1977年2月3日−1977年9月15日
セルギャラリー16でご紹介した「ペリーヌ物語」には
−隠れた名作−という言葉が頭につけられる事が多いと思います。
今回、ご紹介させていただく「ジェッターマルス」は
−隠れた作品−どころか−忘れられた作品−
あげくには−アトムのパチ−と思っている方もいらっしゃるようで・・・。
ちょっと可哀想な作品ですね。
美理はマルスにとってはおねえさん的存在のロボットで これはアトムにはなかった位置づけのキャラです。 (注・このセルはトレードで出しましたので手元にありません。 掲載を許可いただきありがとうございます。) |
「ジェッターマルス」は手塚治虫氏原案、設定の作品です。
(手塚先生の手による漫画はないと思いますが
児童誌に池原 成利さんが漫画を書いていたと思います)
うろ覚えなのですが、「アトム」をリメイクしたかったのが
諸般の事情で「マルス」になったと聞いたことがあります。
(アトムはその後の1980年10月−1981年12月に日本テレビでリメイクされました)
時は2015年♪
科学省長官・山之上博士(納谷 吾郎)の作った本体に
川下博士(勝田 久)が作った電子頭脳を組み込んだ
少年型アンドロイドが完成。
ローマ神話の軍神「マルス」からその名を付けられる。
マルス(清水 マリ)を山之上博士は戦闘用ロボットにしようとするが
川下博士はそれに反対。
マルスは川下博士の娘のロボットである美理(松尾 佳子)とともに
人間の子供のように悩み成長していく。
というのが「マルス」の簡単なストーリーです。
声優さんのキャスティングも「アトム」をかなり意識していますね。
私は1話も見た事がありませんが、手塚ファンである主人は
全話を見ながらカセットテープで録音していたという強者で(笑)
LPも買っていました。
「さすらいのロボット」というアディオスを唄った曲に結構たまらないものがあるそうです。
唄うは!佐々木 功さんですしね (^_^;)
LPレコード スチーブン=トート君元気? |
毎週木曜日のフジテレビこの19:00から19:30の時間帯は
ガイキング−マルス−グランプリの鷹−銀河鉄道999という流れだったんですね。
ふむふむ。接点が全然ないですね〜(笑)
私の名前はアディオスでっす |
アディオスの声は神谷 明!いやでも燃えますっ!
神谷さんは他にもボンボン(プリンプリン物語)
プライダー(銀河鉄道999)など
ギター抱え勝手に唄う旅人が多いですね。
左からマルスの弟メルチ(白石 冬美)・川下博士・美理 |
制作スタッフがこれまた豪華でした!
マッドハウスが制作協力として実制作を担当
チーフディレクターはりん たろうさん
キャラデザインは杉野 昭夫さん
美術設定は椋尾 篁さん
他にも旧虫プロ系スタッフの方が参加されています。
杉野さんはこのあと「家なき子」に
りんさんと椋尾さんは「ハーロック」に参加されます。
あぁ、なんかいい時代〜。
「ジェッターマルス」の画像はOP・EDに関して言えばOP・ED集のビデオ・LD等で見られますが
本編を見られる機会はなかなかないですね。
マルス全27話のうちの数本は手塚先生の他の作品
「鉄腕アトム」「魔人ガロン」などからもエピソードを持ってきているそうで、
そういう意味合いも含めてケーブルテレビやアニメ専門のチャンネルが盛んな、今
どこかで放映してくれたらいいなぁと思っています。
オープニング 全員集合の最後のカットです |
おもちゃは主な所では超合金のマルスが2タイプ(スタンダードとデラックス)
ポピニカでマルスロケットが発売されていました。
2000年4月27日作成
2001年11月9日 セル1枚追加(Tさま・ありがとうございました)