カルマニア大王列伝
SHAHNAMEH OF CARMANIA

長い間、ペーランダ及びカルマニアの政権は、ダラ・ハッパやロスカルムの中央政権に対抗する形で存立してきました。ここにスポルの王達を加えるのが正しいか間違っているかは各自で判断してください。
スポル王国Spolite Dynasty from Unity List of FS
預言者アガデーロスと暗黒の神々への信仰。後にはさらに邪悪な諸力、ガネサタルスや青い喰人神ヤー=ガンへの崇拝へと走った。中心地は現スポル地方にあるハーグやエンシールなど。ダラ・ハッパとナイサロールと争い、アーカットの進撃で勢力を広げた。最後には西方から来た「一万人」により滅ぼされた。

・アスベクホルデフAsevekhordevu:ダラ・ハッパ皇帝を兼ねる。Peter Metcalph氏によると、彼の本当の名前はヴェステルドゥVesterduである。
ダラ・ハッパ43代皇帝。
・グラウマロスGlaumalos
・マエローラMaelola:女王
・ヴェレンデケルムVerendekelm:ダラ・ハッパ皇帝を兼ねる(FSでは僭上者としか扱われていない)
・フォノストレスPhonostres
・アエグラストゥスAegrastus:サイランティールに殺される
・グラウトゥラスGlautorus:カルマノスによる王国滅亡
カルマノス王朝Kaurmeiny Dynasty from Loren Miller & Nick Brooke Site, Fortunate Succession
一神教と土着の多神教を習合させ、独自の二元論の神学を打ち立てた。中心地はジョール地方のブリーヌス。南方のバイソス信仰によって滅ぼされたが、カルマノスへの信仰と祖霊崇拝は「四本の光の矢」で彼が殺されるまで続いた。彼らにとって重要なのは闇と光の均衡であり、真実を尊び、虚偽を退ける思想である。つりあいの概念を彼らは多くの犠牲を払って学んだ。


(・サロンダー・サイランティール将軍Sironder/Syranthir Forefront):
ロスカルム・ジョーリ地方の公爵であった勇士は親「神知者」の派閥に追われて、東方へと向った。ペーランダの都市をスポル帝国の侵略から守り、オローニン湖にあった「青の城」で女神と結婚した。また、彼の元で霊魂と物質を分離する二元論が神学として現れ、後にカルマノスの元で神学が完成した。
青の城に向う道で行方不明に。
アナバシスの項をも見てください。彼と女神シャルメインCharmainの謎についてはオリジナルの論考があります。
・カルマノスKarmanos:法の制定者750−787
「光と闇の仲介者」、「獅子と雄牛の心臓を奪う者」、「最初の大王にして石板の教主」、多くの謎の持ち主として知られる。733年生まれ。自分の母の秘密の城にて定命の身体を脱し、神となる。
・スランダールSurander:戦の長788−812
カルマノスとペーランダの女祭の息子。760年生まれ。スポル帝国を征服。ペーランダを臣従させ、ペーランダ女性を強姦した後で(蛆虫にむさぼられて?)おぞましい死を迎える。
・カラシャンダルCarshandar:平和もたらせし者813−846
スランダールとペーランダ女祭の間に782年生まれる。四人の妃を持ち、宴会の席で肥満と老衰から死去。
・アサカルAsacar:黒きシャア847−864
カラシャンダルとエンシール(スポル)のヴェールをかけた貴婦人との間に生まれる。804年誕生。恐怖を煽る作戦と裏切りを用いてダラ・ハッパと戦い、反逆した将軍たちの陰謀で殺された。
・カルマンダールCarmander:白きシャア865−872
カラシャンダルとダージーン(ダラ・ハッパ)の仮面をつけた貴婦人との間に813年生まれる。気質からして穏やかで、闇の中で暗殺された。
・アンマスAmmas:黒きシャア873−879
アサカルと「暗闇の女」(出自不明。トロウルの可能性あり?)の息子。834年誕生。灰色山脈にいた非人間種族と同盟し、45歳にして(全ての臣下の者に共通した嫌悪感に追い出されて)亡命してヨルプ山脈の谷間をさまようようになった。
・サーマンSaman:獅子王880−901
カルマンダールとダラ・ハッパ婦人の息子。842年誕生。(預言者アリージャAlijiyahを敬って)二元論の宗教改革者となった。EWF(戦争のドラゴン)との戦いで戦死。
・サマンダールSamandar:901−912
サーマンとアリールの婦人の息子。「龍殺し」のスルヴィルスタールSurvilstarと片親違いの兄弟。864年誕生。兄弟のように勇敢ではなく、ダラ・ハッパの反乱による傷で死亡。
・ナダールNadar:報復者913−955ロスカルム国境へ進撃。
サマンダールとナヴァーリアの聖なる女王の間に生まれる。885年に生まれ、カルマニア軍をまさにロスカルムの国境まで進撃させた。後継者がいないのを嘆きながら老年から死んだ。

(・ダラ・ハッパ摂政時代:Regency956−959ダラ・ハッパ皇帝サレニシュSareneshがカルマニア人の妻を迎え、統治権を得る。彼の死後、セアード、カルマニア、ダラ・ハッパは彼の三人の息子達に分割されて委ねられた。)

