〜 6 〜

 

 激戦の波は、既に首都の市街地にまで及んでいた。

 的から外れた砲や流れ弾は、ビル群に無遠慮に突っ込んでいく。

「……自分達の街だろうに! もっと撃ち方を考えないのか!!」

 並居る飛空艇の攻撃の悉くをかわす‘的’…カインは、遥か眼下に逃げ惑う人々の意識を感じていた。

 しかし、カインにしても、彼等に気を回すだけの余裕は残されていなかった。

 目の前の巨大飛空艦――“ソドム”と“ゴモラ”は、鉄壁の城塞となってカインの行く手を塞ぐ。

 更に、その二つの壁に苦戦している間に、他の飛空艇も集まってきていた。

振り切ったものまで追いついてきている。

 だが、そんな厳しい状況の最中、カインは自らの力が更に増大していくのを感じていた。

『ジャンクションは、より純粋な心によって力を増す』…ミリオネーアの言葉。

 今、カインは身近にルシアンの存在を感知することによって、より強く、

よりストレートに『助け出したい』という想いが出ている。

 それはカインに疲労を感じさせないだけのパワーを生んでいた。

「おおおおッ」

 槍が伸びる。それは、キャッスル級の主砲の一撃にも匹敵する。

串刺された飛空艇の一団が、爆光を連鎖させ、消滅していく。

 その様子を嬉々として眺める物体があった。

いや、無機物であるその物体が嬉々としているのは外見からは窺えない。

が、その物体に存在する意識には、確かに感情があるのだ。

――幾分狂気じみた感情が。

《クハハハハッ凄ぇ凄ぇ!!大した破壊力だぜ。このドルメンの初生贄には持ってこいだ!》

 黄金の、巨人。ジェノサイダーの最終兵器、超機械兵ドルメンだ。

 それは機械でありながら、明確な殺意と破壊衝動を有していた。

 その冷たい圧迫を感じ、カインは振り向く。

「!? なんだ、あれは?」

同時に、ドルメンの機体が数箇所煌いた。小型のミサイル。

 カインにとってそれらをかわすことは造作もない。ミサイルの弾道より更に上昇して避ける。

途端、ミサイル群が一斉に方向を変え、カインを追ってきた。

「にッ?」

 ホーミングミサイルだ。

ジェノサイダーの技術の結晶であるドルメンは、あらゆる最新兵器を積んでいた。

「く!!…“シェル”!」

 カインの闘気が揺らめき、蒼い鱗刃を飛ばす。

それらはカインの間近でミサイル群に直撃する。着弾寸前の、一瞬の判断であった。

 だが、爆煙の向こうからいきなり巨体が現れる。

《かわシたつもリか!!》

「! 爆弾は視界を殺す為かっ…」

 避ける間もなく、超接近で閃光を放つ。

重ビーム砲がカインを捉えた。

《直撃ィ!!………何ィィ!?》

 カインの手前で、ビームが湾曲する。まるで、カインを避けるように。

カインは一点…右手の平にオーラを集中させ、ビームを弾いたのだ。

 更に、左手の槍でドルメンを突こうとする。

《さセるかッ》

  ヴァヴァヴァヴァヴァヴァッッ

「ぐ!?」

 ドルメンの周りに高圧電流が走り、バリアとなってカインを跳ね返す。

《このドルメンは究極なンだよ!!》

 しかしカインは…ドルメンと僅かに距離を取りながら、その巨人を眺めた時、

さして強力なプレッシャーは感じなかった。

 この数秒のやりとりで、理解したのだ、自分が上回ることを。

カインにとって、ドルメンはただ、道程を邪魔するものの一つに過ぎなかった。

「……圧せる。」

《あん?》

 瞬間、ドルメンのモニター速度を超える加速で、カインは背後に回り込んだ。

《な、なんだと!?》

「近付いたのは失敗だったな。…接近戦なら、敵じゃない。」

そのままドルメンの背に体当たりして、体勢を崩させる。

