八千代市保育園父母会
連絡会ニュースNo.39 |
2001年11月 8日(木)発行 八千代市保育園父母会連絡会広報部 [10/12懇談会&10/21父母会部会報告]号 |
保育園・学童保育所新増設を課として要望,結論は3月に!
〜担当課回答について各園の意見を持ち寄り、連絡会として必要な対応をしていきます。〜
10月12日(金)18:00より2時間30分にわたり、市役所2階会議室にて、児童支援課と本年度第1回目の懇談会を開きました。連絡会からは無理して駆けつけてくれた前会長を含め7園12名の父母が参加し、市側からは、佐々木児童支援課課長と沢村保育園班副主幹が出席しました。
平日の夕方設定で参加者は少なめでしたが、質疑応答が活発にされ、予定の2時間をオーバーしました。参加の皆様、お疲れ様でした。冒頭挨拶で会長は、自衛隊派遣・不況・家庭不和・児童虐待等の最近の社会情勢不安や詰め込み保育への危惧を訴え、子どもが住みやすい世の中になるように、行政のできること・父母のできること、を出し合い取り組んでいきたい旨を表明しました。佐々木課長は、「子どもにとって暮らしにくい世の中になっているかなと思う。『子どもの権利条約』が発効して6年、子どもの権利がどの程度守られているかな?等を中心課題として取り組んでいるが、財政難等もあり、(担当課として)思い通りにならないこともある。」と前置きして、2001年度要望書[7月24日提出,連絡会ニュースNo.36参照]の各項目について以下の回答をしました。
今回の回答について各園で検討いただき意見をお持ち寄りください。次回運営委員会以降連絡会として確認しあい、必要な対応を講じていく予定です。
「大和田西は廃園、茶々〜に統合。大和田地区は一園に!」
1.子どもの発達の保障や公立保育園の維持・発展のため、正規採用の職員を増員してください。
回答:平成11年3月の「子どもプラン」策定以来、公立保育園の役割は、@保育にかける子どもの発達保障と、保護者が働き続けられる保障。A家庭にいる子どもの育児支援としている。職員確保の大切さは、わかっている。来年度新規採用予定は無いが、(課として)計画的採用を求めている。
@平成13年度の定年を含めた退職見通し(保育士・看護婦・栄養士)と補充状況及び今年度途中退職があった場合の対応は?
A2園の看護婦(パート対応)の補充は?
回答:保育士の定年退職は0名(平成22年度まで合計7名)。看護婦1名と調理師3名が退職予定。現在看護婦1名が非常勤だが、来年度は全園に正規看護婦を配置する予定だ。
2.時間外保育条件の緩和をして下さい。
回答:現行通常保育は8:30〜17:00(補助金の関係で民間は16:30まで)、その前後が時間外保育時間扱いとなる。家庭外労働、通院、出産に伴い親がいない理由に対して認めている。他に特別な理由があれば、課で調査し認める。来年度も現行どおりで変わらない。時間外保育にあてるパート保育士への賃金確保が困難になっている。今年度も不足していて補正予算を組む状況。自営業・祖父母同居家庭には、時間外保育はできない。
自営業者の時間外申請の受け入れ(基準)や申請方法(1回ごと)・回数の緩和を。現状の運用がどのようになっているか?
回答:園長会議で現状を確認していく。時間外有料化について、現在は考えていないが、検討はしている。自営業者で、夕方の時間帯が忙しい場合や従業員の有無等特別事情があれば、課に相談をしてほしい。
3.八千代市の現行保育水準を維持しつつ待機児童を出さないよう、かつ東葉高速鉄道沿いの人口増に伴う保育要求に応えられるよう、計画的な保育園の増設・新設をして下さい。
回答:第3次第2期総合計画(平成14〜16)の実施計画の中で、課として要望している。3月議会後に、はっきり言える。
@待機児童の現在の数は。「待機児童の定義」は(辞退した人は入っていない?)?
A各保育園の定員数で希望者が入園できるように。政府の動きとして、上限の撤廃も含めた詰め込みによる「待機児ゼロ」を言っているが、これについての考え方は?
B東葉高速鉄道沿線の人口増に伴う保育園の新設・増設は?