・ササカルSassacar:最初の帝王(パディシャア)960−986、第一世代「世界を分かつ三人の兄弟達」
ダラ・ハッパ57代皇帝サレニシュとナダールの娘の息子。943年誕生。「世界を分かつ三人の兄弟達」の一人――彼はイェルムの地位、つまり「帝国」を引き受けた。「淡水海」にて(押さえ込まれて)溺死。
・ササンSassan:987−1002第二世代「世界を分かつ三人の兄弟達」
ササカルとダラ・ハッパの従姉妹の息子。961年誕生。ドラゴンパスにてEWFと交戦し殺される。
・ササンダールSassandar:1003−1019第三世代「世界を分かつ三人の兄弟達」
ササンとダラ・ハッパの従姉妹の息子。977年誕生。(食べ過ぎのせいで??)急死。
・マサカルMassacar:1020−1043
ササンダールとセアードの従姉妹との間に993年生まれる。EWFの滅亡を見るために生きたが、アリール地方のエル=ニールerNearの反乱勃発時に
殺される。
・マサンダールMassandar:1044−1056初代「戦争の三代」ダラ・ハッパとの不和
マサカルとダラ・ハッパの従姉妹の間に1012年生まれる。アルコス戦で戦死。
(・カダッシュKadash:偽王1057−1061)
簒奪者。マサンタールに対抗して内戦で殺される。

・マサンタールMassantar:1062−1081二代目「戦争の三代」
マサンダールとカルマニア婦人の間に1037年生まれる。戦死。
・ハランHaran:大王1082−1120、三代目「戦争の三代」
マサンタールとカルマニア婦人の間に1062年生まれる。アルコシアードの英雄。ドラゴンキル戦争にてドラゴンに押し潰されて戦死。
彼についてはアルコシアードの項も見ること

・カリーシュタンCareshtan:弱者1121−1138
ハランとカルマニア婦人の間に1082年生まれる。シャータヴァールにひどい方法で簒奪され、雄牛の前に投げ出された。
雄牛王朝Bull Dynasty
中心地は南方のタウェーノスなど牛神信仰の中心地で、オローニン周辺の文明地とは一線を画する「オーランス人」的な蛮族文化である。「赤の女神」の勢力によって滅ぼされるまで、カルマノスの血統を乗っ取り、むしろ北方の「暗黒」の精力と結ぶことで均衡を維持した。彼らの元にカルマニアの勢力圏は最大にまで拡張した。

・シャータヴァールShahtavar:雄牛のチャンピオン1139−1151
ヴァングスタル地方出身の簒奪者。エソス女神の女祭の腹から1102年生まれる。狩猟中、ライオンに二つに裂かれて死去。
・タヴァールマスTavarmas:1152−1158
シャータヴァールとエソス女神の女祭から1122年生まれる。ダラ・ハッパと交戦中殺される。
・タヴァールスティンTavarstin:勝利の先触れ1159−1167
シャータヴァールとエソス女神の女祭の間に1125年生まれる。真に高貴な統治者。「カルマニア人の進軍」(を計画したこと)により殺される。
・カルタヴァールCartavar:征服者1168−1192
タヴァールマスとカルマニア人貴族の婦人との間に1142年生まれる。ユスッパとライバンスを征服し、落馬の傷で死亡。
・バイソーシャンBisoshan:1193−1207ダラ・ハッパ72代皇帝を兼ねる。
ハレムで1162年カルタヴァールの息子として生まれる。ハレム(後宮)で過労のあまり死亡。
・バイソダカールBisodakar:1208−1233ダラ・ハッパ73代皇帝を兼ねる。
ハレムで1182年バイソーシャンの息子として生まれる。リンリディに現れた「新たなる月」の異端者たちに対して初期の遠征軍を送った。51歳にしてマグス僧となり引退。混沌大戦を目撃して死亡。
・ヤニスタールYanistar:1234~1245賢者もしくは最後の王。
ハレムで1202年バイソダカールの息子として生まれる。四本の光の矢(「諸王の死Shah‐Maat」)の戦いで戦死。
赤の皇帝の仮面達Masks of TakenEgi:TOME3-1とFortunate Successionによる。
赤の月の帝国は「血王の戦い」で雄牛の王統を消し去るまで闘争を続け、矢面に立ったのはバクーサン・イラート族などオローニン君主領のスルタンたちであった。アロニウス・ジャランティールはルナー神学とカルマニアの神学を調停させる努力を行いほぼ成功を収めた。「赤の月」の変化は今や闇と光の均衡を意味するようになった。シェン・セレリスの月の侵略の後、ルナー帝国は大きくカルマニア化された。

・荘厳マグニフィクスMagnificus帝1459-1505 (4/51-5/4) 恐怖の夜で戦死
・芸術アルティフェクスArtifex帝1505-1521 (5/43-6/5)
・貪欲ウォラキウスVoracius帝1521-1528 (6/5-6/12) 暗殺
・神聖ウェネラビリスVenelabilis帝1528-1548 (6/12-6/29) シュールエンスリーブの儀式で死亡
・強壮ロブストゥスRobustus帝1548-1557 (6/30-6/41) 廷臣達に安楽死
・天上ケレスティヌスCelestinus帝1557-1573 (6/41-7/3)
・戦訓ミリタリスMilitaris帝1573-1585 (7/3-7/15)
・隠遁レクルススReclusus帝1585-1598 (7/15-7/28) 昇天
・灼熱イグニフェルIgnifer帝1598-1606 (7/28-7/36) ハーサルターの傷により、ハレックに暗殺される
・白銀アルゲンティウスArgenteus帝1606- (7/36- )
ダラ・ハッパ、ルナー等の相関関係について、詳しくはこちら。(全て村瀬さんのサイト内にあります。)
ペローリア神名録(Malion氏筆)
http://www.imasy.or.jp/~yelm/rq/Prospedia_j.html
ルナー帝国のカルト(Pirosiki氏筆)
http://www.imasy.or.jp/~yelm/rq/lunacult.html
赤の皇帝の仮面
http://www.imasy.or.jp/~yelm/rq/re_mask.html
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