 そして、槍を構える。確実な、とどめ。

   キュイィンッ

「何!?」

 直前で、カインの感覚に鋭い意思が走った。

 即座にその場を離れる。と、何も無い空間を黒い光弾が駆け抜けた。

「あれをかわすとは、さすがだな、カイン!」

「キールッ」

 追いついてきたキールの放った一撃だった。

「今度こそ死ね、カイーーーーーン!!」

「この忙しいときにッ」

 二人は刃を打ち鳴らしながら空を走る。

《貴様、オレの獲物を横取りすルな!………な、な!?》

 ドルメンは当然二人を追おうとしたが、あまりの速度について行くことが出来なかった。

 目の前で、蒼と黒の影がどんどん小さくなっていく…

《バ、バカな…このドルメンは、ジェノサイダーの最高の……》

 ドルメンは、自らが既に彼等の眼中から外されていることを悟った。

 圧倒的なレベル差だった。それは、彼のプライドを深く傷つけた。

と同時に、過去の劣等感を甦らせた。

《く、くソ……貴様はヒトの頃だけでなく、‘こう’なってまでも……》

プログラムS=C1は、自らに新たな殺意をインプットした。

 

 そのドルメンの基地とも言えるイェーガー。

そこでは、離れているドルメンには想像もつかないような出来事が起こっていた。

「おのれ、たった一人の侵入者にこうまでも…」

 ブリッジでは、あのホーセズが怒りを顕わにしている。

 ホーセズの見つめるモニターには、自艦のドックの様子が映っている。

それは、火の海だった。

 

 ガラガラガラガラ…

 炎の中で、起動前の機械兵が崩れ落ちる。

 それだけでなく、既に侵入者撃退用に動き出していたものも含め、

ドックに在る機械兵は全て破壊されていた。

「これで、これ以上エスタールに機械兵は行かない…」

 その火の海を作り出した張本人であるヨシノは、文字どおり烈火の如き戦いぶりであった。

只一人で、イェーガーのドックを全滅させる。奇跡に近いことをやってのけたのだ。

 だが、まだこれで終わりではない。というより、彼にとってこれからが本番であった。

 因縁の宿敵、ホーセズ=ネック。

「今、行くぞ!」

 ヨシノはドッグの壁を斬ると、いよいよ艦内部の通路へと侵入する。

 途中、迎撃してくる兵士にも会うが、最早敵ではない。一撃の下に斬り倒していく。

 彼の目指すのはホーセズのいるブリッジ、それのみである。

 フォルト級艦はキャッスル級ほど広くはない。

完全な戦闘用の艦の為、通路や部屋の構造もごく単純に出来ている。

 大体のフォルト艦は、艦の中央部からやや後部よりにあるエレベーターから、直接ブリッジに行ける。

そして、イェーガーもその例に漏れなかった。

 そしてヨシノは、大して時間も掛けずにそのエレベーターにまで辿り着くことが出来た。

だが、直ぐに乗り込まさせてはもらえないようだ。

 ヨシノは、エレベーターの前に立ち塞がるその機械兵に見覚えがあった。

 鋭角的なフォルム、角だらけの装甲、白金の機体色…

《キヒヒヒヒ、待ってたぜ、小僧!!》

「その声、まさかスティンガーか!?」

 ヨシノはさすがに驚いた。スティンガーは、先の戦いで自分が倒した筈である。

《確かにスティンガーだが、正確にはちっと違うな。

オレ様はSC=2Sutingercopy=2

スティンガーの意識・思考・記憶をプログラムした、超高度電子頭脳だ!!》

 SC=2は機械とは思えないほど人間的な口調で言った。

「スティンガーの亡霊か…」

《オリジナルの仇は取らせてもらうぜ! コピーだからってなめるなよ!

人間の肉体を乗せなくていい分、この“ガリアーノ3=ホワイトスパイダー”の

性能は今までより遥かに上だ!! 

