めなかった)。

 で、まぁもう少し青色蛍光灯でやっていこうと思っているんですが、青色蛍光灯の最大の弱点とも言っていいのは「銀色・金色の魚が全く見栄えしない」ことですね。ゴールデンテトラやモンクホーシャなどがすっかり存在感無くなってしまいました。もう銀色も金色もいっしょくたのような見栄えです。逆にネオンテトラのように青色の筋を持っている魚は青色蛍光灯の方がぐー。それを考えるとまたまたどっちにしようか決めあぐねているという・・・。

 とりあえず、青色蛍光灯導入後1ヶ月の実験君の報告でした。




熱帯魚飼育のヒーリング効果

 なんかの本か、あと確か熱帯魚器具メーカーのカタログかなんかに書いてあったと思うんだけど、熱帯魚飼育ってヒーリング効果というか、リラクゼーション効果があるらしいんですね。なんちゃら大学のなんちゃら先生が論文を書いているらしい。ちんた、理系出身もということもあって「論文で発表されている」と聞くと結構ほいほいと信じてしまうたちなのですが(^^;)、まぁこの件もなんとなく信じている部分でもあります。

 実際、熱帯魚を入れたからなのか、それとも入れた時期と重なっている引っ越しのせいなのか、ずいぶんその前後で精神状態が落ち着いたように思います・・・というのは単なる個人的な事情。ただ、まぁ、そういう偶然か必然かのせいもあって、ちんたは熱帯魚飼育はヒーリング効果はあると信じています。  さて、全体的に見ると精神的に落ち着く効果のあるといえなくもないかもしれない(←かなり弱気(^^;))のですが、ミクロ的に見てみるとどうでしょう。結構、冷や冷やして落ち着かないこともあったりします。

 何が落ち着かないかって、一番落ち着かないのは、そりゃあもう、新たに魚を引いてきた時ですね。もう3日くらいは帰宅して超ドキドキしながら水槽の照明を点け、人数を確認する毎日。特に、水槽を立ち上げて最初の10匹のネオンテトラを放ってから、バクテリアが湧き水槽が安定するまでの3週間ほどは毎日毎日「今日は死んどらせんか〜?」と帰宅の道すがらから気になって気になってしょうがないわけです。

 次に落ち着かないのは、やっぱこれも生き死にに関わるからなんですが、仕事とかが激忙で泊まり込みで勤務しちゃった(=故に自宅のお魚達はメシ抜き)ときですね。これが1泊2日くらいで済んでいれば、まぁ、最近はどうってこと無いともわかっているのですが、3泊4泊になるとさすがに焦ります(^^;)。

 それと、魚達は元気でも、ガラス面に苔がびっしりついちゃったりすると、これもまたヒーリング効果はどっかいっちゃいますねぇ。いや、どっかいっちゃってるなら水槽の掃除するなりなんなりして、綺麗にすれば済むことなのだけれども(^^;)。やっぱ、こー、なんというか、「見ていて心が洗われる」ような綺麗な瞬間って、ちゃ〜んと水槽の掃除をこまめにしないとできないもんですね(掃除すれば見られるのだからやれってば(^^;))




お魚死んだらどうするの?

 恥ずかしいことに、うちではもう結構な数の魚がお亡くなりになっています。とくにあの時は多かったですが、普段であれば、2月に1匹くらいのペースで落ちていくような感じでしょうか。

 落ちる時ってのはだいたい前日くらいでわかりますね。もう重心が定まっていないのです。だから、裏返ってみたり横になって泳いでみたり。はたまたぐるぐる回転しながらコークスクリュー状態で他の魚に突っ込んでいったり。
 本とかWebとか見る限りでは、もうこうなると対処のしようがないみたいで、また、下手に薬を入れて他の魚に影響があったりするのもいやなので、結局はほっとくしかないんですけどね。

で、次の朝には死んでるわけですね。

 この死体・・・どうしましょうかね?未だに課題です。
 熱帯魚飼育のハウツーものを読んでも、インターネットやNIFTYのなかでもそういう話題が出たことは見たことがないです。どーにでもしていいよ・・・ということなんだろうか?
 ま、それぞれに住宅事情が違えば、「正解」など無い・・・ということかな?

 子供の頃、飼っていた昆虫とか金魚が死ぬと、庭なんかで穴をほじくって、死体を埋め、気が利けば墓標なんかもつくってみたりしていました。
が、今住んでいるのはマンションの5階。お庭はありません。おまけに、近所を巡っても死体を埋めるのに良さそうな場所(って書くとどうにも不気味な感じですが(^^;))はありません。近所の公園とかもアスファルトだったりするんですよ、港区。

 そすっとまぁ適当な所に捨てるしかないわけですね。

 で、この「適当なところ」がゴミ箱しかなかったりするわけで、いちおう、紙袋に包んだり、新聞しかなんかにくるんだりはしますが、結局はゴミ箱に入れ、月水金のゴミの日に出すしかないわけです。
 なんとなく悪いね〜という気分になるんですけどね。魚に。

 実際、こういうやり方をしていると、体長10cmを超える魚なんか買ってる人はどうするんでしょう?とか考えます。ディスカスなんかは飼い方も難しくって死ぬとショックもでかいかと思いますが、10cmや20cmの死体は単に捨てるだけでも結構苦手な人は苦手なのではないか・・・と思います。命の価値がどうこうではなく、単純にネオンテトラが死ぬのと1mのアロワナが死ぬのとでは作業の点から大違いではないでしょうか?(^^;)

 さて、ちんたは薄情にも「死んだらゴミ箱」なわけですが、常に死んだらゴミ箱に入っているかというとさにあらず。
 実は、死んでも死体処理をしないというか、できなかった場合も多々あります。「死体は見あたらないのに、数は減っている」というパターンです。おおむね、他の魚が食べてしまったんだろうな・・・とは思うのですが、それにしても骨まで綺麗にしゃぶり尽くしていると言うことでしょうか、まったく気配も無いのです。日頃餌に不自由しているからでしょうか?(少々後ろめたいところあり(^^;))。今までに居なくなった魚のうち、だいたい25%は死体を見ないままいつのまにか居なくなった魚達です。

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