「D'ark」登場人物紹介


ここでは、「D'ark」の主要人物を紹介します。
ただでさえマイナーな作品の上に、説明書も紛失してしまったために、完全にあいまいな記憶のみで書いてますので、
もし間違いを発見した方はぜひご一報を…って、そもそも間違いがわかるほど、この作品やりこんでる人っているのかな(笑)。


<ダルディーク>

本編の主人公にして、悪の美学を体現する大先生。
自分の名前と光の者たちへの憎しみ以外の記憶は無く、その出生を知る者もいない謎の男…という設定なのですが、
本当に謎のまま終わっちゃいました。ホント、何者なんでしょこの人。
「悪の美学」を体現する男らしく、手段を選ばずありとあらゆる方法で敵を滅ぼし、部下の命でさえ平然と駒として使いますが、
これは残酷趣味と言うより、単に「もっとも手っ取り早い方法」をとっているだけといった感じなので、小悪党的な印象はありません。
かの名作「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の大魔王バーンとタメを張る、悪役の鑑ですが、
勇者を本当にブチ殺したという一点で、この方の圧勝でしょうね、やっぱ。
エンディングでの「次は世界を取る!」を実現してくれるメーカーさん、切に希望。
やっぱシミュレーションRPGで…システムは「鬼畜王ランス」みたいな感じがいいなぁ…あとキャラデザは(以下妄想が延々と続く)。


 <フェルナス>

光軍最強の戦士にして、父は前大戦の英雄という親の七光り血統もバッチリの勇者様。
普通のRPGなら主役を張れたであろう正義感あふれる青年。
父、姉、恋人、仲間を次々と失い、必死こいて手に入れた勇者の武器たる光の剣はすでにその力を失っており、
苦肉の策で封印アイテム「ラームの鏡」でダルディークを異次元に封印しようとするも通じず、
ついには最終兵器「友情+愛の奇跡パワー」すら破られ死ぬという、
どこまでも悲惨でかわいそうなお方でした。
もっとも、どこかハングリーさに欠ける、世間知らずのお坊ちゃんな雰囲気がプンプン匂うキャラクターでしたから、
最初からダルディーク大先生とは格が違っていたと言うべきかも。
前大戦の英雄である父ヴァームの方が、よっぽど勇者の風格を漂わせていましたし、
ダルディーク大先生でさえ、ヴァームに対しては、その壮絶な最期に敬意を表していましたからね。
現実もそうですが、どうやら血筋というものはあまりアテにはならないようです、ケケケ(←ひがみ根性丸出し)。


<黒龍ザーシュ>

闇軍最強の戦士「四龍の騎士」の筆頭である剣士。
要するに、バトル物のマンガやゲームによくいる「なんとか四天王」のリーダー格。
前大戦に敗れ、封印されていたところをダルディークに封印を解かれ、その実力に屈し、忠誠を誓います。
黒い鎧にオールバックの長髪と、外見は某島戦記の黒衣の騎士そっくり(て言うかこういう外見の黒騎士って腐るほどいるけど)。
四天王リーダーキャラにふさわしく、忠誠心厚く、悪役ながら芯の通った男。
四龍の騎士中、もっとも出番の多い男で、重要な任務(囮役)はほとんどこの男が担っており、もっともワリを食っているとも言えます。
しかし、ダルディーク大先生にどれほど過酷な任務を課されても、彼の忠誠心は揺らぐことはなく、
囮役として敵中に置き去りにしておきながら、いけしゃあしゃあと「ご苦労だったな。お前には無理ばかりさせる」などと言い放つダルディーク大先生に対し、
サラリと「いえ、それは光栄です」と言ってのけます。漢です。カッコイイです。
終盤戦、ダルディーク大先生をフェルナスのもとに行かせるために、吊り天井の動力部に腕を突っ込んで罠の発動を食い止め、
そのまま敵兵をバッサバッサ切り伏せる姿にはものすごく燃えました。
そんな苦労のかいあって(?)、後に発売された外伝では主役を張ってました。内容は忘れましたが(苦笑)。


<炎龍ルーラ>

「四龍の騎士」の一人である双剣使い(だったと思う)の女戦士。
今となっては懐かしいビキニアーマーを着用しております。
昔のRPGに出てくる女戦士って、やたらに露出度激しかったものです…って、今もあまり変わってないかも(笑)。
ストレートのロングヘアー+気の強いヒロイン系の美貌と、一見重要な役どころを担いそうな外見なのですが、
序盤でフェルナスにボロ負けするわ、中盤以降はあんまし目立たないわ、終盤は美味しい役どころを全部他の三人にかっさらわれるわ(笑)と、
ハッキリ言って存在感が薄いです。
ゲーム本編に付属していた広告のイラストやら四コママンガやらではずいぶん目立っていたような気がするのですが…うーむかわいそうに。


<雷龍ラーディス>

「四龍の騎士」の一人である巨漢の戦士。戦斧が武器。
…ここでイヤな予感がしたあなた、ハイ、正解です。
4人の中でもっとも出番が少ないです、この人。
従来のRPGのストーリー展開をぶっ壊しまくった「D'ark」においても、「巨漢キャラは日陰者」というジンクスは打ち破れませんでした。
…とは言え、終盤戦とエンディングでなかなか目立っていたため、私の中ではルーラよりも存在感あります。
なにしろ巨漢キャラ必須死亡イベントである
「大群を一人で食い止め仁王立ち」から奇跡の大復活
(立ったまま死んだと思ったら立ったまま寝てただけ)を果たした男ですから。
お前は水瀬名雪か!と問い詰めたい。小一時間(以下略)。
あのザーシュでさえ「こいつ寝てるぞ!?」と驚愕したほどです…ホント、いろんな意味で「D'ark」のエンディングはスゴかったなぁ。


<氷龍アーリア>

「四龍の騎士」の一人である外見まんまダークエルフの女戦士。武器は弓。
彼女もルーラ同様ビキニアーマー着用ですが、マント着けてる分、緩和されてます(笑)。
「氷龍」の名にふさわしく、性格は冷静沈着…かと思えば高飛車だったり、なんかよくわからん人です。
中盤戦、光軍の司令官を取り逃がすという大失態をしでかし、あわや自害して償う寸前までいくというドラマチック(?)な展開を見せてくれました。
ちなみにこの時、ダルディーク大先生に彼女の助命を説いたのはザーシュ。やっぱ四天王のリーダーたるものこうでなければ!(←勝手な私見)
終盤戦、フェルナスが使った封印の神器「ラームの鏡」の力でダルディーク大先生ご一行が異空間に飛ばされた際、
わが身と引き換えにダルディーク大先生と他の三人を異空間から脱出させるという最期を迎えます。
もっとも、完全に死んだというわけではないようで、再びフェルナスがラームの鏡でダルディーク大先生達を封印しようとした時、
鏡の中から謎の矢が飛び出し、鏡を粉砕。驚くダルディーク大先生達の前にアーリアの幻影が一瞬現れ、消える…という泣かせる演出があります。
あのシーン、なんかフェルナスの方が悪役に見えました(笑)。


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