おまけにこの前のように操縦者のみを殺すことも不可能! ということはつまり…》

「…ごちゃごちゃ五月蝿い。」

 そう呟いた瞬間、ヨシノはガリアーノを横切って背後に来ていた。

《な、なななな!?》

途端、ガリアーノは胸部から火を噴いた。ヨシノが一瞬の居合抜きで斬っていたのだ。

「一度ならずニ度まで勝った相手に、今更苦戦するものか。」

 ヨシノには、スティンガーの動きは全て読めていたのである。

《バ、バカな、動力部をやるとは…こんな艦の中心部で機械兵が爆発すれば、

数分後、キサマもろともイェーガーは落ちるぞ!?》

「俺には、ホーセズを斬る時間さえあれば上等。」

 ヨシノはそれだけ言い残すと、エレベーターに乗り込んだ。

《く、狂って…ヤ……ガル……》

 ヨシノが扉の向こうに消えると同時に、ガリアーノは大音響と共に爆発した。

 

「この衝撃…SC=2め、やられたか。」

階下での爆音を聞きながら、ホーセズは冷徹な表情を取り戻していた。

「少佐、脱出命令を! イェーガーはもう保ちません!!」

 必死の形相ですがりつく参謀を、ホーセズは跳ね飛ばす。

「あうっ」

「まだ害虫駆除が終ってないだろう?」

 そう言ってブリッジの後ろの扉を見やる。そこは、エレベーターだ。

その前には、数人の兵士が銃を構えて待っている。ランプが徐々に上がっていく…

   ……ヒュイン

「撃て!!」

 エレベーターの到着と同時に、一斉に銃が放たれた。

 扉に無数の穴があく。

と、その穴から突然炎が噴き出し、更には扉全体を溶かしてブリッジに火炎の渦が飛び込む。

「ぐわっ」

「ぎゃあああぁぁっ」

 扉の前にいた兵士達はそれをまともに受け、一瞬で絶命した。

炎は燃え広がり、それを見つめるホーセズの眼前にまで迫る。

普通の人間であれば、そこに居るだけで焼ける程の恒温だ。

事実、ホーセズ以外に立っている者はもう無い。

「侵攻する側からされる側になった気分はどうだ? ホーセズ=ネック。」

 炎の向こうから、復讐の剣士がゆっくりと姿を現す。

「驚いたよ。あの時の小僧がここまでやるようになるとはな。

捕獲して、サンプルにでもしておけば良かった。」

 ホーセズは冷笑しながら言った。

が、その冷笑がやがて激昂に変わっていく。

「私の! DATAの全てを! お前のようなものが焼くのか!!お前如きが!!」

 ホーセズは、怒っていた。無表情、冷血の男が、今感情の全てを吐露して怒っていた。

 だが、ヨシノの怒りはそれを遥かに凌駕する。

「……この炎は、貴様らが焼いたあの時の炎! 

