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エルウリン、「深鍋の」Beat Pot Aelwin
厨房奴隷、転じて英雄となる。彼は「赤の地」で生まれた。ルナー軍に仕えている間に、彼は自分の運命に不満を覚え始め、反逆し、ルナーの一連隊全軍を包丁一振りで寄せ付けなかった。「剃刀」ジャ・イールJar-Eelの個人的な好意から「ルナーの道」に喜びを感じるようになり、今や彼は「月の剣」カルトの大司祭である。[DP.15](訳注:「赤の地」とはハール・アズ・ジン、つまりペント平原とオラーヤの国境地帯のことを指す)

アファティ Afati
ティシャムトTishamtoの王のひとり。(訳注:アートマル帝国と友人になったアギモリ人の文明)[RM.37]

アラコリング、「龍殺し」Alakoring Dragonbreaker
 ラリオスをドラゴン達から解放してからも、アガーとホーレイでEWFと戦争を継続した。彼は「王者」オーランスOrlanth Rexの下位カルトを創始した。[KoS.93, WF.80, GIHW.55, .60]

アロウ、「筆の人」Alou the Brushman
 クラロレラ都市のワン・フアで書道を創始した。[G.II.27]

アナクシアルAnaxial
 洪水からダラ・ハッパの人々、動物、植物を救うために巨大な船を建造した。 [GRoY.22]

アンドリンAndrin
 ヘンドレイキ部族の王。彼は、ファラオに殺されたが後に彼の手で蘇生させられた。その後、彼は部族を改革した。[GIHW.142]

アンドロギュウス、ジェサルマの Androgeous of Jesalma
 アンドロギュウスの起源について多くの物語が流布している。全ての者が、この者が「大いなる夜」の間にグローランサに来たということに同意している。この者は五人の子供の母となり、四人の父となった。そして数千もの人々を死から救うことができた。この者の子供達は「不浄の種族」、「混沌の歩む者」、「生命を食らう者」、「不自然なる者」などと呼ばれた。アンドロギュウスの英雄としての功績は、悲嘆や復讐心や負債や、「時」と「神代」の神秘的な結びつきによる、この者のこの世界への有害な愛着の所産である。その結果、この者は苦しむ者たちのために永遠に働く僕となっている。[DP.18]

アンマック、「平和の作り手」Annmak the Peacemaker
 セシュネラを占領する蛮族達にむかって(彼自身が改良した)「正道への回帰」十字軍を率いた。この地をその後、彼は734年から775年まで統治した。[G.I.22, TotRM13.8]

アプタネイス、「賢者」Aptanace the Sage
 ハンジャン省で人生を過ごした。彼の息子であるジョラン・ホムボンドルは堤防と灌漑設備を築いた。[G.II.25]

アラム・ヤ・ユードラムAram-ya-Udram
「曙」の時代、アラムは「第一評議会」の人類を代表していた。今日では彼は「血まみれの牙」のカルトによってのみ信仰されている。[ER.99](訳注:「血まみれの牙」はタスク・ライダー、「忌まわしの森」に住む半トロウルの崇める三柱の神性のことをさす。)

アルディニアー、コチョランの息子、「七つの嵐の王」Ardinyar Kocholangsson, Lord of the Seven Storms
 アーグラスを助けるためにラリオスから来た。[KoS.38]

アーギン、「恐怖の」Argin Terror
 ラリオスのもっとも恐るべき魔術師。[G.II.68, 74]

アーグラス Argrath
 子供のとき、彼はルナー帝国に虜囚にされるのを拒否して「星の火の峰」にあった自分の家から逃げることを強制され、プラックスに避難所を見つけた。英雄探索を通して、彼は龍族の友、巨人族の主人となったのと同じく、サーターの玉座の正当なる後継者であることを証明した。[DP.16, G.II.90, KoS] (訳注:彼が複数いるという話は有名であり、またアーグラスは一般に人名ではないらしい。) 

アリム、「貧窮者」Arim the Pauper
 北方からドラゴン・パスへの再入植を導いた。[KoS](訳注:初代ターシュ王)

アリンゴール Aringor
ラリオスから来た狩人で、「影の帝国」と「神知者」に対抗する援助を求めて「光持ち帰りし者の探索行」を行った。 [KoS.164](訳注:彼が連れ帰ったナーナーラという人物の出所は不明である。)

アリンソール、「澄める心の」Arinsor Clearmind
プラックス「太陽領」の創始者。[SC.4]

アリンソール Arinsor
「欺く者」グバージの軍勢の混沌魔術師。[G.II.12]

アリンストーリ、「十の矢の」Arinstoli Ten-Arrow
大荒野の地域へとプラックス人を初めて連れて行ったインパラ乗りの部族の者。「大荒野」の各地には今や彼の名前がつけられている。 [TotRM 14.27]

アーカル Arkal
1434年に、混沌の怪物ハロンザンダルを殺害したビリーニの王。[DLoD.11]

アーカンス、「戦の森の」Arkans Warwood
「第二期」のアルドリアミの英雄、この者は「神の指」を求めて、ジルステラ諸島に最初に到達した。[ER.59, GIHW.86]

アーカットArkat
 この英雄は彼がグバージと呼んだ、ナイサロールを滅ぼすことに自分の生涯を捧げた。彼は450年にグバージを斃すまで、五十年以上の年月を戦うことに費やし、そしてドラストールに呪いをかけた。彼はラリオスに引退し、ここで五十年間統治した。アーカットは今日におけるヒーロークエストの発明をした。 [G.I.18]
 彼は今では三つの星からなる星座に住んでいる。 [SB.44]
 彼は大部分のペローリア人に「欺く者」グバージとして知られている。

アル=レニシュArLenish
 「曙」の時代以前に、ハーランソと雄牛の民の大軍を「雄牛ここにて止まる」の戦いで負かした。

アロニウス・ジャランティール Aronius Jaranthir
「禿頭」ハラザルアの先祖。彼は2/29から2/34まで、また4/51から4/55までの期間、赤の皇帝を助けた。彼は前例のないことだが、マギ達と公式的な討論で勝利してカルマニアを「ルナーの道」へと転向させたのである。[G.II.33]

アヴィヴァス Avivath
 アンティリウスの化身。彼はフラダッバ皇帝(「悪の息子」)とダルダグス皇帝(「肉を貪る者」)を太陽槍の術で殺害した。[GRoY, FS]


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