2月3日

今日は、朝から雨降りの寒い日曜日となった。
ちまたでは、風邪が流行っているようで、演出・羽田野と江平は風邪の為、お休みである。

いつものストレッチ、発声のあと、「たこ八ゲーム」をやる。
前回欠席した私は、初めてやったので、なかなか上手くいかない。
しかし、「さんま」「たこはち」「いかじゅう」のポーズを決めるたびに笑いが絶えず、
稽古というより、遊び感覚で楽しめた。

次に、池野宅に朝早くFAXで送られた羽田野からの課題をやる。(長さにして2Mくらい・・・)
発声のテキストである。みんなで、順番に読みながら、実践していく。
これは、なにか講座のようなものを、そのまま口語で書いてあるので、
所々指導者の「おやじギャグ」が入っていて、みんなの失笑を買った。
体を動かしながら、いろいろな発声をしていく。
なかでも面白かったのが、ダンスを踊りながらの発声。
足を交差させながら、左右にあるく。(マイムマイムのような感じ)
途中、手を上げたり、体を沈めながら、「ハッ」と声を出す。

今回のゲストは、木村さん(いたち隊)、茶園さんだった。
公演の為の稽古でないワークショップは、ゲストとの交流を深める為にも、
非常に意味があるな、と実感した。
こんな感じで、参加者5名で3時間程のワークショップだったが、
充実して楽しい時間を過ごすことができた。

関係ないが、今日は節分である。
ウチの近所の神社では、年男年女が豆やお菓子をまく。
今年は雨のため、まくのは中止になってしまったが、
帰りに両手いっぱい、ポケットいっぱいにお菓子をいただいた。
こういうのは、いくつになってもうれしいもんです。
「鬼はー外!!福はー内!!」(太田尾)

 *使用したテキストは『高校生のための実践演劇講座 第1巻ストレッチ・発声篇(監修つかこうへい・白水社)』から『発声教室(荒井正人)』。風邪はおかげさまで良くなりました。生まれて初めて点滴打ちました。皆さんも気をつけて下さい。(江平@管理人)

1月20日

 今日のワークショップは、感情表現が中心。まずはじめに、今日参加する面々(池野、TAIRA、木村、舘田)の気持ちをほぐすための「たこ八ゲーム」。パーティゲームなどでよく使われる「ルパンゲーム」あるいは「みのもんたゲーム」によく似ている。演劇の基礎練習には、なぜかパーティーゲームとよく似たものが多い。今日の参加者は、それぞれお互いに知り合いであったが、ワークショップは本来、その場ではじめて出会った人同士がすぐに親しくなって、お互いに表現する事を楽しむ、というのが目的であるので、初対面の人同士がすぐに気持ちをほぐす「パーティゲーム」に似た基礎練習が多いのだろう。「さんま」のポーズがこっ恥ずかしくて、楽しい。
 次に、非常に単純な一言を動作で表現しよう、という稽古。例えば「使い方を調べるために、何かを手にとる」とか「はじめてのデートの前日」という風に指示が与えられると、演者は設定を自分の中で想定して、全身の動きで、与えられた情況を表現する。感情表現の練習としてはオーソドックスなものだが、その後お互いの演技を寸評すると、その人の演技に対するスタンスなどが見えてくる。木村・池野の表現のスタンスは非常に似ているが、TAIRAのスタンスとは随分と異なっている、という指摘が出る。どちらがいい、どちらが悪い、という問題ではないのだが、この4人が同じ舞台に立つことがあれば、恐らくこの違いは問題となってくるだろう。そういう意味でも、演技に対するスタンスの違いを、お互いを寸評する事であらためて確認できる点が、非常におもしろかった。
 それにしても、照明スタッフの私に、感情表現は辛い。感情を光にするのは得意なのだが、体で直接表現す役者は、やっぱりすごいと実感したのであった。(舘田)

 *写真は(左)木村(いたち隊)、(右)池野。 たこ八ゲーム=ここで行ったのは、輪になってまず始めの人が「1」と言いながら自分の右又は左の肩をたたき、指された方向の隣にいる人が同じ要領で「2」と続け、順に「10」までの数字を言っていくもの。「10」まで言ったらまた「1」に戻る。ただし、「3」や「8」、「10」の時には「さんま」「たこはち」「いかじゅう」といった決まった文句とポーズで回さなければならない。集中力と反射神経の要求されるゲーム。どの数字の時にどんな行動をとるかは様々なローカルルールがあるらしい。(江平@管理人)

12月22日

 年末とあってそれぞれ忙しいらしく参加者の少ないワークショップとなってしまったが、一対一のエチュードをみっちりやるいい機会になった。
 まずは定番の「一本橋」。相手をこちら側に渡らせずに自分は向こう側へ渡るという課題。劇団いたち隊の看板役者・榎本博美譲とあたふたの看板役者・池野智が互いに一歩も譲らず、見ごたえのある戦いとなった。
 次は「カウンセリング」。カウンセラーと相談者のやりとりを、相談者の職業に基づく特徴を観客に印象づけるという前提で演技する。今期のワークショップから参加しているNさんは「最近よく固まってしまうんです」と相談にやって来るコンピューターという設定で演技。対する池野は机という設定で応じる。Nさんは発想が独創的で新鮮。予想のつかない反応が返ってきて観ているほうも面白い。演出の羽田野からは、言葉だけではなく体での表現も意識するともっと良くなるよとのアドバイス。
 同じ課題でも役者の組み合わせを変えて何度も繰り返し、脳みそをほぐしたり絞ったりのひとときだった。(江平@管理人)

 *写真は(左)榎本、(右)池野。エチュードとは何かについては2000年11月19日の日誌の注を参照のこと。(江平@管理人)

2001年11月18日

 去る11月18日の日曜日に、公演が終わってから初めてのワークショップを行った。
 久しぶりの稽古だったため少し感覚が鈍っていたが、思いっきり発声をするなど気持ちが良かった。Qui-Taが9ページほどの脚本を書いてきたので、ワークショップ後半は、皆で読み合わせをした。黙読するのと、実際声を出して読むのとでは、脚本の感じが違っていて、改めて脚本の楽しさを感じた一日だった。(池野)

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