桜華の炎は消えることなく、幾年もこの時を待っていた!!」

 ヨシノの叫びと共に、炎は、より燃え上がる。

「父上の…爺の…里の皆の仇! そして、雪の仇!! 今こそ討つ!!」

 刀を構え、対峙する。

「桜華流師範代、桜華吉乃!参る!!」

「ほざけ小僧ォォ!!」

 先に飛び出したのはホーセズの方だった。

右手を振り上げ、殴りかかる。

『あの拳は危険だ!』

 今でもハッキリと思い出せるあの記憶が、ヨシノを後方へと避けさせた。

 拳は空を切り、床へ直撃する。

  ドガッ

 鋼鉄の床はまるでクレーターのように凹んだ。

「くっ!」

 ヨシノはその強靭な脚力で、左に跳んで更に間合いを取る。

「刀の間合いさえ守れば…」

「甘いな。…右腕部起動率100%解放+ギミックアーム!!」

と、突然ホーセズの右腕の上着と皮膚が破れ、金属製の腕が飛び出した。

「な!?」

 ガンメタリックに光る腕は数メートルにまで伸び、一気にヨシノに迫る。

「ぐっ」

 咄嗟に刀で受け止めたヨシノだったが、凄まじい威力に吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。

「フハハハハハ、私も‘改良’されているのだよ。

私は身体の70%以上が機械で構成されたサイボーグ。

生体と機械を融合させた、新世代の機械兵だ!」

 言いながらホーセズは左腕をヨシノに向ける。すると今度は手の平から砲門が現れる。

「ハンドビームガン!」

  キュインッ

 強烈な熱線が発射され、ヨシノが今までいた壁が弾け飛び、外と繋がった。

「これをかわすか…興味深いDATAだ。」

 ヨシノは壁を蹴り、その反動で転がって間一髪かわしていた。

「だが、確実に捕えればかわせまい。掴めば終わりだ。」

 再びグンっと右腕が伸び、ヨシノに迫る。

「くっ!」

 ヨシノはジャンプしてそれをかわそうとしたが、鋼鉄の腕は急角度で曲がってヨシノを追う。

「なっ?…ぐぅっ」

 右腕はヨシノの首を掴み、そのまま上昇してブリッジの天井を突き破った。

「ぐあっ!」

 ヨシノはイェーガーの艦橋の上に出された。

周りの空域では飛空艇が飛び交い、戦闘が続いている。エスタールも見えた。

 続いてホーセズも同じ穴から飛び出てくる。

「ブリッジは炎が広がり過ぎたんでな…場所変えだ。」

 ホーセズは右腕を高々と上げ、ヨシノを吊り上げた。

そこからだと、イェーガーの各所から吹き出す火がよく見える。

「とくと見るがいい。イェーガーはもうお終いだ。

あと五分と保つまい。貴様はよくもやってくれた。」

 ホーセズは言いながら左腕をヨシノに向けた。

「…だが、勝つのは我々ジェノサイダーだ。

お前を殺し、私は近場の艇でも呼んで脱出する。いいDATAになったよ。さらばだ。」

「……なら、もう一つ、いいデータを教えてやる。」

 首を掴まれながら苦しそうに、ヨシノは言った。

「……なんだ?」

「“掴めば終わり”は、貴様の方だとな!!」

 途端、ヨシノの身体から炎が燃え上がり、右腕に燃え移ってホーセズの身体まで伝わった。

「ぐあああああっ、バカな、超メタルのアームが燃えるはず…」

 右腕の力が弱まり、ヨシノは直ぐさま脱出する。

「桜華の炎に焼けぬものなど皆無! 更に…」

 着地の反動のまま、ホーセズに斬り込む。

「長い間合い程、内側は隙だらけだ!」

 右腕が元の長さに戻る前に、ヨシノはそれを斬り捨てた。

「お、おのれ小僧ォォォォォォォォォ!!」

 火傷を負いながらもホーセズは左腕を構えるが、刹那、ヨシノはそれも斬り捨てた。

「バ、バカな、速度では私が50%以上、上回るはず…」

「確かに貴様は速い。だが、見切り易い直線的な動きだ。

力と速さに頼った攻撃では、桜華の‘技’には敵わん!!」

  ドゴオオオオオオオオオン!!

 艦の下部で、激しい爆発が起こった。激しく揺れる。

「……この艦ももうすぐ沈む。だが、その前に貴様は俺の手で斬る!!」

「ふ…ふふ……ふはははハハハハハハハ!!!!」

 突如、ホーセズが高笑いを始める。

「なんだ? 絶望のあまり気でも触れたか?」

「お前の、負けだああああああ!!」

 いきなりホーセズの胸が開くと、中から数本の細いアーム付きドリルが飛び出した。

「!?」 

 ドリルはヨシノの胸や腹を貫く。

「ぐっ…はぁッ!」

 ヨシノは血を吐き、その場に屈み込む。

「フハハハハ、私が技を知らないように、お前も機械を知らなさ過ぎる! 

