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タイトル Re: 樹怨Act4(第拾壱話
投稿日 : 2015/06/14(Sun) 21:28:39
投稿者 徒然地蔵
参照先
やはり里枝とサトの対決は避けられませんでした。
予定調和とはいえやはりかなりきつい展開です。

自我を持ち里枝の存在が疎ましくなってしまったサト。
以前にサトが善意でした視界の共有が逆に恨む理由になってしまうとは
なんとも皮肉な結果です。
里枝の幸せを願った分、里枝を恨まずにはいられない…でしょうか。

それにしてもここまでの壮絶な闘いになるとは予想だにしませんでした。
殺意むき出しで恨みの言葉とともに斧が振り下ろされるは、
対する里枝も本気でサトに殺意を向けて応戦するは。
左腕切断、臓物露出で完全に想定の範囲を振り切れました。
すごい凄惨さ。そしてそうなっても生きられる体の哀しさ。
サトが自分に臓物を取り込むのは狂気の臭いがすごくしました。
エグみ満載です。

そしてサトは自嘲とともに最悪の事態を予見する言葉を残して自壊。
もう辛すぎる展開ですね。
自壊も辛いし、こんな代償を払ってもなお
里枝がハッピーエンドになれそうもない予見が追い討ちをかけて辛いです。

ふと思ったのですけど、最近はライトノベル方向に傾倒しているかと思いきや、
その実、風祭文庫的(?)な強制変身の悲哀がガッツリと盛り込まれています。
素晴らしいです。

最後の炎の戦士の登場は、
「えっ!このタイミングで!?」という感じで笑えました。

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