FCR SETTING Vol2

『ZZRとFCRの格闘記』 装着


FCRを装着するにあたってまずは口径の選択を行います。スタンダードのCVキャブが40φなので41φも選択できましたが、ピークパワーよりもレスポンスと扱いやすさに重点を置き、今後もエンジンのボアアップ等は行わないつもりなので39φを選択しました。次に問題になるのはラムエアのBOXをどうするか?ですが、これは最高速なんてどうでも良いという考えであっさりと直キャブ仕様に決定。そもそも250km/h辺りでしか効果ないラム圧なんて本当にいるのかな?
その代わり耐久性を考えファンネル仕様ではなくK&Nのパワーフィルタ(通称毒キノコ)仕様にしました。ファンネル仕様にすればキャブの性能を100%出せるし、小さな埃程度なら燃えてしまうだろうし、ZZRの場合タンクに覆われる形になるので影響が少ないかな?とも考えましたが、レーサーと違ってそうそうエンジンOHできるわけではないし、精神安定上好ましくないのでパワーフィルタ仕様にしました。しかしここで問題になるのはスペースの問題です。ZZRはダウンドラフトタイプとなるのでパワーフィルタが入るスペースがかなりきつい事になります。これはショートマニホールドとする事により大丈夫だろうとの事(BITO R&D)でした。

FCRの取り付けはショップで行ってもらいましたが、この時同時にプラグコードをNOLOGY HOT WIREに交換しました。これは通常の330倍のスパーク力との事で大枚3万円を投資したんですが、残念ながらキャブ交換と同時ではキャブが変わった事によるインパクトが強すぎて全く効果を体感することができませんでした。同時期に装着したお〜ちさんのTL1000Sではかなりの効果があったようなので、きっと効果絶大のはず

実際取り付けが完了するとやはりフィルターがガソリンタンクに当たります。確認するとフィルターの面を塞いでいるわけではないようですが、少なからず吸入抵抗になっているようです。これはタンクを加工するかフィルターを最近流行っている『RAM AIR』に交換するしかないんですが、とりあえずフィルタの向きを工夫して誤魔化してます。そのうち対処。 それからFCRを装着する時に、現時点でついてるセッティングパーツの番手や型番を調べておくといいでしょう。後ででも確認できますが、ガソリンが入る前の方が断然楽ちんです。

今回ハイスロの装着はしてませんが、これはどうでしょうね?好き嫌いがあるとは思いますが僕はキャブのセッティング次第である程度カバーできると思うし、リッターバイクでアクセルを全開にする機会がどれだけあるのか疑問です。というわけで今後も装着しないでしょう。

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