人間の姿にとらわれて、胸部内蔵武器を予想しないとはな!」

 両腕を失いながらも、ホーセズは仁王立ちになりヨシノを見下ろした。

 ヨシノには、立ち上がる力も無い。胸や腹部の傷が、あまりにも深すぎる。

「………。」

「今度こそ、終わりだ! 教えてやる、勝つのは切り札を最後まで持っていた方なのだ!」

「ぐッ…だが貴様も、もう脱出には間に合うまい…」

 ヨシノは血の気の引いた青い顔で見上げた。

「いや、違うな。私は生き残る。」

 ホーセズは、嗤った。そして同時に、胸部ドリルを火薬で打ち出す。

「な、に?」

ドリルはアームから外されていて、代わりにワイヤーが付いていた。

 そのドリルワイヤーが、近くに飛んできたアリニュメンに打ち込まれた。

そして、ワイヤーが巻き戻され、ホーセズの身体がアリニュメンへと上昇していく。

「イェーガーが沈むと解かったときから、この一機に退却命令を出しといたのだ。

こいつはイェーガーの命令系統から離れ、私が直接無線で操れるようにしてある。間に合って何よりだ。」

「く…」

 ヨシノは憎々しげにホーセズを見上げた。ここまで離れてしまっては、攻撃のしようもない。

「フハハハハ、沈み逝く艦とともに、死に絶えるがいい!!」

 ホーセズの見下した笑いが木霊する。

 ヨシノは決定的な絶望感を覚えていた。

 死ぬ事が悔しいのではない。皆の仇が取れないのが悔しいのだ。

「すまない、雪……」

 ――その時。

 雪は、確かに、微笑んだ。

「雪!?……そうか、そうだったんだな……」

 雪が欲していたのは仇討ちなどではなかった。いや、皆そうであろう。

「復讐心では、真の極意は得られない…」

 ヨシノの心は、無となった。彼は、再び立ち上がる。

 

「ふ、あまりの恐怖に気がフレたか。」

 遥か眼下に、立ち竦んだままのヨシノを見、ホーセズは嘲った。

が、続けてヨシノが、突如何やら構えを取るのが見えた。

「ん?」

「……桜華流・秘奥義……『超光』!!!」

 刹那。

   キュィィィィィィィィン!!

耳を劈くような鋭音が響いた頃には、既にホーセズの身体は縦に真っ二つになっていた。

 恐らくホーセズには、自分が絶命した瞬間すら知覚できなかったであろう。

 …冷徹なるジェノサイダーの長は、その自艦より僅かばかり早く、爆滅した。

 

「まさか、土壇場で秘奥義が会得できるとはな……」

 光を超える速度の抜刀によって生み出される真空波。更に、それに乗せられた気。

それが、秘奥義『超光(こしひかり)』の真実であった。

 ヨシノは感慨深げに目を瞑った。

その顔には、もう少しの赤みもない。出血があまりに多過ぎた。

「……最早、思い残すことは無い。随分待たせてしまったな、雪……」

 ふと、エスタールの方を眺める。そして、逆の空を見る。

「…あとは任せたぞ、騎士殿………」

 そして。

 イェーガーは断末魔と言わんばかりに、最後に特大の炎を上げて爆発した。

 

「……!? この感じ…」

 今のカインは、その時身体に走った鋭角的な感覚が、

一つの生命が燃え尽きたことを知らせるものであるということを、解かり得た。

 そして、その感覚に込められたメッセージも。

「…ああ、解かったよ。」

「何が解かったというんだ!? カイン!!」

 斬りかかるキールの刃を受け止め、空中で対峙する。

「俺がお前に勝つってことだ、キール!」

「ハッ! やれるものならやってみろ!!」

 鍔迫り合いから間合いを取り、二人のオーラが激突し…

 …首都上空は、更に激戦を拡げていく。幾つもの命を散らせながら。

 

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