八千代市保育園父母会

連絡会ニュースNo.17

1999年 9月 7日(火)発行

八千代市保育園父母会連絡会広報部

[市民ビラ完成&8/29会議報告]

公立保育園は市民の財産です

父母会連絡会と市職労との連名ビラ完成、全戸配布にご協力下さい〜

 全戸配布ビラが完成しました。「公立保育園の民間委託や配置基準の見直しに反対し、子育て行政の拡充を求める」請願署名への協力のお礼、6月議会で明らかになった「モデル園の民営化で1億6千万円の支出増」の試算、八千代の公立保育園が現在果たしている役割を市民の皆さんに広く伝えるためのビラです。

 連絡会会長の訴えをはじめ、父母のみなさん、現場の保育士さんや看護婦さんなどの声、6月議会を傍聴した市民の感想など多彩な人たちの意見が載っています。署名に協力してくれた方にはもちろん、公立保育園が貧している危機的状況をまだ知らない多くの市民の方に事実を知ってもらうために、このビラを読んでもらって理解を深めてもらう必要があります。

 ビラ配布にあたっては、地域新聞への折りこみで各戸配布していますが、可能な範囲で直接私たちの手で対話を交えながら配っていきましょう。1人ひとりが渡せる枚数はたとえ少なくても、直接渡して対話することで、理解者が確実に増えていきます。又、私たち自身の『子どもたちのために、いい保育園をみんなで守りましょう』との意識が高まります。ビラ配布にご協力頂ける方は、各園父母会の連絡会役員か市職労事務局(482)9075にお問い合わせ下さい。

継続的に活動できる連絡会体制をつくっていきましょう。

〜8・29会議に多くの園から複数名が参加し、活発に意見交換しました。〜

 8月29日(日)午前10時30分より、福祉センターにて、連絡会運営委員会(各園代表者会議)を開きました。多くの園から複数名参加し、20名以上で話し合いました。とりわけ睦北保育園父母会は、連絡会担当者1名が常時参加していますが、今年度以降も連絡会活動をスムーズに引き継いで継続参加できる体制づくりのため、担当者以外に必ず2名以上参加するようにしています。ビラのほうも早速1700部ほど持ち帰ってくれました。父母会によって、同様のことがすぐにできるところとできないところがあると思いますが、せっかくできたこの連絡会、『民営化問題』はもちろんですが、会則第3条<目的>(1.子どもの立場に立ってよりよい保育がなされるように努める。)達成のため、継続的に活動できる体制をつくってしていきましょう。

 今回の会議は、4回にわたる「子育て支援対策検討委員会」の終了を受け、その報告を兼ねてのものでした。主な協議内容は下記のとおりです。

(1)「第4回子育て〜検討委」概要報告ニュースNo.16参照)

「条件」が守られるか監視していこう!

 「八千代市の子育てのあり方を改めて検討したい」という父母の要望により開催された『子育て〜検討委』でしたが、子どもを中心においた子育てについての討議はほとんどなく、公立保育園の公設民営化を討議する場となってしまいました。こうした状況の中で、第4回検討委(8/10)は「モデル園設置」を前提として開催されたため、連絡会としては不本意ながらも「受託法人園(モデル園)展開に必要な条件」を文書で提案し、この条件案は検討委員会の総意として10月に発足予定の「受託法人選考委員会」へ申し送られることになりました。今後連絡会としては、モデル園の選び方、受託法人の選考方法、そしてこの「条件」が守られるかどうかなど、注意深く監視していく必要があります。

(2)全戸配布ビラについて(上記参照)

(3)父母からの声(下記参照)会議に出席した各父母から、「子育て〜検討委」の感想も含め、様々な意見が出されました。今後の連絡会活動の中で取り上げていきたいと思います。

(4)今回会議での確認事項

1)「公設民営化」について(前述参照)

2)保育園の現在の保育状況について

(5)その他

1)連絡会役員連絡網配布。

2)来年度予算に関して父母会連絡会としての要求提出のため園ごとに意見をとりまとめることを各園父母会に依頼。

 

「何もしないと時代に流され、知らぬ間に国の最低基準の保育園に」

〜8/29会議で出された父母の主な声から

・子育て〜検討委出席父母の感想

  1. 民間保育園は、今まで敵対する関係のように思えていたが、検討委を通じて、今後連携していけると思った。
  2. 今、私たちが何もしないでいると、時代に流されてしまいそうだ。知らない間に保育園の水準も国の最低基準になってしまう。今私たちが直面している『公立保育園の民営化問題』も多くの人に事実を知らせ理解してくれる仲間を増やしていくことが必要。
  3. この連絡会会議にも、各園から出席するのが当たり前の雰囲気を作り、『連絡会ニュース』や『保育雑誌』を読み合ったり、事実を広くマスコミ等にも発表していくことが大事だ。
  4. 父母と保育士の関係を向上させるのもこの会を通じてできることだし、連絡会組織こそが行政との窓口になることを認識してネットワーク団体として充実させ発展させていくことが大切だ。

【次回連絡会会議のお知らせ】

 9月26日(日)午前10時〜正午

 協議題(案)

    1. 来年度予算への要望・請求取りまとめ
    2. ※当日の会議レジュメに、たたき台になる要望事項を準備したいと思います。つきましては、各園父母会単位で取り急ぎ意見をおまとめいただき、各園で話題になった要望事項を、26日の会議以前に予め事務局にお伝え頂ければ幸いです。ご協力よろしくお願い致します。

       

    3. 連絡会会議の定例化について

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