回答:現在公立園で平均107.5%、民間園で平均126.7%の入所率。[保育園の入園状況http://www.city.yachiyo.chiba.jp/sisetu/kodom1.html参照]施設的には、どの公立園も200名近く入園できる設計が多く、面積としての問題は無い。民間移管に伴い保育士が増え去年の同時期より135名多く保育している。10月1日現在の待機児童[入園申請し保育に欠ける認定がされ希望園に空きが無かったもの。]22名。今後の保育園の新増設は民設民営(企業や学校法人は認めず社会福祉法人に限る)で対応予定。フレッシュタウン内にも用地を確保している。公立園の老朽化に関連し、建替え時に統廃合も出てくる。茶々おおわだみなみ保育園建替え時には、大和田西保育園を廃園し、吸収させる。この流れで、結果的に公立園が減り民間園の比率が高まるだろうから、今年のような民間移管の形を取らずに、公私比率が半々になっていく見通しを持っている。[http:/www.pref.chiba.jp/syozoku/c_jika/hoikusyo/21.html参照]
4.市としての民間モデル園の評価を聞かせて下さい。
回答:保護者の協力を感謝している。民間移管したメリットとして、旧大和田南保育園職員を残る11公立園に再配置できたので、新採用せずに公立保育園で、多くの新しい事業に取り組めた。
(例)低年齢児枠拡大,育休中の上の子の受け入れ条件の緩和,地域開放園(毎日)を3つに(米本南,高津南2園に八千代台南が追加),障害児保育の充実。
民間保育園では、休日保育(第2勝田保育園で今年4月〜)や夜間保育等のサービス拡充、公立保育園では、採算の合わない地域子育て支援や障害児保育の拡充をし、公立と民間で役割分担していく。
民間移管により、コスト面では、長い目で見れば年間5000万円の削減になるが、今年度は職員の定年退職も無かったので…。茶々おおわだみなみ保育園については、年度当初、保護者との意思疎通がうまくいかずギクシャクしたが、懇談会等通じて良くなってきている。「お泊り会」や「祖父母との交流会」が好評だったそうだ。9月に諏訪きぬ先生[保育の専門家・受諾法人選考委員会委員]と視察したが、保育者がキチンと研修を積んでいる様子が伝わってきた。10月1日現在で104名入園している。
茶々おおわだみなみ保育園の現状は。良い点は、公立保育園でも導入の検討を。
回答:来年4月からは、産休明け保育を公立園全園で実施していく。時間外保育申請方法の改善を図る。茶々おおわだみなみ保育園で実施している電車遠足やお泊り会・お楽しみ会は評価している。{沢村回答:茶々おおわだみなみ保育園をまねることは考えていないが、公立園保育士への刺激になっていると思う。}
「不足は承知。保育にかける程度の高い家庭から優先。18:30まで開所に!」[学童]
5.学童保育の時間延長と正規指導員の確保、及び保育環境を改悪せずに待機児童をださないようにするための施設の増設・新設など、将来の不安のないよう充実を図って下さい。
回答:入所の決定は児童支援課だが、保育は、民間に委託している。八千代市社会福祉協議会15と社会福祉法人ひこばえ1(新木戸学童保育所;今年新設)だ。[http://www.city.yachiyo.chiba.jp/sisetu/kodomo.html参照]
各学童保育所に2名正規職員+パート加配をしているが、これを堅持していく。来年度も現行16学童保育所で対応する。ゆりのき台地域については、今年度同様、地域の区分けで、大和田学童とゆりのき台学童に割り振る。第3次第2期総合計画(平成14〜16)の実施計画の中で、課として新設・増設を要望している。来年度から開所時間は、18:30までに伸びる(現行18時まで)。第2土曜日は、現行同様休所とし、土曜日の開所時間も現行通り8:30〜17:00とする。
@来年度の受け入れ体制は充分か。・・今年度、受け入れができなく学童保育所を移動したケースがあったと聞いたが。このことに対する改善措置や検討は?
回答:不足するだろう。母親の勤務時間の長さ,保育に欠ける程度の高い家庭から優先的に入所させる。
A来年度全体の学童保育所の入所希望はどのようになっているか。把握できているか?
回答:希望調査はしていないが、保育園状況から十分推測できる。入れない子どもが出ることも予測済みだ。保育園の5歳児への入所案内はしている。例年同様、1月に申請書を配布し、3月第1週に締め切る予定だ。
6.その他の意見・質問として。
T一時保育、休日保育の考え方について。
回答:一時保育は検討中。休日保育は、今後も民間園で拠点的に実施。
U縦割り保育(職員の配置基準など)の考え方について。
回答:今年4月から地域に根ざし独自性を出せるよう園長権限を強化。異動年限も長くしていく。
V保育園の施設の安全面(老朽化)や安全対策(池田小事件以降の対応)について。
回答:来年度から5カ年計画で、改修等。事件以降園に合わせ、インターホン設置等。携帯ブザー・ホイッスル・対応法を配布。警察にも巡回してもらっている。
W保育園と父母会(保護者会)の関係(行事開催時の協力など)について。
回答:具体的には各園の状況を確認しないとわからないが、基本的に協力体制はできていると思うが…
11/25[日]定例運営委員会は大和田公民館にて開催
〜10/21は、4市の父母・保育士30名余りが縦割保育等について情報交換しました。〜
10月21日(日)、2001年度第6回定例運営委員会と県保問協第2回父母会部会をふれあいプラザにて開催しました。この日は、八千代市父母連に加え浦安・船橋・松戸から30名以上が集まりました。各団体から当日配布された資料の中に「幼児と保育11月号」[小学館]記事があり、茶々おおわだみなみ保育園が載っていました。「千葉県八千代市は全国で初めて公募形式で受託法人を決定。埼玉の茶々保育園が運営することになりました。しかし、保護者グループは猛反対! でも『保育の質は下げない』『公立に準じた職員配置』などの条件をつけて折り合ったと言います。今、全国の注目を集める茶々おおわだみなみ保育園を紹介します。」との記事でした。次回定例運営委員会は、福祉センターが全館貸し切り行事で使えないため、大和田公民館(大和田792 電話482-0845 京成大和田駅から徒歩15分。)にて朝10時開催です。駐車スペースに限りがあります。乗り合い等、協力お願いします。保育おやつ代は100円ご用意ください。「ちいさいなかま」代金について、担当者は12月の定例会までに、必ず集金しておいてください。
今年度連絡会会合でたびたび話題になっている「縦割り保育」について、船橋市から詳しい報告がありました。船橋では、27園中10園で縦割り保育が実施され、3・4・5歳児混合クラスが1園内に4つ作られ固定クラスとして仲間集団が築かれている様子が話されました。運動会も縦割りクラスでの競技が多いそうです。今年8月、市内縦割り保育実施園・幼児クラス保護者対象に連絡会で実施したアンケートによると、船橋市の縦割り保育についての父母の評価は、全体的な特徴として
縦割り保育 良いが39%、良くないが21%
異年齢保育の良さ 7〜8割が認める。
従来の年齢別保育支持派は約3分の1。
保育士の負担増を半数以上が指摘。
同年齢の活動の増加を希望。
保育士の増員、クラス定員の少人数化を求める声が圧倒的。 という、結果が出たそうです。[船橋市保育園父母会連絡会ニュースNo145参照]
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