タイトル | : Re: モランの館「ディンガの罠(Vol.T-156)」 |
投稿日 | : 2005/01/06(Thu) 01:28:50 |
投稿者 | : 茶 |
参照先 | : |
少女の魂の変容を描かせると、バオバブさんは本当に巧いですね。
今回の物語では、入れ替わりそれ自体以外には、呪いも魔術も働いていない。なのに時間の経過とともに、確実に優美はヌッンガになっていく。海外旅行が当たり前な家庭に育ち、女子高へ通うはずだった日本人の美少女が、現地の言葉を覚え、(日本の常識で考えれば)劣悪な環境で生活することに慣れ、射精という雄の性行為に夢中になっていく。
ラスト近く、「それはディンガの少年がオナニーをしているに過ぎない。」と、引いた視点から優美について描写した一文が、冷たく乾いていて刺激的でした。
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