夏の神鍋高原を家族で歩く
夏だ!さあ、家族でアウトドアだ!と父は思う。しかし、家族の警戒心は強い。今度は、どんな目に遭うのかと恐れているのがよく分かる。
火口縁の周遊路を家族で歩いた。小2の娘は、元気に先頭を歩いている。中2の息子は、ビデオカメラで景色を撮っている。その横で、妻が「さながら、緑のアリ地獄のようです。」と解説している。うん、いい調子でいっている。
小径の石は、全部、焦げ茶色で穴ぼこだらけのスコリアだ。
無事に終わり、ホッとしながらも、息子はもう中2。あと何回、こうして家族で歩けるだろうかとふと思った。 山行日:2000年7月29日
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行き:山頂第1リフト乗り場付近〜ゲレンデを登る〜火口縁東〜左回りに火口縁を歩く(一部雑木林)〜展望台 帰り:展望台〜アスファルト道(地形図実線路)〜山頂第1リフト乗り場付近 |
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どこからでも登れそうである。かんなべ湯の森「ゆとろぎ」の東の道を北へ登ると、神鍋山の真南・山頂第1リフト乗り場に着く。ここに車を置いて、ゲレンデをやや左に回り込みながら登っていった。 すぐに火口縁の東端に着いた。ここから、火口縁に沿った周遊路を左回りに歩いた。火口の北では、周遊路を離れ雑木林の中を歩いた。雑木林の中、あたりで一番の高みと思われる地点に立ったが、そこが神鍋山の最高所である標高469mの地点であるかは確認できなかった。 火口縁の北西に、ピラミッド型の神鍋神社が建っていた。そこから、ぐるりとまた火口縁を歩いて南の展望台へ。ここで休憩、アリ地獄で遊んだ後、地形図実線路のアスファルトの細い道を下った。 |
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山頂の岩石 第四紀 更新世〜完新世 神鍋火山スコリア | ||||||||
この中で、神鍋山は大机山やブリ山と同じように、お椀をかぶせたような形をしたスコリア丘である。 スコリアとは、火山放出物の一種。マグマが空中に飛ばされた際に、急激な圧力の減少によってマグマ中のガスが放出され、多数の気孔が生じる。 マグマのSiO2成分が多い(流紋岩〜安山岩質マグマ)と白っぽい「軽石」になるが、SiO2成分が乏しい(玄武岩質マグマ)と黒っぽくなって「スコリア」と呼ばれる。 スコリアが放出されると、火口の周囲にこれが堆積して円錐丘をつくる。これがスコリア丘である。 神鍋火山の噴火では、スコリアの放出の他、溶岩が流出した。この神鍋溶岩は、神鍋山から約13km稲葉川に沿って流れ下り、その先端は円山川の左岸まで達している。 |
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