尖石遺跡
左:「尖石遺跡」の由来となったとんがった石。尖石遺跡の南端にあります。石器を磨いたと言われる痕があります。この石の南を小川が流れます。

右:尖石遺跡。画像のほぼ中央に住居址を石で囲んだものがあります。住居中央の炉は数個の石で組まれていたが、ノキは石では囲まれていなかったとのこと。
左:縄文ビーナスです。胸からお腹にかけて金ウンモが光っています。八ヶ岳近辺でも、縄文中期初葉、胎土にウンモを含む土器が作られたとのこと。ウンモを含む粘土が使われたのか、ウンモを練りこんで土器を作ったのかは不明とのこと。さらに、尖石遺跡で出土する土器の粘土は何処のものかは不明とのこと。

右:西洋の容器みたいな土器もあります。なぜこのような独創性を土器に施したのか。縄文中期に中部地方の人口が増え、石器製造の改良に培われたアイデアが多くの人の共有財産になり、この創造性が土器の造形に発揮されたとのことを井戸尻に次いで、あらためて感じました。
左:仮面の女神。大型土偶です。埋葬されるように埋められたもののようで、片足が取れていた以外は完形で出土しました。

右:仮面の女神が出土した中ッ原遺跡。柱列穴に穴径に合う柱を立ててあります。どのような構造物であったか不明であるため、ただ柱を立てて、復元としたとのこと。
左右:すっきりした線を使った土器です。
左:この浅鉢は内面に装飾が施され、磨かれていて、口縁以外の外面は装飾がありません。この浅鉢は内面に意味があります。
学芸員の話では、食物などを盛るのに使われたとのことだが、内面に「焼く」機能を持たせ、模様を見ながら調理したのではないかと想像。この浅鉢を復元して、ドングリクッキーを作ってみよう。

右:尖石遺跡に阿玉台式土器があります。ここで出土することは稀とのこと。関東地方と何らかの関係があったことを示しています。例えば、黒曜石と干し貝の物々交換など。

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