UP DATE 2003.05.23

平成15年5月18日。キーレスエントリーの作動範囲を広げるため
キーレスエントリーユニットのアンテナを移動しました。
ステップワゴンのキーレスエントリーは電波が弱いのか作動範囲が狭いような?

これを少しでも改善できないかとキーレスエントリーユニットのアンテナを移動してみると効果はバッチリ!
キーレスエントリーの作動範囲が従来の倍くらいに広がりました。

 

*** 必要な部品 ***

部 品 名 数 量 部品代 移動作業
DIY

 

*** 移動作業の詳細 ***

初期型ステップワゴンのキーレスエントリーのリモコンです。

キーレスエントリーは1997年8月のマイナーチェンジ
標準装備になりましたが、発売当初は純正オプションでした。

また標準装備のキーレスのリモコンは1ボタン式ですが
純正オプションのキーレスはロックとアンロックのボタンが
独立した2ボタン式です。
キーレスエントリーユニットは助手席左側の奥にあるので
アンテナを移動するにはアシスタントトレイボックスと
グローブボックスを外す必要があります。

はじめにアシスタントトレイボックスの扉を開け
中央のメクラ蓋を先端の細いドライバーで引っ掛けて外し
隅4本、中央1本の計5本のネジを外して手前に引き出します。
次にグローブボックスの扉を開け
隅4本、中央2本の計6本のネジを外し下側に下ろします。

この時グローブボックスが重さで突然下がることがあるので
最後のネジを外す時は片手でグローブボックスを支えながら
ゆっくり下ろすようにします。
アシスタントトレイボックス、グローブボックスが外れた状態です。

キーレスエントリーユニットは矢印の位置にあります。

グローブボックスは下側を3本のネジで固定されていますが
今回の作業に支障はないのでそのままにしておきます。
キーレスエントリーユニットです。

手前に見える白い線がアンテナです。
アンテナはドア側からセンターコンソール側へ水平に張られ
センターコンソールからは下向きに張られていました。

純正オプションなので間違いなく取り付けされていると思いますが
このアンテナの位置はちょっと疑問?

これではキーレスの作動範囲が狭いのも納得できます。
アンテナはダッシュボードに両面テープで固定されています。

アンテナを傷つけないよう両面テープをゆっくり剥がして
アンテナを取り出します。

(画像はアンテナを取り出した状態です)
アンテナの移動先は助手席側のAピラーの内側にしました。

まずピラーのゴムパッキンの下部を固定している
フロントサイドガーニッシュを外します。

フロントサイドガーニッシュは3個のクリップで固定されているので
壊さないよう気をつけながら上側に引っ張り外します。

そしてゴムパッキンを下側から順に引っ張りながら外します。
次にダッシュボードとボディーの隙間から外側に
アンテナを通しますがアンテナの先端が太いため通りません。

アンテナをダッシュボードの下に迂回させることもできますが
直線的に通した方が距離も短くアンテナを高くできるため
ダッシュボードを固定している外側のボルト1本を外し
ダッシュボードを手前に引きながらアンテナの先端を通しました。

この時アンテナを噛み込んで傷つけないよう注意します。
アンテナをダッシュボードとボディーの隙間に這わせ
先端を助手席のピラーの隙間差し込みます。

アンテナはゴムパッキンで押さえられ固定されると思われるため
両面テープで固定せず隙間に這わせるだけにしました。

ゴムパッキン、フロントサイドガーニッシュを元にもどし
キーレスの作動範囲が広がっていたら大成功!

グローブボックス、アシスタントトレイボックスを元にもどして
作業終了です。

 

*** 注意事項 ***

本作業はキーレスエントリーのアンテナを本来と違う位置に移動するもので
これにより予期せぬトラブルが発生する危険性があります。
同様の作業をされる場合は、個人の責任でお願いします。

このキーレスユニットアンテナ移動は初期型ステップワゴン(E−RF1・2 100系)の
純正オプション(2ボタン式)キーレスエントリーのみ対応します。
1997年8月のマイナーチェンジ後の標準装備のキーレス(1ボタン式)は
アンテナ線がユニットに内蔵されたのでアンテナの移動はできません。

 

*** 関連リンク ***

エンジン作動中のキーレスエントリー作動化
リモコンエンジンスターターでエンジン作動中でもキーレスエントリーが作動するように配線加工しました。

 


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