FCR SETTING Vol1

『ZZRとFCRの格闘記』 序章


ここではZZRにFCRを装着した際のセッティングについて、独断と偏見に満ちたレポートをお届けします。初めに断っておきますが私はセッティングに関して全くの素人であり、ここで述べている内容には多々大間違いがあると思われます(間違いの指摘大歓迎です)。よってもしもここに書かれている内容によって支障が生じても私はいっさい責任持てません。_O_

まずZZRに何故FCRを装着しようと思ったのか?その動機ですが、なんのことはありませんただ『つけてみたかった』んです。というのは半分冗談で、今のZZRを購入する前はZX11(C3)に乗っていたのですが、今回のZZRは最初から自分好みのワインディングマシンへとカスタムしようと心に誓っていました。だったら車種選択がおかしいのでは?とお思いの貴兄もいらっしゃると思います。私もそう思います。でも仕方がないんですね『ZZRが好きだから』。でも最近ちょっと限界を感じているのも事実。(笑)

とりあえず基本はレスポンスの鈍い吸排気カスタムと軽量化だと考え、マフラーをSTRIKERに変更した際にスタンダードのCVKD40キャブレータにダイノジェットST1キット、エアフィルターはK&Nのリプレースタイプを某ショップにて組み込みました。そこでどうなったか?結果は筑波サーキットでのパワーチェックで出ました。正直いうと書きたくないのですが、恥を忍んで書きます。結果はたったの100馬力しか出てなかったのです。
周りの人は同情しつつ笑ってました。当然です自分だったら相手を指さしながら大笑いしている事でしょう。そこで考えたのはこのZZRはフルパワー仕様じゃないのではないか?でKAWASAKIの『お客様相談室』へフレーム番号で照会をかけると間違いなくフルパワー仕様でした。ちょっと安心しつつもどうしてこうなってしまったのか考えました。でも素人な自分にはさっぱり原因が判らず、組み込みを行ってもらった某ショップに持って行っても原因は判りませんでした。周りからはノーマルに戻してみるべきだと指摘されました。確かにそれがベストなのですが、性格上後戻りが嫌いなのと、ダイノジェットはサクションホールをドリルで広げるので元には戻せない。最後の頼みでバイクを購入したショップへ持ち込みました。

そこでバイクを見てもらったのが、今ではとってもお世話になっている工場長のON氏です。まずマフラーを見るなり「妙に焼けすぎてるね〜」のひと言。今考えると一番多用する中低速が薄すぎで上が濃すぎという状況だったのでしょう。実際走るとスタートで原付にも付いていけず、回してもすぐに頭打ちでどうしようもありませんでした。とりあえずバイクを預け後日引き取りに行って乗った瞬間!おぉパワーがある! 結局ダイノジェットを組み込んだ時の作業がいまいちで、手直しと再組み立てである程度復活しましたが、本来のパワーまではどうしても復活しませんでした。このキャブじゃどうしようもないな〜でもノーマルキャブをまた買うくらいなら高価だけどいっそFCRにしちゃえ!という事になったのでした。

でも実際にFCRを装着したのはかなり後になってしまいました。何故かといえば、ON氏のアドバイスもあり先ずは足周りから決めて行こうということになったからでした。こちらは別のFootworkの方で....

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